- 貯金をしたいけど貯金ができない
- 貯金が無くて将来が不安
- そもそも貯金は必要なの?
貯金に対しては多くの悩みや疑問があります。この記事でそんな悩みに答えます。
私は24年の会社員生活で5,000万円を貯めることができました。勤め先は自動車部品の工場です。5,000万円に対して思うことは人それぞれでしょう。『大金だ』と感じる人もいれば、『大したことがない』と思う人もいるでしょう。
私は自称普通の会社員を名乗るエリートサラリーマンではありません。地方の工場作業員として働き5,000万を貯めました。だからこそ誰にでも再現性があるのです。
まず前提として
- 貯金は難しいのです
貯金ができないことは不思議ではありません。
貯金で必要なのは
- 貯金に対する意識
- 貯金の仕組み
の2つです。
前者は精神面。後者は技術面。どちらも重要な要素です。
どうしても貯金術などの技術面が注目されます。しかし、貯金の仕組みを生活に取り入れても、その仕組みをコントロールするのは人です。仕組みを導入しても壊してしまったら意味がありません。
- 貯金の目的
- 意識付け
- 節約
- 貯金ができる仕組みを作る
これらが必要です。
私はただの工場作業員でした。そのため、皆さんが知りたい『簡単に』、『時間を掛けずに』、『楽をして』と言った魔法や錬金術などは残念ながら知りません。ですが、この記事内容を再現すれば貯金の第一歩を踏み出すことは可能です。
貯金は難しい。貯金の平均額は?中央値はいくら?
日本ではまだまだお金の話はタブー視される風潮があります。特に貯金額などは気になっても気軽には聞けません。そこで【金融広報中央委員会】から発表されている貯金額を見てみましょう。
世帯別・世代別の金融保有額は?
以下は令和3年の世帯別・世代別の金融資産保有額になります。
世帯主の年齢 | 平均値 | 中央値 |
---|---|---|
20代 | 187万円 | 20万円 |
30代 | 702万円 | 155万円 |
40代 | 891万円 | 200万円 |
50代 | 1,305万円 | 350万円 |
60代 | 2,265万円 | 700万円 |
70代以以上 | 2,069万円 | 990万円 |
全国 | 1,395万円 | 300万円 |
20代の中央値は20万円です。30代でようやく貯まりだすといった感じでしょうか?
貯金額ではなく金融資産
貯金額ではなく、株式などを含めた金融資産額となります。ご了承ください。
金融資産保有額の年齢別の階層は?
次に金融資産保有額の階層を見てみましょう。
まずは500万未満です。
世帯主の 年齢 | 無し | 100万未満 | 100~199万 | 200~299万 | 300~399万 | 400~499万 |
---|---|---|---|---|---|---|
20代 | 38.5% | 23.5% | 11.7% | 5.1% | 5.0% | 2.4% |
30代 | 27.3% | 13.7% | 9.0% | 6.6% | 5.9% | 3.8% |
40代 | 27.6% | 10.4% | 7.4% | 5.8% | 4.2% | 3.6% |
50代 | 26.3% | 8.6% | 6.6% | 4.0% | 4.3% | 3.3% |
60代 | 21.8% | 7.0% | 4.6% | 3.1% | 3.2% | 2.4% |
70代以上 | 20.5% | 4.4% | 3.7% | 2.9% | 3.9% | 2.2% |
全国 | 25.8% | 10% | 6.6% | 4.4% | 4.3% | 2.9% |
続いて500万以上。
世帯主の 年齢 | 500~699万 | 700~999万 | 1000~ 1499万 | 1500~ 1999万 | 2000~ 2999万 | 3000万以上 |
---|---|---|---|---|---|---|
20代 | 4.0% | 2.9% | 1.4% | 0.4% | 0.6% | 0.4% |
30代 | 8.1% | 6.8% | 5.4% | 3.6% | 2.9% | 3.4% |
40代 | 8.1% | 6.3% | 7.9% | 4.7% | 5.3% | 5.1% |
50代 | 6.4% | 6.5% | 7.4% | 5.7% | 6.4% | 11.5% |
60代 | 5.8% | 5.4% | 7.8% | 5.5% | 9.3% | 21.4% |
70代以上 | 5.7% | 5.5% | 10.4% | 6.4% | 10.7% | 21.5% |
全国 | 6.5% | 5.7% | 7.3% | 4.8% | 6.6% | 12.1% |
※アンケートには無回答も含まれるため合計が100%にはなりません。
貯金は難しい
表を見て思うことは人それぞれだと思います。貯金なしの多さを見て安心する方もいれば、平均値や中央値を下回り不安に思う方もいるでしょう。
金融資産100万以下が20代では60%を超えます。30代、40代でも40%前後になります。このことから【貯金は難しい】と言えると思えます。普通の会社員が無意識にお金を使っていたら貯金はできません。
貯金ができない人は貯金に対して意識を変える必要があります。
貯金額は人と比べる必要はない
前項で世代別金融資産を確認しました。しかし、他人の金融資産は気にする必要ないと考えます。見ていただいたのは、あくまで貯金は難しいことを主張したかったからです。
いくら貯金が必要か?これは自分で考えましょう。
自分と同じ人は存在しません。
- 収入
- 支出
- 年齢
- 家族構成
- 健康状態
- 将来の夢
- etc.
