2023年4月下旬にエネループとエボルタが統合されます。
エボルタが廃止となり、エネループのラインナップが変更となります。現行品の生産は終了しており、在庫限りとなっています。お求めはお早めに。
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『パナソニックの充電池がエネループに統合』新型・旧型のスペック比較!何が違う?
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- エネループとエボルタの違いは何?
- どんなタイプがあるの?
- どのタイプを選べばいいの?
- オススメはどれ?
- エネループとエボルタに互換性はあるの?
- 単1~単4まで販売されているの?
この記事でこれらの疑問にお答えします。
エネループとエボルタの違いについて
違いと共通点について
まず、簡単にエネループとエボルタの違いと共通点を羅列します。
これらを知って読み進めると理解が早いです。
エネループとエボルタについて
- 『エボルタ』の方が容量が大きい
- 『エネループ』の方が繰り返し充電回数が多い。
- エネループには『エネループ』と上位タイプの『エネループpro』が存在する。
- エボルタには『エボルタ』と廉価タイプの『エボルタお手軽モデル』が存在する。
- それぞれに単3と単4が販売されている。
- スペーサーを使用することで単1、単2として使用できる。
- 本体の作りが違う。エネループは外装抗菌加工。エボルタは液漏れ防止製法。
- 現行の充電器はエネループとエボルタが共通して使える
エネループとエボルタのスペックについて
次はスペックです。「電池容量」と「繰り返し充電回数」が違います
電池タイプ | モデル | 電圧 | 容量 | 充電回数 40% / 0% |
---|---|---|---|---|
エネループpro 単3 | ハイエンド | 1.2V | 2,500mah | 約 500回 / 150回 |
エネループpro 単4 | ハイエンド | 1.2V | 930mah | 約 500回 / 150回 |
エネループ 単3 | スタンダード | 1.2V | 1,900mah | 約 2,100回 / 600回 |
エネループ 単4 | スタンダード | 1.2V | 750mah | 約 2,100回 / 600回 |
エボルタ 単3 | スタンダード | 1.2V | 1,950mah | 約 1,800回 / 500回 |
エボルタ 単4 | スタンダード | 1.2V | 780mah | 約 1,800回 / 500回 |
エボルタお手軽モデル 単3 | お手軽 | 1.2V | 1,000mah | 約 4,000回 / 1,200回 |
エボルタお手軽モデル 単4 | お手軽 | 1.2V | 650mah | 約 3,000回 / 1,000回 |
スタンダードモデルだけエネループとエボルタが併存しています。エボルタの方が電池容量が大きい。エネループの方が繰り返し充電回数が多い。このような違いがあります。
使用用途と互換性について
公式のおすすめ用途
互換性について
エネループとエボルタは混ぜて使わない方がよいです。
混ぜて使っても機器は動きます。しかし、電池容量に差がある電池を混ぜて使うと、充電池の寿命を縮めることになります。
エネループとエボルタを混合して使用することは推奨できません。
『アルカリ電池と充電池』エネループと充電式エボルタの違い
まず初めに、エネループとエボルタについて簡単に説明します。
エネループとエボルタはパナソニックから販売されている電池です。
ブランド | エネループ | エボルタ |
---|---|---|
充電池 | エネループ | 充電式エボルタ |
アルカリ電池 | ― | エボルタ |
エネループは充電池。そして、エボルタは、一般的なアルカリ電池と充電池が販売されています。充電池は、充電式エボルタという名称です。
エネループとエボルタ
エネループは充電池のみの販売。
エボルタはアルカリ電池と充電池を販売している。充電池は、充電式エボルタと呼ばれている。
『エボルタ』はアルカリ電池と充電池を販売しているんだね。
ここから先は『充電式エボルタ』を『エボルタ』と呼ばせていただきます。
エネループとエボルタは見た目で識別できる
エネループとエボルタは外観で簡単に識別でます。
上記の画像はエネループとエボルタの単3を全種類並べたものです。
