楽天証券の楽天カード決済による投信積立のポイント取得率が変更となりました。
カードの種類 | 改定後 | 改定前 |
---|---|---|
楽天カード | 0.50% | 0.2% |
楽天ゴールドカード | 0.75% | 0.2% |
楽天プレミアムカード | 1.00% | 0.2% |
カードによる積立は毎月5万円が上限です。
ただし、楽天キャッシュ決済と合わせれば毎月10万までポイント還元となります。
楽天キャッシュによる積立は毎月5万円まで。還元率は0.5%となっています。
-
楽天証券【楽天キャッシュ決済で投信積立】積立方法とメリット・デメリット
2022年6月19日より【楽天証券】から【投信積み立て】に新しい決済方法が導入されました。【楽天キャッシュ】と呼ばれるオンライン専用の電子マネーによる決済です。 投信積み立てを 楽天キャッシュで決済す ...
続きを見る
投信積立でポイントを獲得するには楽天カードが必要
- カード決済
- 楽天キャッシュ決済
2つの方法で積立が可能ですが、ポイントを得るには楽天カードが必要です。
楽天キャッシュは楽天カードでチャージすることでポイントが得られます。
-
楽天ペイ【楽天ポイント・楽天キャッシュ】の違い。お得なの?最大還元率は?
楽天ペイ・楽天ポイント・楽天キャッシュの違いがよく分からない。そんな方のためにこの記事を書きました。 3つは全くの別物です。しかし密接に関係しています。それぞれの違いを知り活かすことで僅かながら暮らし ...
続きを見る
楽天カードの種類と年会費について
※楽天カードには3つのランクがあります。
- 楽天プレミアムカード
- 楽天ゴールドカード
- 楽天カード
となっています。
上から順に還元率が高くなりますが年会費がかかります。
カードランク | 年会費 |
---|---|
楽天プレミアムカード | 11,000円 |
楽天ゴールドカード | 2,200円 |
楽天カード | 無料 |
※ランクと年会費
デザインや特典の違いを比較すると、多くのカードが存在します。
ただ、年会費で比較すると3種になります。
年会費分の価値があるのか?
カード種によって還元率が変わる。
そうなると、上位カードを取得する価値があるのか?
これが気になりますよね。
毎月カードで積立を行い、年間一定以上を楽天市場で買い物をすれば、上位カードを取得する価値がある。これが答えです。
カードランクでポイント還元率が変わる
カード積立による年間のポイント還元は下記のようになります。
カード | 毎月1万 | 毎月3万 | 毎月5万 |
---|---|---|---|
プレミアム | 1,200 | 3,600 | 6,000 |
ゴールド | 900 | 2,700 | 4,500 |
無料 | 600 | 1,800 | 3,000 |
これから年会費を差し引くと、以下のようになります。
カード | 毎月1万 | 毎月3万 | 毎月5万 |
---|---|---|---|
プレミアム | -9,800 | -7,400 | -4,400 |
ゴールド | -1,300 | 500 | 2,300 |
無料 | 600 | 1,800 | 3,000 |
積立にしか使わないと仮定すると、無料カードが一番です。
あくまでカード積立にしか利用しなかった場合です。ご了承ください。
楽天市場での利用料で決まる
年会費を加味しても有料カードを取得した方が得な場合もあります。
単純に、楽天市場で楽天カードによる決済が多い方がそれに当たります。
年会費による損得の分岐点
決済金額が少ないと年会費が回収できない有料カードですが、楽天プレミアムを発行している方は多いです。
楽天市場での還元率は
- プレミアム:5%
- ゴールド:3%
- 無料:3%
このようになっています。
楽天市場での利用金額が多ければ獲得ポイントは逆転します。
では、どれだけ使えば良いのでしょうか。獲得ポイントから年会費を差し引きます。
年間利用金額 | 30万 | 40万 | 50万 | 55万 | 60万 |
---|---|---|---|---|---|
プレミアム | 4,000 | 9,000 | 14,000 | 16,500 | 19,000 |
ゴールド | 6,800 | 9,800 | 12,800 | 14,300 | 15,800 |
無料 | 9,000 | 12,000 | 15,000 | 16,500 | 1,8000 |
楽天プレミアムカードなら、年間で55万円。月額で約46,000円を楽天市場で利用すれば、獲得ポイントは逆転します。
楽天ゴールドに限っては、還元率が無料カードと変わらないので逆転することはありません。
楽天での利用とカード積立を合算すると
先ほどは楽天市場での利用料だけでした。
今度はカード決済によるポイント還元も含めてみます。
年間利用金額 | 30万 | 40万 | 50万 | 55万 | 60万 |
---|---|---|---|---|---|
プレミアム | 5200 | 10,200 | 15,200 | 17,700 | 20,200 |
ゴールド | 7,700 | 10,700 | 13,700 | 15,500 | 17,000 |
無料 | 9,600 | 12,600 | 15,600 | 17,100 | 1,8600 |
月に1万円の積立。さらに、年間で約55万円を楽天市場で利用すればプレミアムカードは無料カードよりお得になります。
(厳密に比較すると52万円)
年間利用金額 | 30万 | 40万 | 45万 | 50万 | 60万 |
---|---|---|---|---|---|