同じモデルなど存在しない。
そのため必要な貯金額も人によって違います。いくら貯金が必要なのか?または不要なのか?これはアナタにしか分かりません。
私は目標貯金額などは全て自分で決めました。他人の貯金額などは参考にしていません。平均値。中央値なども、自分とは違う人間が貯めた額に過ぎないのです。
自分と同じ人間は存在しない。他人の貯金額など参考にならないのです。
平均や中央値が目標でもいい
自分が納得した上でなら、『とりあえず平均値を目指すか』と考えても良いと思います。判断内容はともかく、自分で判断することが重要です。
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まずは貯金の大切さを知ろう
現実的にお金はあった方が良い。貯金は大事です。
貯金はあった方が良いのか?そう問われれば大半の方が『無いより有った方が良い』と答えるでしょう。
その際に、『有った方が良い理由は何ですか』と聞かれたら何と答えますか?
私なら
- 安心感を得られる
- 人生の選択肢が増える
- 必要な物を調達できる
と答えます。
自分の中で貯金があった方が良い理由を明確にしましょう。貯金に対する意識も変わります。
貯金があれば安心感を得られる
『何かあった時のために貯金がしたい』こんな感じで貯金をしている人もいます。
そのような人たちに対して、『目的のない貯金は死に金』と指摘する人がいます。これに対して私は全面否定します。
【何かあった時の為の貯金】は安心感を買っているのです。お金を有効活用している。一円も無駄にしていない状態です。お金は物に使うだけが能ではありません。
【何かあった時の為の貯金】は堂々としましょう。
貯金があれば人生の選択肢が増える
貯金があれば人生の選択肢も増えます。
世の中にはお金が無くても行動できる人は存在します。それと同時にお金に不安が有って行動できない人も大勢います。
実際に世の中の悩みは金銭絡みであることが多いです。その時に貯金があれば解決できることは多々あります。世の中で一番大切な物はお金ではありません。ですがお金が重要であることは事実です。
貯金で人生の選択肢が増やしましょう。
貯金があれば必要な物を調達できる
上記の人生の選択肢が転職や結婚だとしたら、こちらは日々の暮らしに関すること。
貯金があれば、必要な物・欲しい物ができたら、すぐに調達できます。人生を攻略するのに必要な装備を整えられます。
お金に対しての現実論と理想論
途中でお金が無くても行動できる人はいると述べました。
- 困った際に助けてくれる人がいる。
- 資金が必要な際は融資をしてもらえる
- どんな場所でも生きていける知識と技術がある
この人たちは理想的な生き方をしていると思います。
だが、こんな人生が歩める人は一握り。大半の人は現実的にはお金が必要です。
自分が特別な人間だと思わなければ、現実論として貯金があった方が良いでしょう。
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資産を作るための明確な目標を持つ
貯金を行う目的を明確にしましょう。
目標金額にもよりますが、金額が大きければ大きいほど長い歳月を費やすことになります。いざ貯金を始めても月日が経つにつれて意志が弱くなり挫折となってしまいます。
挫折を防げるのは自分だけです。自分の中にある【貯金で資産を築く】という意志をどれだけ継続できるかが勝負です
明確な目標金額を決める
貯金をするには明確な目標金額を決めましょう。
目標というゴールが見えた方が良いです。ゴールが見えずに走り続けるのは辛いものです。ゴール後にまだ走れるようなら新しいゴールを設定すれば良いのです。
ゴールとなる目標金額を決めましょう。
貯金に対する明確な目的を持つ
目標金額も大事ですが、それと同時に貯金の目的も明確にしましょう。何のために目標金額を貯めるのか?目的は明確であればあるほど良い。明確な目的は強い意志力に繋がります。
私には
- 5000万貯めてセミリタイアをする
- セミリタイアで人生を変える
といった明確で大きな目的がありました。
目標金額に強い目的が存在したので、長年の貯金生活ができたと言っても過言ではありません。
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モチベーションを維持するために貯金について宣言しよう
貯金について目標金額と目的が決まったらTwitterなどのSNSで宣言しましょう。
自己啓発本などには目標は宣言するべし。と書かれている多い。
メリットとして
- 自分を追い込むことが出来る。
- モチベーションが保てる
- 周りが監視役となる
等が挙げられます。
SNSを利用する理由
SNSのメリットは
- 匿名性である
- 仲間を見つけやすい
などになります。
匿名性であることは大きいです。資格を取るなどの目標と違って、貯金はお金を貯め込む宣言です。リアルでお金を持っていると知られると金銭トラブルに繋がる可能性があります。考えたくありませんが友人に足を引っ張られる可能性もあります。
Twitterなどは『目標資産〇〇〇〇円』などのアカウントが多数存在します。同じ目的を持った仲間を探して簡単に繋がることができます。
懸念点は人と比較してしまうことでしょうか。周りのペースが早いと焦ってしまいます。それをモチベーションとするかは本人次第です。
アカウント自体は気軽に作れて、気軽に消せます。一度Twitterなどで宣言してみることをオススメします。
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貯金の仕組みと基本
冒頭でも述べましたが貯金の仕組みを知っておきましょう。
月々の貯金額は
- 収入ー支出=貯金額
となります。
資産を築くとなると、さらに投資(運用利回り)が加わって
- (収入ー支出) ✕ 運用利回り=資産
と言った感じです。
※もちろん投資にはリスクが付き物です。貯金だけで資産を築くのもありです。
収入が支出より多くないと貯金はできない
貯金をするには支出よりも収入が上回る必要があります。
【収入<支出】、【収入=支出】では永遠に貯金額は増えません。
- 収入>支出
でなければなりません。
『そんなの分かっているよ』と言われそうですね。しかし、理解しているのと実行できるのは違います。
理解はしているけど実行できていないから貯金が貯まらないのです。まずはその現実に目を向けましょう。
収入を上げて支出を減らそう
【収入>支出】で貯金ができることは分かりました。次は貯金額を増やす方法です。
- 収入を上げて支出は維持する
- 収入を維持して支出を減らす
- 収入を上げて支出を減らす
この3つのどれかを実行する必要があります。
もちろん理想は3番です。
節約をして支出を減らす
収入と支出。両方を改善できるのが最良です。しかし、収入は簡単に上げられるものではありません。自分の力だけではどうにもならい状況もあります。
それに対して支出は自分でコントロールできる部分があります。まずは支出に手を付けましょう。
支出を減らすには節約が必要です。そして節約以上に無駄遣いをなくす必要があります。
なぜ節約が必要なのか?
