ユニクロから販売されているメンズ用のインナー『エアリズムウルトラシームレスボクサーブリーフ』をレビューしました。
エアリズムの名を冠しているので、従来の『エアリズムボクサー』の改良版だと思っていましたが大間違いでした。
『エアリズムボクサー』を昇華させた製品ではなく、全く新しいタイプのインナーです。もちろんGUの『ドライボクサー』とも違います。
それとウルトラシームレスがローライズであることが気になる方も多いはず。ですが、
ローライズであることは全く気になりませんでした。
私は通常のエアリズムボクサーのローライズは違和感があり苦手です。しかし、ウルトラシームレスは履けます。ローライズである点は気にする必要はないです。
エアリズムボクサーやドライボクサーと比較すると
メリット
- サラサラで肌触りが抜群
- 締め付けがなく履き心地が良い
- ストレッチが効いて動きやすい
デメリット
- ウエストゴムが緩い
- 通気性が少し劣る
- ローライズ感がない
このような評価になります。
ハマる人にはハマるけど、ダメな人には全然ダメのようです。
- ウエストが細身の方
- ローライズに期待する方
は見送った方が良いかもしれません。
逆に、該当しない方は試してみる価値が大いにあると思います。
気になる方はぜひ本文をご覧ください。
※以下、『エアリズムウルトラシームレス』は『ウルトラシームレス』。『一般的なエアリズムボクサー』は『エアリズム』と表記します。ご了承ください。
ご了承ください
履き心地などに関しては完全に個人の主観です。ご了承ください。
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ウルトラシームレスの全体像
『ウルトラシームレスボクサーブリーフ』の全体を見てみましょう。
『ウルトラシームレス』はどのような下着なのか?まずは表面から
次は内側(肌に接触する面)です。返して見てみましょう。
ご覧の通り『縫い糸』が一切見当たらない。『縫い目が無い』のです。
ウエストのゴム部分も本体と同じ素材。
公式の説明だとウエストゴムを使用していないと記載されています。
ウエストに注意
ウエスト部分はきちんと伸縮します。
私個人だと問題はありません。しかし、ウエストが緩いといった口コミがあります。
エアリズムウルトラシームレスを勧めたい方
ウルトラシームレスをオススメしたい方は
現状の下着に『不満がある方』、『悩みがある方』になります。
例えば、
- ウエストのゴムでかぶれる方
- 縫い目でかぶれる方
- もっと体にフィットする下着が欲しい
これらの悩みがウルトラシームレスで解決できるかもしれませんよ。
値段は感謝祭などのセール時は?
エアリズム、スタイルドライとの価格比較
購入数 | ウルトラシームレス | エアリズム | GUスタイルドライ |
---|---|---|---|
1点 | 990円 | 990円 | 490円 |
2点 | 1,980円 | 1,980円 | 980円 |
価格はエアリズムボクサーと同じです。
スタイルドライを愛用している方には高く感じるかもしれません。
感謝祭セール価格はいくら?
