退職後はハローワークのお世話になります。就職がすぐに決まればよいのですが、簡単にはいかない場合も。
そんなときは失業保険の給付が受けられます。失業保険を受け取るには、28日間に2回の求職活動の事績が必要です。
求職活動の実績。これに悩んでいる方は多いはず。自分が応募したい企業が見つかればよいのですが、希望に沿った企業が失業認定日までに見つからない場合もあります。
窓口で相談してもよいのですが、初めての転職活動で何を聞いたら良いのか分からない。口下手で上手く相談できない方も多いのでは。
事実、ハローワーク窓口での相談で不快な思いをしたという方も多いです(ハロワーク職員の方は基本的には親切で優しいですよ💧)
そんな悩みからネットで検索して、『適当な企業に応募する』を見て実行しようとしている方。絶対にやめましょう。
では、どうすれば良いのか?と悩む方に私から提案があります。
それは、セミナー(講習)を受けることです。
セミナーと言っても怪しい高額セミナーを受けるのではありません。ハローワーク主催のセミナーが開催されています。そのセミナーを受講しましょう。セミナーは無料です。
セミナーの内容は様々です。
- 為になるセミナー
- 楽しいセミナー
- 知見が広がるセミナー
- etc.
色々あります。ぜひ活用しましょう。
求職活動で適当に応募は止めましょう
まず初めに。私は転職サイトや転職エージェントは否定しません。むしろ推奨派です。転職エージェントは人を転職させるプロですから、転職活動時は利用するべきです。
しかし、求職実績を作るためだけに利用するのは反対です。
『求職活動 実績 作り方』等で検索すると、
求職活動は5分で終わります。就職が難しい企業に応募して完了です。万一、面接になったら断ればいいだけです。などと謳っているブログがあります。そして転職サイトのリンクが張ってある。
これは紹介料狙いです。アナタのことなど考えていない。企業側やエージェントの方にも失礼です。その業界でアナタの評判も悪くなる恐れもあります。業界内、どこでつながっているか分かりません。
ですから求職活動の実績作りで、適当に応募は止めましょう。
セミナー(講習)は気軽に受けられる
セミナー(講習)というと難しいのでは?と不安な方もいるかもしれませんが問題ありません。
基本的には
- 話を聞くだけ
- 筆記があっても簡単
- 分からない点は最後に質問できる
- 終了後に簡単なアンケートを求められる
何も不安に思うことはありません。
基本的には話を聞くだけ
基本的には講師の話を聞いているだけです。たまに質問もされますが簡単なものです。仮に分からなくても『分かりません』で大丈夫です。題材の内容が分からないからセミナーを受けにきているので、『わかりません』と答える方が大多数です。
筆記があっても簡単
何かを書いたりする場合もありますが、自分のことを書くので簡単です。点数を付けたりすることはないので、きれいな字で書く必要もありません。あくまで自分の為に筆記します。
分からない点は最後に質問できる
内容が理解できなければ最後に質問できます。他人の前で聞くのが恥ずかしければ、セミナー終了後に個人で質問してもOKです。結構、質問している人がいます。私も終了後に個人で質問したことは多々あります。
終了後に簡単なアンケートを求められる
セミナーの最後に簡単なアンケートに答えます。
内容は
- セミナーを受けた感想
- 他に受けたいセミナー
- こんなセミナーを開催してほしい
- etc.
等になります
これも難しく考える必要はありません。率直な感想や、自分があったらいいなと思うセミナーを書きましょう。主催者の方は今後のために、より良いセミナーを開催したいと思っています。ぜひ協力しましょう。
※私はセミナー開催のお礼を一言添えていました。
セミナー(講習)の探し方と申し込み方法
簡単に受け方を説明します。
順番を追うと
- 受講したいセミナーを選ぶ
- セミナーを予約する
- 開催日にセミナーを受講する
この流れです。受講終了後に活動実績の認め印を貰えます。次に詳しく説明します。
受講したいセミナーを選ぶ
ハローワークに入ると掲示板があります。その掲示板にセミナーの月間スケジュールが書いてあります。セミナーごとに詳細の書かれた資料(プリント)が配布されています。興味のあるセミナーの資料は貰っておきましょう。
※セミナー選びは
- ハローワークに問い合わせる
- ハローワーク掲示板を見る
のどちらかで行ってください。ハローワークのホームページには掲載されていないセミナーが多数あります。
セミナーの内容は様々です
- 面接対策
- 履歴書の書き方
- 応募書類準備
- 仕事の選び方
- 就活マナー
- 求職活動マインド
- キャリア形成
- はじめての介護職
- etc.