節約や無駄遣いを無くす必要性はあるのでしょうか?
『収入が多ければ節約の必要なんてないのに』と思われるかもしれません。しかし、収入に比例して支出が増えてしまったら、永遠に【収入>支出】の図式は成り立ちません。
実際に高収入でも貯蓄が無い方は多く存在します。
【収入>支出】を実現するためには節約は避けて通れません。
節約は貧乏くさくはない。一流企業ほど支出には細かい。
節約を実践する前に節約に対するイメージを変えましょう。
- 節約って貧乏くさいな
こう思っていませんか?
【節約=質素な暮らしをする】ではありません。それに節約という言葉は使いませんが、大企業でも無駄な支出は行いません。一流の企業であるほど経費の削減には力を入れます。
無駄な支出を減らす=利益に繋がることを知っているからです。
節約は永続的に効果を発揮してくれる一生物のスキル
固定費の節約などは一度行えば永続的に効果を発揮してくれます。
- 家賃
- 光熱費
- 通信費
- etc.
などがそうですね。
それに一度節約のコツを掴めば、そのスキルは一生物です。資産形成のために大きな力となってくれるでしょう。
収入を上げるには?
収入を上げる方法はいくつかあります。
- 労働時間を増やす
- 労働単価を上げる
- 労働人数を増やす
この3つが挙げられます。
残業・休日出勤・アルバイトなどの副業で労働時間を増やす
サラリーマンは時給制のような給与体系です。
残業や休日出勤。土日のアルバイトなどで労働時間を増やせば収入は上がります。
実際に私のサラリーマン時代の残業と休日出勤は資産形成に大いに貢献してくれました。副業は禁止されていたためにバイトはできませんでしたが、私の友人はダブルワークを行い収入を上げていました。
昇給や転職で労働単価を上げる
働く時間を増やすのではなく、時給を上げて収入を増やします。
サラリーマンなら昇給がこれに当たります。私は役職に就いて時給を上げました。
昇給が無い会社なら転職を勧めます。仮に昇給が一切なくても現在の給料で【収入>支出】が実現できているなら問題ありません。
- 実現できていない
- 将来的にも実現の見込みがない
- できているが差が少ない
このような状態なら転職を視野に入れねばなりません。
労働人数を増やして収入を上げる
パートナーが存在することが前提となってしまいますが、労働人数を増やせば収入は上がります。
生活コストは人数には比例しません。1人暮らしで生活費15万だとしましょう。2人暮らしになっても生活費は2倍の30万になるわけではありません。ライフスタイルにもよりますが20万程度で済むのではないでしょうか?
手取りが20万だったとして、2人暮らし。労働人数1人だと
- 20万(収入)×1人―20万(生活費)=0万(貯金額)
貯蓄はゼロです。
労働人数が2人なら
- 20万(収入)×2人―20万(生活費)=20万(貯金額)
20万の貯金ができます。
現実はこんな単純ではありませんが、労働人数が増えれば貯金額も増えるのは事実です。
資産形成のために知っておきたい消費・投資・浪費
ここまで貯金の仕組みについて考えてきました。収入を上げるのは難しいですが、支出を下げる節約はすぐに実践してください。
その時に闇雲に節約をしないこと。支出の内訳を見て節約を行いましょう。
支出は
- 消費
- 投資
- 浪費
3つに分けられます。
節約するのは『消費』と『浪費』です。消費は固定費の見直しを。浪費は無駄遣いの見直しを。それぞれを行って節約していきましょう。
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無駄遣いを減らす
浪費の中に【無駄遣い】と思われるものが存在したらバッサリと切り捨てましょう。
過去にお金を使って後悔している『お金の使い道』をリストアップしてください。
私の例だと
- 見栄
- ギャンブル
- 交通事故・違反
- 夜の街
- 儲け話
になります。
セミリタイアを目指してからは、これらには一切お金は使っていません。
見栄による無駄遣いは辞めよう
私の例の中で、皆さんにも共通しているのは【見栄】ではないでしょうか?