左から、『エネループpro』『エネループ』『エボルタ』『エボルタお手軽』になります。それぞれ、単3と単4が販売されています。
エネループとエボルタの見分け方
- 無地のタイプがエネループ
- ラインが入っているのがエボルタ
エネループとエボルタの各モデルの特徴とスペックの違い
エネループとエボルタを選択する上で、まずは違いを知りましょう。
相違点は
エネループとエボルタの違い
- 販売されているモデル
- 電池容量
- 繰り返し充電回数
- 推奨される使用機器
大きく分けて、この4点です。
この4点の特徴を知り、どれを選ぶか決めましょう。
エネループとエボルタはモデル展開が違う
エネループとエボルタにはモデルが存在します。
- ハイエンド
- スタンダード
- お手軽
この3点。
エネループとエボルタのモデルは以下のようになっています。
ブランド | エネループ | エボルタ |
---|---|---|
ハイエンド | エネループpro | ― |
スタンダード | エネループ | エボルタ |
お手軽 | ― | エボルタお手軽タイプ |
ハイエンド
エネループにだけ用意されている上位モデル。
『エネループpro』という製品名です。
電池容量が大きく、頻繁に電池交換が必要な機器に適しています。
スタンダード
エネループとエボルタに用意されています。
基本的に、エネループとエボルタと言えば、このモデルを指します。
お手軽
エボルタのみに用意されている廉価版といった感じ。
電池容量が最も小さい。しかし、繰り返し充電回数が最も多い。
個人的な優先度は、スタンダード>pro>お手軽です。
迷ったらスタンダードを購入しましょう。※
※迷ったらの話です。使用用途がハッキリしている場合は、目的に合ったタイプを選びましょう。
公式のおすすめ用途
ハイエンドタイプ エネループproの概要
黒いボディが特徴のハイエンドモデルです。
エネループのみに用意されています。その名は『エネループpro』
タイプ | エネループpro単3 | エネループpro単4 |
---|---|---|
ブランド | エネループ | エネループ |
モデル | ハイエンド | ハイエンド |
公称電圧 | 1.2V | 1.2V |
電池容量 | 2,500mah | 930mah |
繰り返し回数(残量40%) | 約 500回 | 約 500回 |
繰り返し回数(残量0%) | 約 150回 | 約 150回 |
特徴 | 外装抗菌加工 | 外装抗菌加工 |
電池容量が最も大きい。しかし、繰り返し充電回数は最も少ない。
価格が一番高い。用途によってはこのタイプが必要になります。
単3形
単4形
スタンダードタイプ エネループ・充電式エボルタの概要
スタンダードタイプは2種類。
左が『エネループ』、右が『エボルタ』になります。
白い無地が『エネループ』の特徴。緑のラインがスタンダードタイプ『エボルタ』の特徴です。
名称 | エネループ単3 | エボルタ単3 |
---|---|---|
ブランド | エネループ | エボルタ |
モデル | スタンダード | スタンダード |
公称電圧 | 1.2V | 1.2V |
電池容量 | 1,900mah | 1,950mah |
繰り返し回数(残量40%) | 約 2,100回 | 約 1,800回 |
繰り返し回数(残量0%) | 約 600回 | 約 500回 |
特徴 | 外装抗菌加工 | 液漏れ防止製法採用 |
名称 | エネループ単4 | エボルタ単4 |
---|---|---|
ブランド | エネループ | エボルタ |
モデル | スタンダード | スタンダード |
公称電圧 | 1.2V | 1.2V |
電池容量 | 750mah | 780mah |
繰り返し回数(残量40%) | 約 2,100回 | 約 1,800回 |
繰り返し回数(残量0%) | 約 600回 | 約 500回 |
特徴 | 外装抗菌加工 | 液漏れ防止製法採用 |
エネループとエボルタの違い
エネループ:電池容量は少ないが充電回数が多い。
エボルタ:電池容量は多いが充電回数が少ない。
スタンダードタイプのみ『エネループ』、『エボルタ』の2種用意されています。
初めて買うならこのタイプ。お勧めは充電回数の多い『エネループ』です。
エネループ 単3形 4本
エネループ 単3形 8本
エネループ 単4形 4本
エネループ 単4形 8本
エネループのスタンダードタイプだけ8本入りが販売されています。
エボルタ 単3形 4本
エボルタ 単4形 4本