ユニクロやGUでは感謝祭などのセールで安く購入できます。
購入数 | ウルトラシームレス | エアリズム | GUスタイルドライ |
---|---|---|---|
1点 | 790円 | 790円 | 490円 |
2点 | 1,580円 | 1,580円 | 780円 |
エアリズムもスタイルドライもセール時はお得に購入できます。
※ウルトラシームレスもセール対象になることを確認できました。セール時は200円引きです。お試しで履きたい方は狙ってみてください。
素材比較
項目 | ウルトラシームレス | エアリズム | ドライボクサー |
---|---|---|---|
原産地 | タイ | 中国 | バングラデシュ |
本体 | ナイロン 71% ポリウレタン 29% | ポリエステル 88% ポリウレタン 12% | ポリエステル 91% ポリウレタン 9% |
ウエスト | 同上 | ナイロン 90% ポリウレタン 10% | ポリエステル 88% ポリウレタン 12% |
使われている素材が全く違います。ウルトラシームレスはナイロンが主に使われています。
原作国が全て違うのも面白いですね。
※カラーによって比率が多少変わります。参考程度にお願いします。
主素材であるナイロンの特性について
ナイロンがポリエステルより優れている点は伸縮性です。
素材自体が通常のエアリズムボクサーより伸縮性に優れている。そこにユニクロの加工技術が加わりますからストレッチ性が段違いなのは言うまでもありません。
さらに褒めれば、吸水性も低いのですぐに乾きます。汗をかいても乾いてくれるということになります。(この点はポリエステルも優れています)
本体とウエストが同じ素材
素材がナイロンも勿論ですが、それ以上に本体とウエスト部分の素材が全く同じなのが素晴らしいです。
生地を重ねているので継ぎ目はあります。
しかし、縫い目が存在しません。縫い目でかぶれてしまう人もいるので、この構造は画期的だと感じます。
性能比較
特性 | ウルトラシームレス | エアリズム | ドライ |
---|---|---|---|
ドライ | 〇 | 〇 | ― |
肌面平滑性 | 〇 | 〇 | ― |
接触冷感 | 〇 | 〇 | ― |
ストレッチ | 〇 | 〇 | 〇 |
抗菌防臭 | ― | 〇 | 〇 |
消臭 | ― | 〇 | ― |
給水速乾 | ― | ― | 〇 |
売りにしている特性もエアリズムやドライボクサーと違います。
通常のエアリズムと比べて
まず目につくのが
- 抗菌防臭
- 消臭
が無い点ですね。ここは残念です。
ただ、主材料のナイロンはカビなどが発生しにくい特性があります。
菌自体が発生しにくいのかもしれませんね。
肌面平滑性とストレッチ
こちらは通常のエアリズムにも備わっていますが、ウルトラシームレスの方が上です。
ウルトラシームレスの方が
- 肌触りが良い
- 伸縮性が高い
です。
肌触りが良い
正直言ってスベスベ感に関しては好みによると思います。主素材がナイロンとポリエステルと違う上に加工も違うので。
ただウルトラシームレスは
- 継ぎ目が無い
- ウエストゴムが無い
ので肌に優しく接してくれます。
ストレッチ性能が高い
ストレッチ性能は明らかにウルトラシームレスの方が優れています。1.5倍~2倍程度差があります。
ウルトラシームレスの優れている点
ユニクロのエアリズムボクサーと比べると
- ストレッチ性能が高い
- フィット感が凄い
- 縫い目が無いので擦れない
- ウエストゴムのかゆみが無い
- 生地の感触が良い
- 生地が厚い
などが挙げられます。
ストレッチ性能が高い
通常のエアリズムと比べると伸縮性が全く違います
エアリズム
エアリズムの伸縮性も相当優れています。
ウルトラシームレス
しかし、ウルトラシームレスはそれを上回る伸縮性です。
ストレッチ性能にこれだけの差があります。
縫い目が無いので擦れない
ウルトラシームレスは縫い目が存在しません。
下位は通常のエアリズムとの比較です。
エアリズム縫い目あり。ウルトラシームレス縫い目無し。
さらに細かい点を見ると、
裾やウエスト部分にもウルトラシームレスは縫い目がありません。
ドライボクサーとの比較
GUドライボクサーの縫い目はエアリズムより大きいので、その差はさらに広がります。
ウエストゴムのかゆみが無い
ウルトラシームレスは本体とウエスト部分の素材が同じです。