見栄による使い道は様々です
- 車
- 洋服
- 趣味の道具
- etc.
などが挙げられます。
必要でない物にお金は使わない。特に車には注意。
私は車と洋服にはお金をつぎ込みました。
車は大して興味がありません。しかし、スポーツカーやSUVを新車で購入していました。興味がないのにお金をつぎ込んだ理由は見栄です。今だから言えますが
- 舐められたくない
- 馬鹿にされたくない
などのくだらない理由で見栄を張っていました。
車が趣味なら良いでしょう。しかし、周りの目を気にして購入するには高額品です。次回の購入時には見栄を無くした視点で車選びをしましょう。
着きれない洋服などにお金をつぎ込まない
私が車並みにお金をつぎ込んだのが洋服になります。
これも周りの目を気にして購入です。自身のない私は着飾ることで見栄を張っていました。
容姿や身だしなみに気を配るのは良いことだと思います。今でも清潔感はもちろんとして、ダサくない服装を意識しています。ファッションに気を配ることは肯定するし、お洒落な人を見ると、素直に素敵な人だなと感じます。
しかし、クローゼットに入りきらない。着きれない程の洋服を購入するとなると話は別。
- 使い切れない物は無駄遣いです。
これは洋服以外にも言えること。
私は洋服でしたが、皆さんにも使っていない物があるのでは?それは無駄遣いです。
コレクションが趣味なら別
着きれない服を例に挙げましたが、コレクションが趣味なら良いと思います。要は目的に沿った使い方ができているかですね。
過去の無駄遣いの可視化しよう
過去にお金をつぎ込んだ物を書き出してください。
上から順に並べて、自分の人生に必要が無い物をリストアップしましょう。書き出すという作業は非常に重要です。不要な経費などを可視化することは大企業も行っています。
可視化することで見えていなかったものが見えてきます。客観的に眺めることによって意識でき、行動にも繋がります。一度、自分自身の過去を見直して未来の資産形成に役立てましょう。
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資産形成の敵!!【これを辞めればお金が貯まる】貯金を妨げる無駄遣い要素5選
私は24年間のサラリーマン生活の後にセミリタイアを達成しました。 ですが入社初日からセミリタイアを目指していたわけではありません。セミリタイアを目指したのは20代後半から。それまでは日々散財していまし ...
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ミニマリストに学ぶ見栄や物欲を無くすマインド
支出を減らすために見栄や物欲を無くしましょう。と言っても簡単にできるものではありません。
しかし、節約のためには支出を減らす必要があります。そして究極の節約は支出をゼロにすることです。さすがに支出ゼロは無理ですが、近づける努力は必要です。そこでミニマリストの力を借りたい。
ミニマリストと聞いて身構えてしまう方も少なくはないかもしれませんね。実は私もです。
ミニマリストのイメージは
- 物が少ない自慢がうざい
- 捨てることを強要する
- 物が少ないことが正しい勘違いしている
- etc.
などの意見があります。
そのためミニマリストに苦手イメージを持っている方が多い。
しかし、ミニマリストは『最小限主義者』無駄を削ぎ落して少ない物で自分らしく暮らす。これが本来の意味です
見栄を捨てたい方は、一度ミニマリストの世界に触れてほしい。ミニマリストになる必要はありません。目的ではなく手段です。その手段にミニマリズムを取り入れてみては如何でしょうか?
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【セミリタイアを目指すなら参考にしたい】ミニマリストから学ぶ節約術!
セミリタイアには資金が必要です。資産形成を行う一つの手段として節約があります。 節約とは支出を減らすこと。 そして究極の節約は支出をゼロにすることです。さすがに支出ゼロは無理ですが、近づける努力は必要 ...
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お金は使い方が大事・使い道を間違えないように
オススメのお金の使い道
貯金を行うのは長い道のりになります。その間に全くお金を使わないのもストレスが溜まります。
下手するとストレスが爆発して散財してしまう可能性もあります。適度にお金を使ってガス抜きをしましょう。その際に見栄に使っては無駄遣いとなります。限られたお金は有効に使いたいものです。
私が人生経験から『お金を使うならコレ』といった『お金の使い道』を提案させて頂きます。
- 健康維持
- コンプレックスの解消
- 毎日使う物
- 長く使う物
- 経験
- 自己投資
これらに使えば有効な使い方と言えるでしょう。
健康にお金を惜しまない
健康維持にお金を使いましょう。人生で一番使う物。それは自分自身の身体です。
健康な身体だから、貯金をするという目標に向かって頑張れるのです。健康な体というのは何よりも重要なのです。仮に目標金額が貯まったしましょう。その時に身体がボロボロでは意味がありません。
健康体であればお金も有効活用できます。
お金で解決できるコンプレックスは解消する
自身の身体の重要性は理解頂けたと思います。
今度は、その体に対するコンプレックスを取り除きましょう。
- 脱毛
- 歯列矯正
- ニキビ跡除去
- AGA治療
- etc.