お手軽タイプ 充電式エボルタ お手軽モデルの概要
お手軽タイプの充電池。
オレンジのラインが特徴です。
タイプ | 充電式エボルタ単3 | 受電式エボルタ単4 |
---|---|---|
ブランド | エボルタ | エボルタ |
モデル | お手軽 | お手軽 |
公称電圧 | 1.2V | 1.2V |
電池容量 | 1,000mah | 650mah |
繰り返し回数(残量40%) | 約 4,000回 | 約 3,000回 |
繰り返し回数(残量0%) | 約 1,200回 | 約 1,000回 |
特徴 | 液漏れ防止製法採用 | 液漏れ防止製法採用 |
電池容量が最も小さい。しかし、繰り返し充電回数は最も多い。
一番安価で購入できます。試しに充電池を使いたいなら選ぶのもありです。
単3形
単4形
エネループとエボルタには専用の充電器が必要です
エネループとエボルタは充電池です。充電が必要。そして、充電には専用の充電器が必要となります。
左は本体にプラグが付いておりコンセントに直接接続でするタイプ。右はケーブルを使用。コンセントは勿論、パソコンから充電も可能。スマホを充電することもできます。
充電器単体の販売はもちろん。充電池とのセット販売もされています。
セット販売
単3形 エネループセット
単4形 エネループセット
単3形 エボルタセット
単4形 エボルタセット
充電器単品販売
こちらは急速充電器。通常タイプより短時間で充電が可能です。
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エネループとエボルタのスペック比較
電池容量と繰り返し充電回数が違う
ブランド | エネループpro | エネループ | エボルタ | エボルタお手軽 |
---|---|---|---|---|
単3 | 2,500mah | 1,900mah | 1,950mah | 1,00mah |
単4 | 930nah | 750mah | 780mah | 650mah |
ブランド | エネループpro | エネループ | エボルタ | エボルタお手軽※ |
---|---|---|---|---|
残量40% | 約 500回 | 約 2,100回 | 約 1,800回 | 約 4,000回 |
残量0% | 約 150回 | 約 600回 | 約 500回 | 約 1,200回 |
エコの観点でエネループを購入する方は別として、多くの方は節約やお得といった観点で充電池を購入するはずです。
充電回数が多いほどお得になります。
エネループとエボルタで最も重要な点です。
※単3の回数です。単4は3,000回/1,000回になります。
モデルにより推奨される機器が違う
エネループPro | エネループ | エボルタ | お手軽 |
---|---|---|---|
デジカメや ゲームリモコンなど | 電子辞書や懐中電灯 など幅広い用途に | 電子辞書や懐中電灯 など幅広い用途に | 消費電力の少ない リモコンなど |
エネループpro
電池の消耗が激しいもの
エネループ・エボルタ
アルカリ電池を使用する一般的な家電
お手軽
マンガン電池を使用するリモコンなどの機器
公式のおすすめ用途
エネループとエボルタは外装の作りも違う
エネループとエボルタ。充電池という共通点がありますが、外装の作りが違うようです。
エネループ | エボルタ |
---|---|
外装抗菌加工 | 液漏れ防止製法 |
スペックで選べない方は、外装の作りで選んでも良いかもしれませんね。
スペーサーを使用すれば単1、単2として使える。
パナソニックから充電池用のスペーサーも販売されています。
これを使用することで単3を単1として使用できます。
使えるのは単3です。ご注意ください。
単3なら全種セットできます。
セット可能モデル
- エネループpro 単3
- エネループ 単3
- エボルタ 単3
- エボルタお手軽モデル 単3
注意点
- 乾電池をセットしないこと
- 乾電池と混合して使用しないこと
いざという時の備えに所有しています。
単1スペーサー
単2スペーサー
単1と単2の充電池も販売されています。
エネループやエボルタといった名称ではありませんが、パナソニックから単1と単2の充電池は販売されています。
エネループと似ていますが、エネループブランドではありません。
電池サイズ | 単1 | 単2 |
---|---|---|
電圧 | 1.2V | 1.2V |
電池容量 | 5,700mah | 3,000mah |