プレミアム | 7,600 | 12,600 | 15,100 | 17,600 | 22,600 |
ゴールド | 9,500 | 12,500 | 14,000 | 15,500 | 18,500 |
無料 | 10,800 | 13,800 | 15,300 | 16,800 | 19,800 |
月に3万円の積立。さらに、年間で約45万円を楽天市場で利用すればプレミアムカードは無料カードよりお得になります。
(厳密に比較すると46万円)
年間利用金額 | 30万 | 35万 | 40万 | 50万 | 60万 |
---|---|---|---|---|---|
プレミアム | 10,600 | 12,500 | 15,000 | 19,000 | 25,000 |
ゴールド | 11,300 | 12,800 | 14,300 | 17,300 | 20,300 |
無料 | 12,000 | 13,500 | 15,000 | 18,000 | 21,000 |
月に5万円の積立。さらに、年間で約40万円を楽天市場で利用すればプレミアムカードは無料カードよりお得になります。
悲しきゴールドカード
ゴールドカードはポイント還元率が無料カードと変わらない。カードの積立は月に5万円まで。
この2つの条件を加味すると、獲得ポイントの損得で無料カードを上回ることは無いということになります。
ポイント還元だけがカードの価値ではない
上記はあくまでポイント還元に限った話になります。
カードの価値はポイント還元だけではありません。
(非常に大事ですが)
カードのランクが高ければ特典が多いです。
それらを加味すると、損益分岐点より下でも上位ランクのカードを取得する価値はあります。
毎月10万までポイント還元されるのは楽天証券だけ
新NISA「つみたて投資枠」の月額上限10万円をフルでキャッシュレス、フルでポイント進呈
引用:楽天証券
2023年4月13日時点では、毎月10万円分のポイント還元を受けられるのは楽天証券のみ。
カード積立によるポイント還元は他のネット証券でも行っていますが、SBI証券などは毎月5万円までとなっています。
カードによる積立は毎月5万円まで。これは楽天証券も同じです。しかし、楽天証券には楽天キャッシュがあります。その楽天キャッシュを使用した積立が5万円分行うことができる。
これにより、楽天証券だけが月額10万円までポイント進呈の対象となります。
-
楽天証券【楽天キャッシュ決済で投信積立】積立方法とメリット・デメリット
2022年6月19日より【楽天証券】から【投信積み立て】に新しい決済方法が導入されました。【楽天キャッシュ】と呼ばれるオンライン専用の電子マネーによる決済です。 投信積み立てを 楽天キャッシュで決済す ...
続きを見る
楽天証券でオススメの投資信託は?
『楽天カード』、『楽天キャッシュ』による投信積立でポイントが還元されることが分かりました。次は投資先です。
正直、ポイント還元よりもこちらが重要。
どこに投資すればよいのでしょうか。
- 全世界
- 米国
これらが投資対象として人気です。
全世界株式(オール・カントリー)に投資する
全世界株式に投資するのは理にかなっています。
景気の波が有るものの、経済は成長していくものです。それは歴史が証明していますし、これからも変わらないでしょう。
ただ、どこの国や地域がいつ伸びるかは誰にも分からない。だったら、先進国も新興国も含めて全世界に投資するという判断になります。
-
『オルカンと競合ファンドの比較』全世界株式投資ができる投資信託はどれ?
『オルカン』。この言葉を最近よく耳にする方も多いのではないでしょうか。Twitterのトレンドにもオルカンの文字が度々見られます。 投資家の関心を集める『全世界株式投資』ですが、『オルカン』以外にも全 ...
続きを見る
米国に投資する
全世界に投資できる投資信託は人気を博しています。
しかし、その投資比率は均等ではありません。先ほど挙げたオルカンを見てみましょう。
先進国 | 新興国 |
---|---|
88.9% | 11.1% |
ご覧の通り。先進国への投資比率が高い。
そして、先進国への投資比率にも偏りがあります。
米国 | 先進国(米国以外) | 新興国 |
---|---|---|
62.0% | 26.9% | 11.1% |
このように、全世界株式と言っても米国への比率が非常に高い。
実際に、世界経済の半分は米国と言えます。全世界への投資となると米国の比率が高くなるのは必然です。
だったら、米国への投資に集中するのもありです。
- S&P500
- 全米株式
これらへの投資も非常に人気です。
-
楽天投信投資顧問『楽天・バンガード・ファンド』『ブル・ベア型』の特徴と違い
SBI証券と並ぶ人気の楽天証券。その楽天の名を冠した投資信託(ファンド)が販売され、楽天証券の投資信託買付ランキングで上位を占めています。 そのファンドシリーズとはこちら、 楽天 バンガード シリーズ ...
続きを見る
まずは楽天カードの取得を
- 楽天カードで投信積立
- 楽天キャッシュで投信積立
- 何に投資するか?
何をするにしても、楽天証券を利用するなら楽天カードは必須。
楽天関係以外でも還元率は1%になります。単純にクレジットカードとして優秀です。
『年間でいくら利用するか分からない』そんな方は年会費無料のカードで良いでしょう。カードのアップグレード(上位カードへ変更)に関しては、楽天側はいつでも歓迎してくれます。
まずは無料カードで様子を見ましょう。
勿論、プレミアムカードも有りです。楽天経済圏にどっぷり浸かりたい方はプレミアムカードを取得しましょう。
宗蔵ライフトップページへ⇒宗蔵ライフー週刊セミリタイア