などです。
人間何かしらのコンプレックスを抱えています。これらをお金の力で解決できるなら解決してしまいましょう。
繰り返しますが、人は自分自身の身体とは一生付き合っていきます。自分の身体が好きになれれば人生をより楽しめます。
整形などを始めとして、コンプレックスをお金の力で解決するのは賛否両論あると思います。
しかし、否定をする方がアナタの人生を手助けしてくれるわけではありません。何もしてくれない。人生に全く影響しない方々の意見など聞く必要などないでしょう。
毎日使う物・長く使う物にお金を使う
『お金を使うなら毎日使う物に使おう』これは聞いたことがある方が多いと思います。
聞いたことがあるけど実践できていない方も多いのでは?過去の私がそうでした。見栄にお金はつぎ込むけど、人から見えない部分には使わないと言った感じでした。
今では改善されて
- 長く触れるもの
スマホ パソコン キーボード マウス 等 - 時短できるもの
シェーバー 洗濯機 お掃除ロボット 等 - 楽になるもの
デスク 椅子 寝具 等
これらにお金を使えるようになりました。
生活必需品の質を上げると生活習慣が改善されます。日々の生活に満足すると、ストレスがなくなり散財も減ります。
経験にお金を使う
経験にお金を使いましょう。
経験するなら早ければ早いほど良い。
- 一度経験すれば、その後は経験を積んだ自分で生きていける
これは大きいです。
何を経験したいかは人によって違うでしょう。しかし、共通して言えることは、経験を積んだ自分と、未経験の自分。明らかに経験を積んだ自分の方が強いということ。
早く経験をすれば、経験を積んだ自分でいられる時間が全く違う。一生のうちに経験したいことがあるのなら早く行った方が良い。
自己投資にお金を使う
最後に自己投資です。語学を学んだり、技術を身に付けるのも良いでしょう。
『自己投資が最優先じゃないの?』と思われるかもしれませんね。しかし、何かを身に付けることは必ず結果が出るとは限りません。
対して、脱毛などは結果が約束されています。時短家電なども努力なしで効力を発揮してくれます。お金を使うなら結果が保障されているものを優先としたい。
もちろん向上心が有って自己投資を行うことは素晴らしいです。それは付け加えさせていただきます。
お金を使う基準を決めよう
お金の使い道に対していくつかを提案させて頂きました。しかし、あくまで私にとっての【お金を使う基準】に過ぎません。
自分の中で
- お金を使う基準
- 何にお金を使うか
これらをハッキリさせておきましょう。
その基準に沿ってお金を使えば、お金を使って後悔することは無くなるでしょう。
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有意義なお金の使い方とは「お金の使い道6選!」お金の使い道が無い人にオススメします
セミリタイアを目指す皆さん。資産形成を頑張ってますか。 頑張っているがストレスから散財を繰り返してしまい、貯蓄できないってことはありませんか。貯蓄ができないのは日々の生活に不満が多いからです。日々の生 ...
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お金の支払い方を決める
お金の支払い方法も決めておきましょう。お金の貯め方と同時に、お金の支払い方も決めておいた方がいです。支払い方法が決まっていれば管理がしやすいです。
普段は現金一択の人が急にクレジットカードを使ったりするとコントロールできなくなる可能性もあります。支払い方法にもルール付けをして気を配りましょう。
支払い方法としては
- クレカ+電子マネー+現金
- デビットカード+電子マネー+現金
- 現金一択
これらに分けられます。
※クレジットカードとデビットカードを使わず、電子マネー+現金も当然ありです。
支払いはクレジットカ-ド+電子マネー+現金
メインはクレカor電子マネーを使用。使えない場合のみ現金を使います。
メリットは
- ポイントが付く
- アプリで使用履歴が管理できる
デメリットは
- 自制心が弱い方は無駄に使ってしまう可能性がある
が挙げられます。
支払いはデビットカ-ド+電子マネー+現金
メインはデビットカードor電子マネーを使用。使えない場合のみ現金を使います。
上記のクレジットカードをデビットカードに替えます。デビットカードの利点は残高以上には使えないことです。支払い用の口座を用意して、その口座から引き落とすデビットカードを使用しましょう。
注意してほしいのは電子マネーです。自制がきかない方は、チャージ式のスイカやQRコード決済を使いましょう。
支払いは現金一択
現金一択。これも悪くはありません。
現金払いのメリットは
- 管理がしやすい
これに尽きます。
手持ちの現金だけを管理すれば良いのです。決めた分だけ月に一度引き出して使うシンプルな管理方法です。
何で支払うかは問題ではない
何で払うかは問題ではありません。支払い方法を決める理由はお金の管理をするためです。
自分が管理しやすい方法。一番自制ができる方法を選びましょう。
お勧めのクレジットカード
楽天カード・PayPayカード
還元率1%のクレジットカード。ポイントも使いやすい。特に楽天カードは楽天証券の投信積立に必須です。
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【PayPayカードVS楽天カード】両クレジットカードの性能比較とメリット!