これらは、ほんの一部です。様々なセミナーが開催されているので、一度掲示板を見てください。
※年齢や性別が制限されているセミナーもあります。注意しましょう。
セミナーを予約する
セミナーは定員が設けられています。そのため予約が必要です。
予約の方法は
- ハローワークの受付で予約する
- ハローワークに電話で予約する
この2つです。
※人気のセミナーはすぐに埋まってしまいます。早めに予約しましょう。また予約が埋まっていてもキャンセル待ちを申し込むこともできます。
開催日にセミナーを受講する
セミナーは事前に開催日時が決まっています。遅れないように注意しましょう
以下の項目は必ずチェックしておきましょう
- 会場
- 開催日
- 開催時間
- 持ち物
- 連絡先
会場の確認
主にハローワークの会議室で行われます。
※私は一度だけ市役所で受けたことがあります(個人で受けたもので、講習というよりも職業診断のようなものでした)
開催日の確認
セミナーの日程です。他の求職活動とダブルブッキングしないように注意しましょう。
※急用等で不参加が決まったら早めに連絡しましょう。主催者の方や、キャンセル待ちの方への配慮が必要です。連絡先は配布されたプリントに書いてあります。分からなければハローワークで大丈夫です。
開催時間の確認
遅れることなく会場入りできるように。基本的に座席は決まっていないことの方が多いです。早くいけば好きな場所に座れます(まれに座席が決まっていることがあります)
※遅れないようにしましょう。主催者や他の方に迷惑が掛かります。遅れた時間によっては最悪は受講終了にならない可能性があります。遅れる場合は一報入れましょう。
持ち物の確認
持ち物は主に
- 雇用保険受給資格者証
- 筆記用具
この2点です。忘れないように。
連絡先の確認
受講できなくなった場合。また、時間に遅れる場合は必ず連絡を入れましょう。連絡先が分からなければハローワークに連絡でも大丈夫です。
※必ず連絡しましょう。私が受講したセミナーで、欠席の連絡がない。遅刻の連絡がない。が数回ありました。主催者の方に失礼ですし、迷惑が掛かります。当然、ハローワーク職員からの印象も悪くなるでしょう。
セミナーのメリット
主なメリットは
- 求職活動とみなされる
- 求職活動に役立つ
この2点です。
求職活動とみなされる
セミナーを受講すれば求職活動1回となります。私は10回以上セミナーに参加しましたが、求職活動にならなかったセミナーは1度もありません(不安でしたら、申し込み時に確認しましょう)
求職活動に役立つ
私は高校を卒業してから転職の経験がありませんでした。就職活動も高校を通して行ったので、まともに就活をしたこともありません。何も知らない状態でしたから、履歴書の書き方や、面接対応などは非常に役に立ちました。
デメリット
基本的にデメリットはありません。何か挙げろと言われれば、田舎のハローワークでは開催が少ないことでしょうか。
田舎住まいは少し大変
私は田舎に住んでいるので、私が在住する市のハローワークではセミナーが開催されませんでした。私はセミナーを受けるために車で片道1時間かけてセミナーが開催されるハローワークに通っていました。
※求職活動や何かを学ぶのに、時間を要するのは当たり前ですよね。基本的にデメリットはないと主張します。
まとめ
最後にセミナーについて
- セミナーの受講は求職活動となる
- 主にハローワークが開催していて
- 会場もハローワークが多い
- 自分が在住している市以外も受講可能
- セミナーの内容は様々で
- 好きなセミナーが受けられる
- まれに年齢や性別の制限がある場合も
- 定員制のために
- 予約が必要
- 電話or直接予約が可能
セミナーの受講は雇用保険受給者に与えられた権利です。計画的に利用して転職活動に役立てましょう。
記事を読んでくれた方の転職活動が上手くいくことを願っています。