- FXはマイナス何円からスタートするの？
- 1ロットでどれくらい変動するの？
- 1pipsはいくら？
- 何pips動くと損益はどれくらい？
私がFXを始めたばかりのときに考えたことです。
これらを簡単にまとめました。
１pispはいくら？1pips=1銭？
簡単にpipsについて説明します。
pipsはFXの共通単位
pipsはFXで使用される単位です。
例：USD/JPY=142.214だとします。値動きして、USD/JPY=142.332のように変動したら、「〇〇pips変動した」と使用されます。
ドルでもユーロでもこの単位を使います。
１pipsはいくらか
pipsは単位だと分かりました。では１pipsはいくらでしょうか。
1pipsは1銭でしょ。調べると出てくるし。
確かに、『1ipipsはいくら』などで検索すると『1pipsは1銭』と検索結果が出てきます。ですが、実際は証券会社によって違うようです。
『1ipipsはいくら』は証券会社によって変わる。
『1pips=1銭』もあれば、『1pips=0.1銭』の証券会社もあります。
予備知識で、証券会社によって違うと知っておきましょう。
投資成績には関係ないけど、知っていて損はないしね。
スプレッドでいくらマイナスからスタートするのか？
FXにはスプレッドと呼ばれるものが存在します。スプレッドは『Bid (売)』と『(買) Ask』の価格差です。
『Bid (売)』で取引しても、『(買) Ask』で取引しても、スプレッドに価格差があるため、約定した瞬間にマイナスからスタートになります。
下記がスプレッドの一例です。
| USD/JPY | |
| Bid (売) | (買) Ask |
| 140.121 | 140.123 |
上記はドル/円のレート。スプレッドが0.2銭。0.2銭分マイナスからスタートします。
0.2銭分だと、いくらマイナスからスタートなの？
取引数量により異なってきます。表にすると以下の通り。
| スプレッド / 取引数量 | 1,000 | 5,000 | 10,000 | 50,000 | 100,000 |
| 0.1銭 | 1円 | 5円 | 10円 | 50円 | 100円 |
| 0.2銭 | 2円 | 10円 | 20円 | 100円 | 200円 |
| 0.3銭 | 3円 | 15円 | 30円 | 150円 | 300円 |
| 0.4銭 | 4円 | 20円 | 40円 | 200円 | 400円 |
| 0.5銭 | 5円 | 25円 | 50円 | 250円 | 500円 |
| 0.6銭 | 6円 | 30円 | 60円 | 300円 | 600円 |
| 0.7銭 | 7円 | 35円 | 70円 | 350円 | 700円 |
| 0.8銭 | 8円 | 40円 | 80円 | 400円 | 800円 |
| 0.9銭 | 9円 | 45円 | 90円 | 450円 | 900円 |
| 1.0銭 | 10円 | 50円 | 100円 | 500円 | 1,000円 |
約定した瞬間にこれだけマイナスになります。
FXにおける取引コストなので覚えておきましょう。
何pips動いたら何円動くのか？損益はどれくらい？
『何pips動いたら、いくら損益が発生するのか』も知っておきましょう。
1pips＝0.1銭
ここからは1pips=0.1銭で話を進めます。
最低ロットの1000通貨と10000通貨の損益比較
各証券会社には、最低通貨が設定されています。
国内のメジャーな証券会社では1,000or10,000であることが多いです。
これをロットと呼ぶこともあります。
ロットと最低取引数量
- 最低取引数量=1,000の場合は、1ロット＝1,000通貨。
- 最低取引数量=10,000の場合は、1ロット＝10,000通貨。
1,000通貨、10,000通貨。それぞれ何円変動するか確認してみましょう。
| 取引数量 | 1,000 | 10,000 |
|---|---|---|
| 1pips変動 | 1円 | 10円 |
| 10pips変動 | 10円 | 100円 |
| 100pips変動 | 100円 | 1,000円 |
このように変動します。
変動するpips量と取引数量を増やしたのが以下の表になります。
| 取引数量 | 1,000 | 5,000 | 10,000 | 50,000 | 100,000 |
| 1pips | 1円 | 5円 | 10円 | 50円 | 100円 |
| 10pips | 10円 | 50円 | 100円 | 500円 | 1000円 |
| 50pips | 50円 | 250円 | 500円 | 2500円 | 5000円 |
| 100pips | 100円 | 500円 | 1000円 | 5000円 | 10000円 |
| 500pips | 500円 | 2500円 | 5000円 | 25000円 | 50000円 |
| 1000pips※ | 1000円※ | 5000円 | 10000円※ | 50000円 | 100000円 |
| 1500pips | 1500円 | 7500円 | 15000円 | 75000円 | 150000円 |
| 2000pips | 2000円 | 10000円 | 20000円 | 100000円 | 200000円 |
| 2500pips | 2500円 | 12500円 | 25000円 | 125000円 | 250000円 |
| 3000pips | 3000円 | 15000円 | 30000円 | 150000円 | 300000円 |
※ドル/円なら1,000pips動くと1円変動したことになります。
例：142.245⇒143.245（1,000pipsの変動）
※取引量が1,000なら損益は1,000円。10,000なら損益は10,000円になります。
エントリー前に損益の目安は付くように
エントリー前に利確と損切位置の目安は付けるはず。同時に損益も把握しておきたい。
特に損失。
- 損切りポイントに到達したら、許容できない損失になっていた
- 損切りポイントに到達する前に含み損に耐えられず、損切りしたら反転した
損益の変動量を把握していないと、こういった事態になりかねません。
取引数量とpips。値動きによる損益をしっかりと把握しておきましょう。
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著者について
高卒で工員として働き続けてセミリタイア達成⇒独自の視点でセミリタイア論について語っています。エリートでなくてもセミリタイアは可能と発信していきます。