先日、【PayPayカード】が届いた。私の生活を支えてくれた【Yahooカード】はお役御免となった。新たにセミリタイア生活のお供になる【PayPayカード】の解説と共にライバルの【楽天カード】について ...
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三井住友Lカード
使う場所によっては楽天カードやPayPayカードの還元率を上回ります。併用しましょう。SBI証券の投信積立にも有利です。
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三井住友NL(ナンバーレスカード)年会費無料のお勧めクレジットカード
以前の記事で【楽天カードとPayPayカード】について書きました。今回の記事では、この両カードと並び愛用しているクレジットカードを紹介します。 そのクレジットカードは三井住友NLカードになります。私は ...
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家計簿を付けて支出の管理を行う
家計簿をつけて支出を管理する。
支払い方法が決まったら次は家計簿です。家計簿をつけて支出の管理を行いましょう。
家計簿をつけることでお金の行き先が分かります。
- 節約ができているか
- 節約できる出費はないか
- 何にお金を多く使っているか
- 無駄遣いをしていないか
お金の行き先が分かれば生活改善に繋がります。
支出の可視化は企業も行っている
支出の可視化は企業も行っています。
支出を記録として残すことで、何にお金を使っているのか?を俯瞰して見ることができます。
家計簿をつける目的
気を付けてほしいのは家計簿をつけることが自体が目的ではありません。
学生時代のノートと同じです。色々なペンを使い分けて綺麗にノートをとって満足。それでは意味が無いと聞いたことはあるはずです。
家計簿も同じです。記録を取ること自体が目的ではありません。その記録を活かすことが目的となります。記録を取って完了ではなく、記録を見返してアクションを取ることが大切です。
家計簿はPDCAサイクルのCheckである
Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)
管理業務を行っている方は詳しいと思いますが、知らない方の為に簡単に説明します。
業務計画を立てて実行する。計画通りに実行できたか評価する。評価の中で改善点を見つけて改善する。そして新しい業務計画を立てて実行する。これを循環させることで業務改善を行います。
貯金計画も同じです。長い年月を掛けるとなるとライフスタイルも変わります。計画などにも変化が必要です。その際に自分の行動に評価がないと正しい行動を取ることができません。
このことからも家計簿で記録を付ける重要性が分かると思います。
月々の貯金額はどうする?
月々の貯金額を決める
貯金開始の第一歩として、月々の貯金額を決めてしまいましょう。
貯金額を決めるメリットとして
- 計画が立てやすい
- ゴールまでの距離が可視化できる
デメリットは
- 計画通りにいかない可能性がある
デメリットは有りますが計画が立てやすく半年後、1年後の貯金額も計算できます。
貯金額を差し引いたお金で生活することになるので、強制的にライフスタイルの見直しを迫られます。節約術も身に付きます。まずは月々の貯金額を決めて実行してみましょう。
支出以外を貯金する
月の貯金額が決められないという方は、支出以外は全て貯金といった方法を取りましょう。
月々の支出はある程度コントロールできます。固定費+投資代+浪費代を手元に置いて、それ以外は貯金するといった方法です。
メリットは
- 支出を先に決めるので無理が無い
デメリットは
- 貯金に回る額が少なくなる可能性がある
- 貯金の推移が予想できない
などが挙げられます。
初めは小額からで良い。貯金癖をつけよう
貯金が苦手な方は小額からで良いと思います。
貯金ができない人は、まずは貯金癖を付けましょう。少額でも毎月積み上げていく癖を付けることが大事です。貯金癖ができれば自然と大金を貯金できるようになります。もちろん初めから数万の貯金ができれば最良です。
計画通りに貯金できないことを前提に
貯金計画を立てても貯金ができない月が発生します。
予期せぬ出費は必ず発生します。その時は気持ちを入れ替えて次月から仕切り直しましょう。あとに引きずらないことが大切です。計画通りに貯金できなくてよいのは外的要因があった場合です。誘惑に負けるなどして自身に問題があった場合は大いに反省してください。
私にも経験はあります。ギャンブルや洋服にお金を使いたくなり、何度も誘惑に負けました。その度に反省を繰り返し成長して今があります。誘惑に弱い人は自分を甘やかさない。言い訳をしない。自分の弱さを認めて反省することが第一歩かもしれませんね。
複数の銀行口座を利用して貯金する
銀行口座は複数用意しましょう。
銀行口座の主な役割は
- 給料の受け取り
- 支払い・引き落とし
- 貯金
に分けられます。
これらを一つの口座で管理するのは困難です。貯金ができない方は複数口座を持つことを勧めます。
複数の口座を使い分ける
貯金が苦手な方は貯金用の口座を作りましょう。
- 貯金用の口座に毎月入金する
- 貯金口座のキャッシュカードは持ち歩かない
これだけでも改善される可能性は有ります。
お金を使えない状態にする
口座を分けてもどうしても使ってしまう。そんな方はお金を物理的に遠ざけてしまいましょう。お金を使うまでの手間が掛かれば使いづらくなります。