繰り返し回数(残量40%) | 約 1,000回 | 約 1,000回 |
繰り返し回数(残量 0%) | 約 600回 | 約 600回 |
本体製法 | 外装抗菌加工 | 外装抗菌加工 |
単1形
単2形
充電器
エネループのスタンダードモデルがお勧めになります
充電池が初めての方、迷っている方にはスタンダードタイプをお勧めします。
どちらが良いのか?と問われたら。
エネループをお勧めします。
電池容量はエボルタに軍配が上がります。しかし、その差は僅かです。だったら、繰り返し充電回数の多いエネループをお勧めしたい。
あくまで、私の好みです。勿論エボルタでも構いません。
エネループを使用して、物足りなく感じたら『エネループproを』購入する。エネループは高いと感じる方は、まずは『エボルタお手軽タイプ』で試してみてはいかがでしょうか。
ただし、明確に欲しいタイプがある方は、そのタイプを購入するのが正解です。
エネループにはAmazon限定モデルも販売されています
AmazonにはAmazon限定のエネループと充電器が販売されています。
エネループは文字の色が違う。充電器は黒いボディが特徴。
- 通常のエネループとスペックが同じ
- 混ぜて使用しても問題ない
- 充電器は互換性がある
- 充電器は有している機能に差がある
このようになっています。
詳しくはこちら。
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エネループとエボルタの2種が販売されている理由は?
エネループと充電式エボルタ。両方ともパナソニックから販売されている充電池です。なぜパナソニックは充電池を2つのブランドで展開してるのか疑問に思う方も多いでしょう。
それぞれ、開発元と販売元が違ったから。
これがパナソニックが2種の充電池を展開している理由になります。
開発元も販売元も違う製品だった
2つのブランドは開発元も販売元も違いました。
- エボルタ:松下電器(松下電池)
- エネループ:三洋電機
それぞれ別会社の商品でした。
(松下電器はパナソニックの旧社名)
その後に三洋電機がパナソニックの子会社となりましたが、エネループの名は残りました。
ここからは私の想像です。一般的に充電池と言えばエネループを第一に挙げる人が多いと思われます。そのエネループという名前とブランドは使いたい。しかし、エボルタは自社で開発した製品です。こちらも使いたい。
その結果がパナソニックから『エネループ』、『エボルタ』の2種が販売され続けた理由ではないでしょうか。
エネループブランドに統一されます
そんなエネループとエボルタですが2023年4月下旬に統一されます。
パナソニックの充電池はエネループとなります。
そのため、パナソニックから販売される充電池のラインナップが変わります。
- 充電式エボルタが廃止
- エネループライトを販売
このように変更されます。
今後は、
- エネループpro
- エネループ
- エネループライト
この3種となります。
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『パナソニックの充電池がエネループに統合』新型・旧型のスペック比較!何が違う?
充電して繰り返し使える充電池と言えば、パナソニックの エネループ 充電式エボルタ になります。 そのエネループと充電式エボルタですが、2023年4月下旬にラインナップが変わっています。 そのエネループ ...
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ラインナップの変更に伴い電池の使用が変わります。
現行品のエネループや充電式エボルタを購入できるのは在庫のみとなります。欲しいモデルは早めに購入しておきましょう。
パナソニックのホームページにも在庫僅少の文字が見られます。
充電池(エネループ)の魅力とメリット・デメリット
最後に充電池のメリット・デメリットを上げたいと思います。
メリット
- 家電選びの幅が広がる
- 節約になる
- 汎用性が高い
- 小型家電の廃棄が楽
- エコに貢献できる
デメリット
- 初期費用が高い
- 充電が必要
- 適さない機器がある
デメリットも存在しますが、それ以上のメリットを得られるのが充電池です。
長い目で見れば元が取れるし、生活の質を向上させてくれます。
エネループについて
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