エネループを所有することで家電選びの幅が広がり生活の質も向上します。時間やお金の節約にもなります。
エネループを所有した感想として
- 購入してよかったこと
- メリット・デメリット
- 購入を勧める理由
をまとめてみました。
エネループは兄弟ブランドも含めると数種類あり、購入に迷うかもしれません。
(2023年4月にブランドは統一されました)
迷ったらスタンダードモデルの単3と単4がおすすめです。
エネループとは?パナソニックの充電池の特徴を解説
エネループは、現在パナソニックから販売されている充電式ニッケル水素電池です。使い捨て電池とは違い、何度も充電して繰り返し使用できるため、環境にもお財布にも優しいのが特徴です。
エネループの繰り返し使用回数は条件によって異なりますが、以下の通りです。
- 電池残量40%なら2,100回
- 電池残量0%なら600回
これにより、日常的に使うリモコンやおもちゃ、家電製品まで、幅広い用途でエネループを活用できます。
エネループは本当にお得?元が取れるのか?
エネループに興味がある方。購入を迷っている方が一番関心のある点は、お得か否かでしょう。
お得かどうかは『ライフスタイルによる』が答えとなります。
日常生活で電池をどれだけ使用しているかで答えは変わってきます。
エネループで元が取れる?コスト計算をしてみた
エネループを何回充電すれば元が取れるでしょうか?通常のアルカリ電池を元に計算してみます。
使用する電池は
- エボルタ(アルカリ電池)
- 100均(ダイソー)
この2つと比較します
電池 | 値段と入数 | 1本あたりの値段 | 元が取れる使用回数 |
---|---|---|---|
エネループ(スタンダード) | 1,855円/4本 | 463円 | ― |
エボルタ(アルカリ電池) | 402円/4本 | 101円 | 463円÷101円=4.58回 |
100均(ダイソー) | 110円/5本 | 22円 | 463円÷22円=21.05回 |
エボルタなら4.58回。5回充電して使用すれば元が取れます。
家電量販店でアルカリ電池を購入している方はすぐに元取りできるでしょう。
元取りについて
電池の価格は日々変動します。
また、電池容量などは計算に入れていません。ご了承ください。
100均電池との比較
100均の電池なら21.05回。22回充電すれば元が取れます。この22回という数値をどう捉えるかですね。
頻繁に電池を使用する方ならすぐに元が取れるでしょう。あまり電池を使用しない方は22回の充電は長い道のりかもしれません。
それでも私はエネループをオススメしたいです。エネループは電池代以外も節約できます。
また、エネループを購入すると、充電式電池を活用できる電池式の家電製品を選ぶようになる傾向もあり、結果的に電池を使用する頻度が自然と増えるかもしれません。
どんな機器に使える?エネループの対応機器を紹介
エネループがいくらお得でも、使う機会がなければ意味がありませんよね。では、エネループはどのような機器で活用できるのでしょうか?
基本的に、アルカリ電池を使用する機器に対応しています。
- 小型家電
- 美容機器
- パソコン周辺機器
- ゲーム機器
- etc.