方法として
- 定期積立預金
- 財形貯蓄
があります。
この2つは一度設定すれば自動的に資産形成が行えます。引き出すにはハードルがあるので強制的にお金を使いにくい状態にできます。
定期積立預金を利用する
定期預金の積立を利用しましょう。どこの銀行でも扱っています。
一度設定すれば自動的に貯金されていきます。引き出すには途中解約が必要です。お金を使うまでの手間があるので簡単には使えません。意志が弱い方も資産形成ができます。
さらに銀行は証券会社と違って馴染みがあります。申し込みやすいといった利点もあります。
財形貯蓄を利用する
もう一つの方法が財形貯蓄となります。勤め先の会社が導入していることが前提となりますが、資産形成として有効な手段です。
財形貯蓄は給料(賃金)から天引きされます。自動的に積み立てが行われ、手間なく貯金ができるのが魅力です。
財形貯蓄制度には3種類あります。
- 一般財形貯蓄
- 財形年金貯蓄
- 財形住宅屠畜
になります。
貯金として利用するなら1番の一般財形貯蓄を利用しましょう。残念ながら一般財形貯蓄には税制の優遇はありません。ただし、目的も自由で制限がなく始めやすい。
財形貯蓄について詳しく知りたい方はこちらから⇒厚労省ホームページ財形貯蓄制度
定期預金積立と財形貯蓄制度の有効性
【定期預金積立】と【財形貯蓄】の2つですが、実は私は利用したことはありません。それなのに紹介させてもらった理由は、この2つを利用して貯金を作った人を知っているからです。
友人が【定期預金積立】を、会社の後輩が【財形貯蓄】を利用してまとまったお金を作りました。
2人とも浪費癖がありました。ただ、将来に不安を感じて何となく貯金がしたくなったそうです。しかし、自分の意志では貯めることができない。
そこで、【定期預金積立】と【財形貯蓄】をそれぞれ利用したところ資産形成を行うことができました。途中で使いたくなることはあったそうです。しかし、面倒なので使えなかったそうです。
自分の意志では貯められない方は導入を検討してください。
証券口座を利用して資産形成を行う
銀行口座ではなく証券口座を利用して資産形成を行う手段もあります。
証券口座の利用方法として
- 待機資金のまま積んでおく
- iDeCoに加入する
- 毎月の積立を行う
などが挙げれます。
オススメは3番。毎月の積立を行うです。
待機資金をそのまま積んでおく
証券口座にお金を移す=投資を行うではありません。銀行口座のように証券口座も資金を待機させておくことはできます。
メリットは
- マイナスの恐れが無い
- 引き出しにくい
などが挙げられます。
投資を行うと損失を被る可能性があります。資産形成序盤でマイナスになるとショックも大きいです。資産形成の最序盤では無理に投資はせずに、待機資金のままでも良いと思います。
もう一つのメリットとして引き出しにくいが挙げられます。お金が貯まらない理由はお金を使ってしまうからです。証券口座のお金は直接は引き出せません。
銀行口座に資金を出金させる手間が掛かります。ワンクッション入れるだけでお金を使いにくくなります。デメリットは証券口座に入金する手間が掛かることでしょうか。
iDeCo(個人型確定拠出年金)に加入する
iDeCoに加入して毎月積み立てていきます。
メリットは
- 自動で積み上がっていく
- 所得控除で節税効果がある
- 利益が出る可能性がある
が挙げられます。
iDeCoは一度設定すれば自動的に積み上がっていきます。お金を移動させる手間が省けます。さらに節税効果もあります。掛金の総額が所得から差し引けます。控除された分は節税の恩威を受けられます。
iDeCoで購入する商品にもよりますが、投資信託などを購入すれば利益が出る可能性はあります。
デメリットは
- 基本的に60歳まで引き出せない
- 損失の可能性が
というiDeCoならではのデメリットが存在します。
※条件を満たせば引き出すことはできます。その条件を満たせる方は多くはありません。基本的には60歳までは引き出せないと考えましょう。貯金に観点を置くとオススメはできません。しかし、老後に向けた資産形成なら大変有効です。
選ぶ商品にもよりますがiDeCoは損失が出る可能性もあります。損失を被りたくない方は元本保証の商品を選びましょう。
毎月の投信積立を設定する(投資信託の購入)
毎月、投資信託の積立を行います。
最近ではFIREブームなどの後押しもあり、投資も一般的になってきました。金融リテラシーも上がり良いことだと感じます。
しかし、投資と言っても銘柄分析は難しい。忙しい会社員は投資に費やせる時間も限られています。さらにアメリカ株などになると困難を極めます。そこで投信積立を利用します。毎月、投資信託を一定額積み上げていきます。
メリットは
- 自動で積み上がっていく
- 利益が出る可能性がある
- NISA口座なら非課税
が挙げられます。
iDeCoと同じで一度設定すれば自動的に積み上がっていきます。さらにiDeCoと違い出金することも可能です(投資信託の売却が必要です)
投資信託の購入は投資です。経済は成長していきます。一時的な損失は発生しても、長い目で見れば利益が出る可能性は高いです。
積立手段の一つに【積立ISA】を使う方法があります。年間で40万円の枠が設定されていますが、NISAの利益は非課税となります。
デメリットは
- 損失が出る可能性がある
iDeCoと同じです。
投資に損失のリスクは付き物です。お金が必要なときに損失が出ている可能性を考慮しなくてはなりません。
