私はセミリタイアこそが正義。セミリタイア万歳。といったタイプではない。セミリタイア民の中では珍しいだろう。
だが、そんな私から見ても【セミリタイアした方がよい人】が確実に存在する。
それは
- セミリタイアしたい人
- 気が弱い人
- さらに真面目と言われる人
これらに該当する人だ。
前者に対しては、『やりたいなら、やった方がよい』と言いたい。単純な話だ。やらない後悔より、やって後悔した方がよい。
問題は後者だ。【気が弱く、真面目と言われる人】これに該当する人はセミリタイアを目指せとアドバイスを送りたい。この記事でセミリタイアを迷っている人の背中を押せれば幸いだ。
著者の経歴
高卒で工員として働き続けてセミリタイア達成⇒独自の視点でセミリタイア論について語っています。エリートでなくてもセミリタイアは可能と発信していきます。
セミリタイアしたい人はするべき
単純にセミリタイアしたい人はした方がよい。といっても踏み込めない人は多いのではないだろうか?
- 怖い・不安
- 失敗したらどうしよう
- 周りの目が
などの理由があるはず。
実際に私がそうでした。セミリタイアする資金が貯まっても、実はすぐに決断できませんでした。資産を作っている最中は『さっさと辞めてやる』そう思っていましたが、いざ目の前にセミリタイアが迫ると、上記のような迷いが出てきました。
ですが、ある日簡単に決断できました。それは『自分はいつの日か、この世から消えてなくなる。』こう強く思わせる出来事が有りました。怖くて眠れないくらいに。
気が弱く心配性な私がセミリタイアに踏み切れたのも、これが理由です。いつかは全て消えてなくなる。そう思ったら、死ぬこと以外はどうってことありません。
辛い会社勤めをよく頑張った。これ以上は苦しまなくていい。残りの人生は好きに生きろ。自分にそう言い聞かせました。
私がセミリタイアを失敗してもよいと思っているのも死を意識しているからです。失敗して惨めな思いをしても、いつかは消えてなくなる。だったら、好きに生きたい。こう思ってセミリタイアに飛び込みました。
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気が弱い人。さらに真面目と言われる人
気が弱い人。これは言葉の通りである。気が弱いかどうかは自分で分かるだろう。さらに真面目と言われる人は本当にセミリタイアを目指した方がよい。
あまり断言をしない私が言い切れるのは理由がある。私自身が該当するからだ。
そう、私は気が弱く、周りから真面目だと言われて生きてきた。これは実際に真面目かどうかなど問題ではない。気が弱い人は周りを気にするから、行動が自然と真面目になる。何はともあれ、該当する人はセミリタイアを勧めたい。
セミリタイアを勧める理由
セミリタイアを勧める理由は一つです。会社勤めは誰でも辛いです。ですが、気が弱い人間は普通の会社員よりも辛いからです。気が弱い人はとにかく損をします。
私が思うだけでも
- 無理難題を押し付けられる
- 年上の部下の扱いが難しい
- イキった若手に舐められる
などです。
とにかく、貧乏くじを引くことになります。ただでさえサラリーマンは辛いでのですが、【気が弱くて、真面目と言われる人】には上記の問題も降りかかります。
無理難題を押し付けられる
職場が上手く回らないときに上司に難題を押し付けられます。少し言い方が悪いですが事実です。上司も人間ですから相手を選びます。気が弱い部下には言いやすいです。そして真面目な人間に問題解決を託します。
見方によっては信頼されていると言えますが、実際は言いやすい人間に言っているだけです。
- 何で自分が?
- これも俺がやるの?
- これは俺の責任じゃ
- 俺は悪くないだろ?
- etc.