日常生活でよく使うリモコン、懐中電灯、カメラのフラッシュなど、幅広い家電に対応しているため、電池を頻繁に交換する手間も減らすことができます。
詳しい対応機器については、こちらの公式サイトで確認できます。⇒パナソニックエネループ・充電式エボルタ
エネループのメリットとは?便利で環境にも優しい理由
エネループを始めとする充電池を所有するメリットは、
- 家電選びの幅が広がる
- 電池代の節約になる
- 家電選びの時間を短縮できる
- 電池を買いに行く時間を節約できる
- 電池選びで迷う時間を節約できる
- 汎用性が高い
- 小型家電の廃棄が楽になる
- エコに貢献できる
以上のことが挙げられます。
家電選びの幅が広がる。
エネループを紹介するときにメリットとして一番に上がるのが大抵は『節約』です。
しかし私は『家電選びの幅が広がる』これを一番に推したい。
誰でも家電購入時に『電池式』か『充電式』のどちらかを確認するはず。そして、できれば充電式を求めると思う。理由は単純で、電池を必要としないから。
電池を必要としないので、
- 電池を購入する必要がない。
- 電池交換する必要がない。
以上のことから必然的に充電式を求めていました。
私と同じ理由で家電は充電式を求める人が多いはず。良さそうな家電があっても電池式でガッカリして購入を見送る。そんな経験も多いです。
ですがエネループを所有していると電池式家電も選択肢に入ります。
電池代を節約できる
エネループの所有で節約できるものは
- 電池代
- 時間
エネループを所有していると電池代と時間が節約できる。
電池をよく使う方なら一定以上使えば電池代が節約できます。
電池 | 値段と入数 | 1本あたりの値段 | 元が取れる使用回数 |
---|---|---|---|
エネループ(スタンダード) | 1,855円/4本 | 463円 | ― |
エボルタ(アルカリ電池) | 402円/4本 | 101円 | 463円÷101円=4.58回 |
100均(ダイソー) | 110円/5本 | 22円 | 463円÷22円=21.05回 |
家電選びにかかる時間を短縮
家電を購入する際に電池式だったために購入を見送り、新しい家電を求めて彷徨う。そんな経験はないでしょうか。1日中ネットで調べて結局電池式しか見つからない。そんなこともあります。
エネループを所有することで電池式でも迷わず購入できます
電池を買いに行く手間を省ける
単純に電池を購入する時間が削減できる。
電池は切れたら買い替えが必要となる。実店舗に買いに行く時間が必要です。ネットで購入するにしても注文する時間がかかります。
エネループを持っていれば、これらの時間を削減できます。
電池選びの迷いをなくす
電池選びで迷うことありませんか?
- メーカー製は高い
- 100均でよいのかどうか
- 液漏れしたらどうしよう
エネループなら迷いがなくなります。
もちろんエネループも破損や液漏れする可能性はゼロではありません。ですがエネループでダメなら他もダメだよね。と諦めがつきます。
エネループは汎用性が高い
エネループは汎用性も高いです
電池にはサイズがあります。規格が設けられていて、単3は単3として。単1は単1として使用します。別のサイズで使いたくても使えません。最近はスペーサーが売られていて、単3や単4を単1、単2で使用することができます。
エネループも単1、単2のスペーサーは販売されています。エネループ単3はスペーサーを利用することで単1、単2として使用できます。
単1のスペーサー。2本セットで販売されています。
こちらは単2のスペーサー。同じく2本セットです。
小型家電と電池の廃棄が簡単に
電池式家電は廃棄も楽です。
それに対し充電式家電はバッテリーを外してから廃棄しなくてはなりません。これも結構面倒なんですよね。
ちゃんとバッテリーを外して廃棄しなきゃダメですよ。
基本的に電池は不燃ごみとして回収できません。
自治体にもよりますが、年に数回だけ回収日があるだけ。公民館や家電量販店で回収していますが、持っていくのが面倒です。このように、使用済み電池は気軽に捨てられないので、使用済み電池が溜まります。
エネループを使用すれば、使用済み電池が溜まりません。電池式の小型家電は廃棄が楽です。
環境に優しいエコな選択
電池は基本的には使い捨てです。
特別に電池の回収日を設けているくらいなので、環境によろしくないことは明白です。エネループもいずれは廃棄する日が来ますが、電池を捨てる回数は圧倒的に減ります。
エネループのデメリットは?気になる点を正直に紹介
便利なエネループ(充電池)ですが、デメリットも存在します。
- 初期費用が高い
- 充電が必要
- 適さない機器もある
などがデメリットになります。
初期費用が高い
エネループは初期費用が高い。
電池を複数本そろえた場合は、結構な額になってしまう。
電池 | 値段と入数 | 20本購入した値段 | エネループとの差額 |
---|---|---|---|
エネループ(スタンダード) | 1,440円/4本 | 7,200円 | ― |
エボルタ(アルカリ電池) | 524円/4本 | 2,620円 | 4,580円 |
100均(ダイソー) | 110円/5本 | 440円 | 6,760円 |
さらに充電器が必要。充電器付も販売されていますが、もちろん充電器分の料金が上乗せされています。
当然、充電器が壊れたら充電器の買い替えが必要です。
充電が必要で充電中は使えない
当たり前ですが充電中は電池が使用できません。
充電済みの予備があれば対応できますが、所有していなければ充電中は機器が使えません。
充電池が適さない機器もある
一部の機器では、充電池よりもアルカリ電池が推奨されている場合があります。エネループが対応していない機器に使用すると、性能が発揮できない場合もあります。
稀に『充電池使用不可』の機器が存在します。
それと、「使用に適さない」とは言わないですが、リモコンや時計に使ったら投資費用の回収のに時間がかかります。
エネループのラインナップとエボルタの違いを徹底比較!
