リタイアとセミリタイア。どちらを目指すかは人それぞれだ。
※他にはアーリーやら、何やら聞くが面倒なので除外する
それぞれの定義は
- リタイア
一生分の金を手にして金銭的不安が一切ない状態。 - セミリタイア
余裕を持った貯蓄で、少ない収入でも暮らせる状態。
難しいことを抜きにするとこんな感じだ。必要な資金は人それぞれ異なる。
どちらを目指すかは自由だが、リタイアを実現できる人は限られているだろう。
少なくとも私は無理だった。
二十歳時点で今と同じ知識があれば実現はできた可能性はある。でも多くの誘惑を断ち切ってリタイアへ突き進むのは難しかったと思う。
著者の経歴
高卒で工員として働き続けてセミリタイア達成⇒独自の視点でセミリタイア論について語っています。エリートでなくてもセミリタイアは可能と発信していきます。
誰にでもセミリタイアは可能か?
(記述していくにあたり、事情によりセミリタイアを目指せない方は除くとする)
ではセミリタイアはどうだろう。誰でも可能だろうか?セミリタイアを望んでいる人を対象に考えてみた。
残念だが不可能な人が大半を占めるのが現実だと思う。
理由として
この3つに分けられる。
- セミリタイアを目指し行動していない人
- 貯蓄ができない人
- セミリタイアに向いていない人
セミリタイアを目指し行動していない人
当たり前だが、セミリタイアへ向けて歩を進めなければ永遠に達成できない。
ネット上でセミリタイア系のブログはよくあるが、現実世界で実際にセミリタイアを目指している人や実現した人は見たことがない。
セミリタイアに憧れて羨むが、全く行動していない人は多いのではないだろうか?
まずは行動しないと何も変わらない。
一般的にエリートと呼ばれる人でなければ、セミリタイアへは長い年月を掛けて達成することになる。一日でも早く行動に移してほしい。
現在はセミリタイアへ向けての情報は溢れている。徒手空拳で達成した私からみれば羨ましい限り。
先人たちの成功談や失敗談を元に具体的な計画を立て行動してほしい。
貯蓄ができない人
貯蓄ができない人間が存在する。
そんな奴いるのか?と思うかもしれないが、確実に存在する。
下記に該当する人だ
収入=支出な人。
もしくはそれ以下のマイナスになる人
簡単な話で収入と支出がイコールであれば物理的に貯金は不可能だ。
この2点に該当する人は厳しいと思う。
- 極端な低収入
- 金使いが荒い
セミリタイアに必要な貯蓄額は人によるが、仮に4000万だとする(多い、少ないの話は別)
- 必要な年間平均貯蓄額は
- 20年で200万。
- 40年なら100万だ
もはやセミリタイアと言えない。安定した老後を送れるので価値はあるが
単純計算でこれだけ掛かることになる。年収が300万なら年間貯蓄200万は厳しい。
この2点に該当しても解決策はある。
前者は、転職するなり、労働時間を増やすなりすれば良い。
後者は、マインドや生活習慣を変えれば問題ない。
※貯蓄ができなければ割り切って人生を楽しむのも悪くはない。セミリタイアは幸福を約束してくれるものではないのだから。
セミリタイアに向いていない人
少なからず、セミリタイアに向かない人は存在する。
- 安定した収入がないと不安な人
- 低収入に耐えられない人
- 肩書を捨てられない人
これらに該当する人は資金が貯まっても実現は厳しいと感じる。
安定した収入がないと不安な人
リタイアと違い、セミリタイアは精神的な余裕が少ない。資産の上下変動に耐えられない。サラリーマン時代は毎月のように貯金を積み上げていた。それが楽しみな人もいるだろう。
低収入に耐えられない人
多くの人はセミリタイア後は収入が減ると思う。収入が低下する可能性を受け入れられない。不安とプライドにより収入低下を恐れる。
肩書を捨てられない人
セミリタイア後は肩書が変わる。
- 無職
- フリーター
- 派遣社員等
これに抵抗を感じる人。
正直、私も人に職業を聞かれると戸惑うことがある。
まだセミリタイア生活の日が浅いせいもあるだろうが、堂々と無職・フリーター等を名乗る覚悟が必要となる。
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これらに該当する人は穏やかなセミリタイア生活を送れないと感じる。
だが私はセミリタイア推奨派という訳ではない。貯めた資産でゆとりある優雅な生活を送れるならそれも良しだろう。
俺はいつでも辞められる。これだけでも精神的にだいぶ違う。
仮にセミリタイアが実現できなくても、これだけでもセミリタイアを目指す価値はあるだろう。
向いていれば実現可能か
自分は向いていない人に該当しない。自分にもできるのか?
そう問われれば、できると答えます。
人間を2通りに分けたとする。
- 優秀な人
- 優秀でない人
優秀な人は誰かに背中を押されることなく勝手にリタイア・セミリタイアへ突き進むでしょう。
では優秀ではない人はどうなる。
優秀な人でなくてもできる。
理由は私でも実現できたからだ。
皆さんはブログを読んでいて、執筆者の経歴を見て絶望したことはないでしょうか。私はあります。
同じ悩みを持った人や、同じ境遇の人なので、仲間意識を持って読んでいたら、経歴を見て自分とは違い過ぎると感じた事が多々ある。
ブログの見出しで、
- 普通のサラリーマンが
- 落ちこぼれだった自分が
こんなブログを読んでいくと相当なエリートであることを知り、絶望するあの瞬間だ。
自称普通のサラリーマン
- 日本を代表する企業の社員
- 海外勤務をしている
- 外資系の企業に勤め英語が堪能
自称落ちこぼれ
- 超進学校の落ちこぼれ
- 超一流企業で出世コースから外れた人
実際に、この方たちも悩みを抱え生きている。そして嫌みではなく、本音を語っているとは思う。
しかし、私から見れば憧れの存在だ
彼ら(彼女ら)を見て私と同じ気持ちを抱く人は多いと思う。あの人たちは自分とは違う。だから自分には無理だと。
でも諦めないでほしい。
私は劣等感の塊で社会の底辺を這いつくばって生きてきた存在だ。
他のネット上で見られる自称普通のサラリーマン、自称落ちこぼれ。とは違う。
最終学歴は偏差値50以下の高校卒だし、社会に出た後も工場の一作業員だ。
このブログが何よりの証拠だ。ひどい文法に、誤字脱字。句読点も満足に使えない有様だ。
こんな奴が優秀な筈がない。
だがセミリタイアできた。だから、あなたにもできると断言したい。
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著者の経歴
高卒で工員として働き続けてセミリタイア達成⇒独自の視点でセミリタイア論について語っています。エリートでなくてもセミリタイアは可能と発信していきます。
※【向き・不向き】はこちら
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