何度職場で思ったか分かりません。
年上の部下の扱いが難しい
役職に就くと部下を持ちます。そうなると年上の部下も出てきます。これがとにかく扱いづらい。私の悩みの種でした。
色々なタイプがいます
- とにかく仕事ができない
- 自分が全て正しいと思っている
- 私と仕事を舐めている
扱いにくい年上の部下を例に上げるとキリがありません。とにかく私を苦しめました。
1番と2番はまだよいです。人間には能力差が有ります。仕事ができないことは仕方がない。2番は発言を肯定してあげて、持ち上げてやれば満足してくれます。面倒ですが対処はできる。
問題は3番です。私が会社を辞めた理由の一つです。こういったタイプはできる仕事もやりません。自分の不始末は全て私の責任になると分かっているからです。
もちろん指示など受けません。私を苦しませるのが目的ですから。このような部下の存在で、年間で何十時間。何百時間とサービス残業が発生したか分かりません。
イキった若手に舐められる
気が弱いと部下に舐められる。これは本当に一部の部下の話です。大抵の部下は自分を慕ってくれます。ですが一部、どうしようもない奴が存在する。態度が悪いことがカッコいいという価値観を持った奴です。
こういうタイプは、
- 仕事を舐めている人
- 悪かった自慢をする人
- 態度のでかい人
これらの人間には従いますが、私のようなタイプを敵視します。
【気が弱くて、真面目と言われる人】は理解して頂けるのではないでしょうか?こんな奴が部下にいて、命令をしなくてはいけない苦しみは容易に理解できるでしょう。
指示になど従いません。放って置けばよいという訳にもいきません。『従わせることができないオマエが悪い』と上司に責められます。そう昔は悪かった自慢をする上司です。
上司と部下の板挟みに苦しむことになる
こういった上司は自分は慕われるので、このタイプの部下を可愛がります。こうなると上司と部下の板挟みです。さらに上記3番の【私を舐めている年上の部下】とも仲が良い。二人で苦しんでいる私を見て笑ったりもします。
『年上の部下』と『イキった若手』の存在がセミリタイアを目指した理由の一つです。
若い頃からFIREできる準備をしておおう
仮に若くても準備をするべき
上記の問題に対して、若い人はピンとこないかもしれませんが人間は嫌でも歳を取ります。アナタが【気が弱くて、真面目と言われる人】であれば将来的にこの問題に直面します。今から会社を脱出する準備をしておいた方がよい。
自分は役職には就かない。こう主張する人も多いでしょう。よくいるのが『自分は出世に興味が無い』という人です。ですが出世は立候補制ではありません。会社が任命するのです。
真面目な人は役職を命じられます。気が弱いアナタに断れるでしょうか?会社から役職を命じられた時に断るなどできないでしょう。
上記で上げた私の苦しみは未来のアナタの苦しみです。
出世しなければもっと悲惨
『いやいや、自分は絶対に役職には就けないから。仕事できないし・・』という人はもっと深刻です。
役職に就いていれば
- 自分を頼ってくれる上司
- 慕ってくれる部下
の存在で、まだ会社に居場所は有ります。
ですが【気が弱くて大人しい平社員】は惨めです。どこの職場にでもいますが、
- 年下の上司にも強く当たられて
- 後輩にも馬鹿にされ
- イジメのターゲットにされる
職場に恵まれずに運が悪いとこうなります。
良い意味でイジられるキャラを演じられれば最良です。そうでなければ辛いサラリーマン人生です。アナタの会社にいる【惨めな中年オヤジ】それはアナタの将来かもしれませんよ。
悔いない人生を送ろう
脅しのような記事になってしまいましたが、実際に私の身に降りかかったこと。目にしたこと。事実です。
- セミリタイアしたい人
- 気が弱く、真面目と言われる人
これらに該当する人はセミリタイアしてしまいしょう。
最後は無に帰するのだから
人はいつか消えてなくなります。
- 歯を食いしばって定年まで勤め上げようが
- セミリタイアに失敗して後悔しようが
最後は同じです。
だったら好きに生きよう。これが私が出した答えです。
アドバイスとして
セミリタイアするしないに関わらず、【気が弱くて、真面目と言われる人】は中年になるまでに資産を作った方がよい。仮にセミリタイアしなくても。『俺はいつでも辞められる』こう思えるだけでも辛さは軽減できる。
気が弱くて会社勤めに苦しんでセミリタイアした私からのアドバイスです。
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高卒で工員として働き続けてセミリタイア達成⇒独自の視点でセミリタイア論について語っています。エリートでなくてもセミリタイアは可能と発信していきます。