対策としては、貯蓄に回す資産を全て投資しないことです。投信積立と銀行預金を併用することで、損失中に投資信託を売却する可能性を下げることができます。
※積立投信については別記事の【楽天証券】投信積立設定。【SBI証券】投信積立設定で解説しています。
【楽天証券】投信積立設定
投信積立は楽天証券をオススメします。
国内2大証券会社の一つです。ホームページが見やすい。アプリなどの投資ツールも充実しています。その他楽天サービスと連携が取れるところも良い。
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【SBI証券】投信積立設設定
もう一つがSBI証券になります。
楽天証券と並ぶ証券会社です。こちらも投資ツールが充実しており、特に積立専用のアプリも存在します。非常にお勧めです。
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投資にはリスクがある。元本は保証されていない。
前項でも触れましたが、最近は投資が盛んになってきました。SNSなどでの情報拡散も後押しとなっているようです。Twitterなどでは投資アカウントが溢れています。
買い煽りと願望について
株取引などが行われている場を相場と呼びます。相場は出入りが盛んです。投資の損失に耐えられない人が退場して、投資に夢を見る人が新たに参入します。これが日々行われている。
初めは誰もが素人です。相場に入ったタイミングが非常に重要となります。○○ショックの前に参入した多くの方が退場します。株価が底をつけたタイミングで参入できれば、その後の上昇相場の恩威を受けられます。
最近だとコ〇ナショックがそうです。タイミング悪く参入した方は暴落で退場。底ついたタイミングで参入した人が爆益を掴みました。
その後は爆益ツイートがTwitterを駆け巡り、新たに相場に参加した方が大勢います。しかし、加熱した株価は下落。低迷して含み損となっている方が大勢います。
今が買い時などと言っていますが、未来のことは誰にも分かりません。所詮は彼らの願望に過ぎないのです。
買い時が分かれば損失は出さない
買い時が分かるのなら、株価下落前になぜ買ったのでしょうか?なぜ買い時に備えて株を売らなかったのでしょうか?不思議ですね。
ドルコスト平均法で退場のリスクを減らす
ドルコスト平均法とは
- 一定の期間毎に一定額を投資していく手法
になります。その効果としては
- 株価は上下するもの
- 一定間隔で投資を続ければ
- 上の価格でも下の価格でも購入できる
- 購入価格は平均的な価格となる
- 長い目で見れば株価は上昇するので利益となる
簡単な説明になりますが、こういった効果があります。
長い目で見て株価が上昇していくことを前提として考えれば、非常に理にかなった投資手法と言えます。
問題はいつ上がるか分からないこと
一時的に損失が膨らんだり、効果が出るまで10年以上かかる場合もあります。
4%ルールは過去の結果
インデックス投資の話になると4%ルールが持ち出されます。これを頼りに投資を行っている方もいます。
※4%ルールの詳細は別記事を参照願います。
気を付けてほしいのは4%ルールは過去の結果で未来を約束したものではありません。今後も年平均で4%上がっていくワケではない。それにアメリカも長い停滞期はありました。それを含めての4%です。
逆に4%を遥かに超えるパーセンテージで上がっていく可能性もあります。未来は誰にも分からないのです。そのことを踏まえて投資を行いましょう。
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【4%ルールとFIRE】セミリタイア民が考える失敗と実践する価値
4%ルール。FIRE戦略の一つで最もメジャーではないでしょうか?私は4%ルールを否定はしませんが、推奨もしません。4%ルールは参考程度で中立的な視点で見ることを勧めます。 この記事ではそんな4%ルール ...
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資産形成の第一歩は貯金から
資産形成の第一歩は貯金です。貯金は何歳からでも可能です。現役で働いている方々は、『今からでは遅い』などと思わないでください。
最初は上手くいかないことも多いでしょう。なぜなら、
- 貯金は難しい
だから始めのうちは上手くいかなくても仕方がないです。焦らずマイペースで貯金していきましょう。
まずは貯金に対する意識を変える。
- 貯金額は人と比べる必要はない
- 自分の中で貯金の大切さを認識する
- 資産を作る明確な目標を持つ
- 貯金宣言をしてモチベーションを上げる
次に貯金ができる仕組みをライフスタイルに取り入れましょう。
- 節約と無駄遣いを無くして支出を減らす。
- 家計簿をつけてお金の管理を行う
- 月々の貯金計画を立てる
- 貯金用の銀行口座を用意する
- お金を使えない状態にする
投資にチャレンジするのも良い。将来に向けての資産形成です。
- 証券口座を利用して資産形成を行う
- 投資にはリスクがあることを知っておこう
一番大切なのは行動です。
どんなに知識を持っていても、行動によるアウトプットがなければ結果には結び付きません。何からでも。どんな形からでも良いです。まずは一歩を踏み出してみましょう。
宗蔵ライフトップページへ⇒宗蔵ライフー週刊セミリタイア
著者について
高卒で工員として働き続けてセミリタイア達成⇒独自の視点でセミリタイア論について語っています。エリートでなくてもセミリタイアは可能と発信していきます。