ウエスト部分が本体と変わらない感触です。
※全く同じではありません。ウエスト部分は引き締める必要があるためか、本体と比べるとほんの少しザラつきを感じます。
ただ、エアリズムやドライと比べるとウエストが少し緩い気がします。
生地の感触が良い
ウルトラシームレスもエアリズムの名を冠しています。やはり肌触りは抜群です。
通常のエアリズムとは違った良さがあります。スベスベですよ。
生地が厚い
ウルトラシームレスは生地が厚いです。
主材料のナイロン自体も丈夫です。生地が破れにくいと思います。
※通常のエアリズムも耐久性は問題ありません。あくまで生地の厚さ比較であることをご理解ください。
フィット感が凄い
ウルトラシームレスはフィット感が随一です。
これは
- 優れた伸縮性
- 縫い目が無い
- 生地の感触が良い
この3つを兼ね備えているからこそです。
ローライズであることは気にならない。
冒頭でも述べましたが、ローライズであることは一切気になりません。
上記の画像はエアリズムボクサーとの比較です。
股下からウエスト位置までの長さが変わらないことが分かります。エアリズムボクサー・ドライボクサーと比べてウエストの位置はほぼ同じ。ローライズが苦手な方でも履けるでしょう。
逆に言うとローライズに期待している方は、『もっと股上が浅い方が良いのに』と感じるかもしれませんね。
ウルトラシームレスは蒸れる?エアリズムボクサー・ドライボクサーとの比較
前述したように、ウルトラシームレスは少し生地が厚いです。
エアリズムボクサーやドライボクサーと通気性能を比較すると
- エアリズム(通常)>ドライ>ウルトラシームレス
といった具合です。
ウルトラシームレス単体で見るとそれほど悪くはありませんが、通気性の良さではエアリズムボクサーやドライボクサーには劣ります。蒸れやすい人は夏場は避けた方が良いかもしれません。
ウルトラシームレスボクサーの注意点
そんな完成度の高いウルトラシームレスですが、注意点もあります。
- 縫い目はないが継ぎ目はある
- 前開きではない
- フィット感が凄い
などが挙げられます。
縫い目はないが継ぎ目はある
名前がシームレスとなっていますが、生地が重なっている部分はあります。
縫い目は存在しませんが、継ぎ目はあるのでご注意を。継ぎ目は生地を重ねて接着してる感じです。
前開きではない
商品名は【エアリズムウルトラシームレスボクサーブリーフ(ローライズ・前閉じ)】です。長い・・・
その名の通り、前が開いていません。
フィット感が凄い
フィット感が凄いです。以前の記事で通常のエアリズムより、GUドライボクサーの方がフィット感があると解説しました。ウルトラシームレスはドライボクサーのフィット感をも上回ります。
人によっては違和感を感じるかもしれません。
特にエアリズムの優しく包むルーズ感が好きな方は合わない可能性があります。
エアリズムウルトラシームレスボクサーブリーフの口コミは?
最後に、私の評価だけではなく、口コミ評価を見てみましょう。
良い評価
- 縫い目がなく気持ちよく着用できる
- フィット感がとても良い
- 締め付けがなく履き心地が最高
- 質感がサラサラで気持ちいい
- ストレッチが効いて適度に圧迫感がある
- 縫い目がなくサラサラな肌触り
生地の質感や肌触り。履き心地に関する評価が高いです。
悪い評価
- 履いていると下がってくる
- ずり落ちる。ワンサイズ下が良いかも。
- ローライズなのに、股上が浅くない。
- ウエストが緩む
- 少し蒸れる
とにかく『ずり落ちる』の声が多いです。ウエストが緩いようです。
その他にも、ローライズではない。通気性が悪い。などの不満がありました。
細身の方は注意
落ちてきてしまうのは致命的ですね。細身の方は注意です。
特に、通常のエアリズムボクサーやドライボクサーでもウエストが緩く感じる方は見送った方が良いかもしれませんね。
カラー展開も増えました
発売当初のカラーはブラックのみでした。その後にホワイト・グレー・ネイビーなどを展開。
現在は明るいカラーも増えました。少し選択肢が増えています。
ウルトラシームレスボクサーブリーフのまとめ
今までに無かった新感覚のインナー。それがウルトラシームレスです。
- ウエストのゴムでかぶれる方
- 縫い目でかぶれる方
- もっと体にフィットする下着が欲しい
これらの悩みを抱えている方はチャレンジする価値ありです。
抜群のフィット感でアナタの悩みを解決してくれるかもしれませんよ。