今まで書いてきたミニマリストに関する記事です。
そして今回は
- ミニマリストは時代遅れ?貧乏くさい?
これをテーマに語りたいと思います。
オマエ!ミニマリストのふりをしたアンチだろ。
そんな声が聞こえてきそうです。
方向性を変えて、今回はミニマリストがいかに合理的な存在であるかを示したい。
ただ、ミニマリストの合理性については、他のミニマリストさん達が散々語っています。WEB上に散らばっている記事の焼き増しを書いても意味はない。
そこで、元工場作業員という特性を活かして『ECRSの4原則』を使ってミニマリストの合理性を示したいと思います。
ECRSの4原則について
工場などの業務改善を行うための考え方です。
この考えはトヨタやキーエンスといった日本を代表する企業でも用いられています。無駄を無くして効率化するなどの改善になります。
日本を代表するような企業が用いている手法を、ミニマリストの皆さんは自然と取り入れています。
ゆえにミニマリズムは理に適っていると言えるのです。
貧乏くささとは無縁だね。
SCRSの4原則(改善の4原則)とは
SCRSの4原則を簡単に説明すると、業務改善の手法の一つです。
排除(Eliminate)結合(Combine)入替え(Rearrange)簡素化(Simplify)それぞれの頭文字を取ってECRSです。ECRSはイクルスと呼んでいます。各言葉の改善内容は以下の通り。
ECRSの4原則
- 排除:不要な物を排除します。
- 結合:2つの業務を一度に行うなど。
- 入替え:業務の順番を入れ替える。業務を他のやり方に変える。
- 簡素化:排除や結合できないモノを簡素にする。
この4つの視点から効率を上げるための業務改善を行います。
上から順に重要視されます。まず考えるのは排除です。どうしても無くせいないモノは最終手段として簡素化するといった感じです。
どうですか?まず排除できないか考える。ダメならシンプルにする。
ミニマリズムに通ずる部分があると思います。
SCRSの4原則について
業務改善をミニマリズムに無理矢理当てはめるので、例えが適切ではない点もあります。ご容赦ください。
物を排除する(捨てる)
最も効果があるのが排除です。
ミニマリズムに置き換えると、『物を捨てる』といった行為です。ミニマリストは多くの物を手放します。
ミニマリストが排除する物
- テレビ
- ソファ
- 洋服
- 本
- CD・DVD
- 大型家具
- 車
- etc.
※何を排除するかは人それぞれ。正解はありません。
SCRSの4原則で最も重要な排除です。ミニマリズムでも最も重要ですね。
SCRSの4原則を用いて業務改善を行う場合に、まず最初に考えるのが排除です。『何か排除できることはないか』我々ミニマリストが最も重視する部分。大企業でも重要視されています。
ミニマリストの素晴らしさ
大企業で業務改善として重要視される排除。ミニマリストは自然と取り入れています。素晴らしいですね。
物や作業を結合する
物や作業自体を無くせれば一番良いのですが、どうしても無くすことができない事は多々あります。そういった場合は2つの作業を一度にできないかなどを考えます。
ミニマリスト御用達のドラム式洗濯機はまさに結合である
ミニマリストと言えば乾燥機能付きのドラム式洗濯機です。
※あまり必需品という表現は好きではありませんが、便利なのは確かなので。
ミニマリスト御用達の結合
洋服を綺麗にするには、『服の汚れを落とす』、『服を乾かす』が必要です。多くの家庭が洗濯した後に、『洗濯ものを干す』といった行為を行いますが、『乾燥機能付きのドラム式洗濯機』で一気に行ってしまいます。まさに結合です。
物をサービスなどに入替える
入替えは作業手順を入れ替える。作業や役割の再配置を行う。外注化するなども該当します。
これはサブスクを利用したり、街を利用するのが当てはまります。
物をサービスなどに交換する
- CDやDVDを手放す ⇒ サブスクやレンタルサービスを利用する。
- 書籍類 ⇒ キンドルやネカフェ・図書館を利用
- トレーニング器具 ⇒ ジムを利用
- etc.
街と暮らす
街と暮らすミニマリスト。その他、サブスクサービスなどをうまく利用していきたい。
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物を簡素化する
簡素化は、その業務を単純化させること。複雑な業務は非効率です。シンプルにして効率化します。
排除できれば良いのですが、できないモノは簡素化します。
物を簡素化する
- 長財布 ⇒ ミニマリスト御用達の財布へと切り替える
- 洋服 ⇒ 私服の制服化
- バスタオル ⇒ 普通のタオルで十分
- etc.
持ち物や洋服をシンプル化するミニマリスト。シンプル化というのは、業務改善の一環として大企業も行っています。
簡素化も非常に有効
現実問題として、無くしたいけど無くせない。このようなモノは多い。その場合は積極的にシンプルにしましょう。
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ミニマリストは合理的な存在だ
ECRSの4原則
- 排除:不要な物を排除する。
- 結合:2つの業務を一度に行うなど。
- 入替え:業務の順番を入れ替える。業務を他のやり方に変える。
- 簡素化:排除や結合できないモノを簡素にする。
大企業が行っている業務改善を、ミニマリストは自然と生活に取り入れています。ミニマリストは効率的な存在である証です。
- 時代遅れ
- 貧乏くさい
そんなことは絶対にありえません。
私もブログで書いていますが、ミニマリストに関しては理解されない点も多々あり批判も多い。批判を浴びてミニマリストを卒業してしまう方もいます。
そういったことから自信を無くして、「間違ったことをしているのかな?」、「おかしいのかな?」なんて考える方もいるのではないでしょうか。
何も間違っていないので自信を持ってください。
24年間をモノづくりに捧げて、効率を求める業務改善を行ってきた私からの言葉です。
ミニマリストは効率的
ミニマリストは効率的です。忙しい現代社会に適したライフスタイルと言えるでしょう。自信をもっていきましょう。
※ただし、排除しすぎて業務(生活)が回らなくなった。なんてことにならないようにご注意を。