エネループには複数のラインナップがあり、使用用途や必要な性能に応じて選べるようになっています。また、同じパナソニックから販売されている「エボルタ」との違いについても気になるところです。
エネループのラインナップ
エネループにはモデルが3種類あります。
- ハイエンドモデル:エネループpro
- スタンダードモデル:エネループ
- お手軽モデル:エネループライト
電池容量と繰り返し充電回数が異なります。
あとは価格。上から順に価格が高い。
エネループ各種の違い
各モデルの電池容量と繰り返し充電回数になります。
電池タイプ | モデル | 電圧 | 容量 | 充電回数 40% / 0% |
---|---|---|---|---|
エネループpro 単3 | ハイエンド | 1.2V | 2,500mah | 約 500回 / 150回 |
エネループpro 単4 | ハイエンド | 1.2V | 930mah | 約 500回 / 150回 |
エネループ 単3 | スタンダード | 1.2V | 2,000mah | 約 2,100回 / 600回 |
エネループ 単4 | スタンダード | 1.2V | 800mah | 約 2,100回 / 600回 |
エネループライト | お手軽 | 1.2V | 1,050mah | 約―回 / 1,500回 |
エネループライト | お手軽 | 1.2V | 680mah | 約 ―回 / 1,500回 |
最初に購入するのはスタンダードな『エネループ』がおすすめ。
※ハイエンドはスタンダードよりも高価で繰り返し使用回数も少ない。まずはスタンダードを購入して必要性を感じたらハイエンドを購入するべき。
単1形と単2形のエネループについて
エネループは単1形と単2形も販売されています。
電池タイプ | モデル | 電圧 | 容量 | 充電回数 40% / 0% |
---|---|---|---|---|
エネループ単1 | スタンダード | 1.2V | 6,000mah | 約1,000 回 / 600回 |
エネループ単2 | スタンダード | 1.2V | 3,200mah | 約1,000 回 / 600回 |
以前は、エネループブランドではありませんでしたが、2023年4月からエネループブランドとなりました。
エネループとエボルタの違いについて
エボルタはエネループと同じくパナソニックから販売されている充電池です。
2023年4月。エボルタはエネループに統合されました。
電池容量、充電回数、モデルに違いがあります。
エボルタは在庫限り。パナソニック公式にも僅少の文字が見られます。購入はお早めに。
-
『パナソニックの充電池がエネループに統合』新型・旧型のスペック比較!何が違う?
