セミリタイアに向けて準備してきた。又は準備中だがセミリタイアを実行するのが怖い。そう思って悩み続けて実行に移せない。準備を進めているが不安を抱えている。
そんな方は多いのでないでしょうか。
正直言って怖いですよね。私もそうでした。ですが入念な準備を行ってきた甲斐あって不安は杞憂に終わりました。
なぜなら自分で不安を作り出し、勝手に思い悩んでいたからです。すべて自分で解決できます。
今回は私がセミリタイアを実行する前に不安だったこと。実行後はそれらが杞憂に過ぎなかったことを書いていきます。
これを読んで頂き、不安を抱えている方の背中を押せれば幸いです。
著者の経歴
高卒で工員として働き続けてセミリタイア達成⇒独自の視点でセミリタイア論について語っています。エリートでなくてもセミリタイアは可能と発信していきます。
セミリタイアが怖い理由
なぜセミリタイアが怖いのか。思いつく理由をまとめてみた。
- 収入が減るのが怖い
- 生活の保障がない
- 周りの目。肩書を失うのが怖い
- 前例が無い
- 時間を持て余すのでは
こんなところでしょうか。私の経験を元に対策案を提示していきます。
対策と言っても大体は精神論です。なぜなら物理的な要素は長い年月を掛けて入念に準備されているからです。あとは精神的な問題です。では順に解説していきます。
ポイント
後述することは本当に精神論です。ですが、『心・技・体』と言われますよね。セミリタイアの為に準備した資金、節約術は身に付いています。そして体も健康でしょう。残りは心です。
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収入が減るのが怖い
セミリタイアを実行すれば高確率で収入は減ると思われます。生きていくからにはお金が必要です。
収入減=生活が危機にさらされる。
こういった図式が出来上がります。
生活が成り立たない恐れがあれば、それは不安ですよね。でも大丈夫です。
長い年月を低コストで過ごしてきている
基本的に収入が減れば資産の積み上げは難しくなります。これは事実です。ですが、資産の積み上げができない=生活が成り立たない。ではありません。
セミリタイアを目指している過程では生活費は収入の5割、4割。少ない人は3割以下という方も多いのではないでしょうか。(私は4割程度でした)
ポイント
低コストでも生活が成り立つことを、長い年月を掛けて証明しています。これまで、もしくは現在の自分が低収入でも生活できる証となります。
生活の保障がない
先ほどの収入減に近いですが、こちらはより深い悩みとなります。
退職時やセミリタイアを宣言すると仕事が無いよと不安を煽られます。そう収入減ではなく、仕事がなく収入自体が途絶えることです。言わば収入ゼロです
これは不安を通り越して恐怖ですね。いやぁ怖いです。
仕事はあります
結論ですが仕事はあります。山奥の集落にでも済まない限りは仕事はあります。私の住んでいる市は、都市ランキングでは下から数えた方が早いような場所です。ですが仕事はいくらでもあります。
そもそも不安を煽ってくる方々は会社にしがみついている人達です。転職やバイト市場なんて何も知りません。
収入が下がるは正論ですが、収入減を受け入れれば仕事はあります。
ポイント
実際に転職サイトやバイトアプリに登録すると分かります。登録して経歴を入力して探すことになりますが、捌ききれない程のメールが殺到します。勝手に経営側がアプローチしてきます。その中から条件に合ったものを選ぶだけです。
雇ってもらえるのか?
雇って貰えるのかと不安もあるでしょう。日本は新卒を好みますからね。
これも問題ありません。転職している中年や高齢の方はいくらでもいます。前例がいくらでもあります。
私は高校卒業後は工場で働いた経験しかありませんでした。それも一つの工場だけです。ですが、全く問題ありません
不安を解消するために、転職やバイト市場をチェックしておいた方が良いかもしれませんね。
セミリタイア前の職場に戻ることは叶いませんが、職には就けます。⇐そもそもセミリタイアを決意させるような会社に戻りたくないですよね。
周りの目。肩書を失うのが怖い
セミリタイアは人にもよりますが、10年~20年ほど掛けて達成します。多くの方は、それまでは肩書は会社員です。
セミリタイア実行後は
- 無職
- フリーター
- 派遣社員
- フリーランス
- etc.