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あわせて読みたい
エネループ・エボルタにつていこちらで詳しく解説しています。
エネループの販売状況とラインナップを紹介
エネループは、多様なラインナップで提供されており、現在も広く販売されています。
用途に応じて選べるバリエーションが豊富で、単1形・単2形といった大きなサイズから、日常的に使用する単3形・単4形まで揃っています。さらに、性能や用途に合わせた「エネループpro」「エネループライト」といったモデルも展開されています。
単1・単2のエネループ
エネループpro(単3形・単4形)
エネループproの単3形・単4形です。4本セットと2本セットが販売されています。
4本セットの方が1本あたりの単価が安くなっています。
エネループ(単3形・単4形)
エネループの単3形・単4形です。4本セットと2本セットが販売されています。
4本セットの方が1本あたりの単価が安くなっています。
エネループライト(単3形・単4形)
エネループライトの単3形・単4形です。4本セットと2本セットが販売されています。
4本セットの方が1本あたりの単価が安くなっています。
: おすすめのエネループ充電器はこれ!選び方を解説
エネループの充電器は複数のモデルが販売されています。その中でおすすめのモデルを紹介します。
単1形・単2形が充電できるモデルは1つしかない
エネループの充電器は多くのモデルが販売されていますが、単1形と単2型のエネループを充電できる現行モデルは1種しかありません。
単1形と単2形を使用するには『BQ-CC25』が必要になります。
おすすめのエネループ充電器3選
単1形と単2形を使用しない方はこちらをオススメします。
- BQ-CC85
- BQ-CC87L
- BQ-CCA3
それぞれ特徴が違います。
BQ-CC85について
こちらは充電器本体にプラグが付いています。そして急速充電が可能。
- メリット:直接コンセントに挿せる
- デメリット:コンセント周りにスペースが必要
BQ-CC87Lについて
こちらはUSB充電が可能です。急速充電も可能
(コンセントから充電もできます)
- メリット:多機能である
- デメリット:充電にケーブルが必要
-
災害時も活躍!エネループ充電器『BQ-CC87L』レビュー!BQ-CC91との違いについて
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BQ-CCA3について
こちらもUSB充電が可能です。急速充電も可能
(コンセントから充電もできます)
- メリット:8本同時充電が可能
- デメリット:本体が大きい
エネループの充電器ラインナップ
2023年5月現在のカタログに載っている充電器は9種類。
- Amazon限定モデル
- 過去のモデル
- セット販売品
これらを合わせるとエネループの充電器は数十種類あります。
自分のライフスタイルに合ったモデルを選びましょう。
-
『エネループ充電器のおすすめはコレ!』エボルタとの互換性は?Amazon限定も使える?
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エネループの正しい廃棄方法!捨て方と注意点
エネループは繰り返し使える充電池ですが、寿命が来たら適切に廃棄する必要があります。
エネループをそのまま捨てるのではなく、リサイクルに協力することで環境にも優しい選択ができます。では、具体的にどのように廃棄すればよいか、エネループの正しい捨て方について見ていきましょう。
リサイクル協力店で回収しています
最後に廃棄方法になります。エネループは通常の乾電池と同じく、一般ごみに出すことはできません。
【充電式電池リサイクル協力店】へ持ち込む必要があります。
基本的に
- ヤマダ電機
- ケーズデンキ
- ビックカメラ
- etc.
などの家電量販店は協力店となっています。
回収BOXが見当たらない場合はレジに持っていこう
持ち込んだ際にリサイクルBOXが有ればよいのですが、最近は設置していない店舗も多いです。イタズラ防止のためと思われます。
その場合はレジに持っていけば引き取ってくれます。もちろん買い物をしなくても、しっかりと引き取ってくれます。
大型店以外でも回収はしています
大型店以外でも回収している場所はあります。
以下のJBRCのホームぺージから検索ができます。
エネループのまとめ!メリットを活かして賢く節約しよう
初期費用が高いというデメリットが存在しますが、購入する価値はあります。
- 家電選びの幅が広がる
- 節約になる
- 汎用性が高い
- 小型家電の廃棄が楽
- エコに貢献できる
何か一つでも価値を感じるなら購入してみてください。
確実にあなたの生活の質を向上させてくれます。