などを名乗ります。
(フリーランスは何となくかっこいいですけど ・・)
過去に無職期間を経験した方なら多少抵抗が薄れるかもしれませんが、会社員時代が長いほど抵抗が大きいと思います。
実際に私がそうでした。私は24年間の会社員生活を送っていました。
24年間。肩書は会社員でした。肩書を失う事には不安がありましたね
その肩書が嫌だったのでは
肩書を失うことを恐れていましたが、ある時にふと気が付きました。
今の会社が嫌だから辞めるのではと。そんな肩書は要らないと。
私と同じく会社が嫌でセミリタイアを目指している方は、そんな肩書は要らないのでは?
憧れか世間体か
会社が嫌いではないがセミリタイアを目指していた人。こういった人もいると思います。こういった方はなおさら会社員の肩書は要りません。
憧れていた自分になれる訳ですから、世間の目と憧れを天秤にかけた際に、どちらが重いかは言うまでもありません。
そもそも肩書を名乗ることが少ない
元々、会社員時代から肩書が必要な場面は限られています。
さらにセミリタイア生活に突入すれば生活は変わります。
肩書を名乗ることはより少なくなります。
憧れのセミリタイアを肩書ごときに邪魔されてはいけません。
ポイント
※肩書を名乗ることは少ない。そう感じていたが、ライフスタイルによっては名乗ることがある。しかし、肩書と自由を天秤にかけたときに自由の方が重いという主張は貫きたい。
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身近に前例がない。
自分では気づかずに、この不安を抱えている人は多いと思います。
セミリタイア生活を実行している人は大勢いるだろ。そう返されるかもしれません。たしかにネット上にはブログ・Twitter等でセミリタイア生活を配信している方は大勢います。私もそうです。探せば前例はいくらでもいます
ですが、リアルにセミリタイアを実行している人。または目指している人を見たことがありますか?
私はありません。『いつか会社を辞める』こんな愚痴はよく耳にしましたが(笑)
そうなんです。身近に前例が無いんですよね。私たちはこれまでに高校、大学、就職、労働を行ってきました。どんなときも先を行く人が身近にいて、身近に前例が有るのが当たり前でした。プライベートの趣味もそうです。大体は身近にその趣味に打ち込んでいる人がいます。
セミリタイアは身近に先駆者がいない道を進むことになります。身近にセミリタイア実行者がいる方は相当ラッキーですね。
強い意志を持って進み。そのときが来たら実行する。これしかないです。私に言われるまでもなく、皆さん準備をしてますよね。入念な準備を。
ポイント
これまでの自分と、これからの自分を信じるしかありません。そもそもセミリタイアする人は普通ではないと思います。身近に前例は無くて当たり前です。
時間を持て余すのでは?
時間を持て余す。体が鈍る。頭も鈍る。色々と言われますね。
さすがにこれは無いです(笑)
トレーニングの時間は好きなだけ取れるし、好きなことに思考を好きなだけ使えます。
体が鈍ったりするはずがありません。やることが無くなったら労働をすればよいのです
ポイント
時間ができたら好きなだけ働きましょう。嫌いな仕事ではなく。好きな仕事を。
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まとめ
これらが実際にセミリタイアを達成した自分の答えになります。
- 低コストで生活はできている。収入減でも問題なし。
- 退職後に職に就けないことはない。以前の職場に戻れないだけ。
- 肩書とセミリタイアどちらを選ぶか。セミリタイア一択でしょう。
- 前例が無いのは当たり前。普通ではないことをやろうとしている。
- 飽きたら働けばよいのです。好きな仕事をやる。
ここまでセミリタイアを推してきましたが、失敗して後悔する可能性もあります。
ですがセミリタイアに憧れたまま定年を迎えたらそれは100%後悔します。
絶対的な正解はないので、セミリタイアを目指し積み上げてきたものを信じるしかないのです。
宗蔵ライフトップページへ⇒宗蔵ライフー週刊セミリタイア
著者の経歴
高卒で工員として働き続けてセミリタイア達成⇒独自の視点でセミリタイア論について語っています。エリートでなくてもセミリタイアは可能と発信していきます。
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