トラックボールはマウスの代わりにポインタを移動させるアイテムです。
一度使ったら抜け出せないと言われている魔性のアイテム。そんなトラックボールですが、メリットも有ればデメリットも存在する。一般的な人が使うにはメリットの方が多いでしょう。
マウスと違い、少し慣れが必要ですが心配ありません。練習時間にもよるが1週間程度で慣れます。1か月もすれば使いこなしてマウスには戻れない身体になるはず。
トラックボールのメリット・デメリットとして
メリット
- ポインタ移動が楽
- どんな体制でも使える
- スペースが必要ない
- マウスパッドが要らない
- 身体に良い
見出しテキスト
- 掃除が必要
- 素早く精密な作業が苦手
- ゲームには向かない
この記事でトラックボールの
- メリット
- デメリット
- 種類
- 特性
- お勧めの機種
を解説します。トラックボールに興味を持って頂ければ幸いです。
トラックボールはひろゆきさんもおすすめ!その理由とは?
ひろゆきさんもインタビューでトラックボールの魅力について語っています。
この動画だけでもトラックボールの魅力は伝わると思います。
ひろゆきさん愛用のトラックボールは最上位モデルなので高額です。
もちろん良い品ですが。ロジクールのスタンダードモデルでも十分ですよ。
トラックボールマウスのメリット
トラックボールを勧めるのは以下の理由から
メリット
- ポインタ移動が楽
- どんな体制でも使える
- スペースが必要ない
- マウスパッドが要らない
- 身体に良い
これらがメリットになる。
毎日、長時間触れるものです。
メリットに一つでも価値を感じたら購入する価値があります。
ポインタ操作が楽である
トラックボールはポインタ移動が楽です。
マウスと比べて
- 負担が少ない
- 微調整が楽
などの利点があります。
手首や肩への負担が少ない
マウスと違って本体を動かさずにボールを指で撫でるだけ。これだけで負担が少ないことが分かっていただけるはず。指への負担が気になるかもしれませんが、全く問題ありません。
ボールは非常に滑らかで、ボールの上に指を乗せる形をとっている。軽く撫でるだけで自然にポインタ移動が可能。
ポインターの微調整が楽
マウスより微調整が楽です。指を少し動かすだけなので、手首を動かすマウスよりずっと楽に微調整ができる。
想像してもらうと分かりやすいです。
- 親指を少し動かす
- 手首を少し動かす
どちらが容易かは言うまでもありません。多少の慣れが必要ですがトラックボールはポインタ移動が楽です。
長い距離のポインタ移動も容易。持ち上げる必要もない。
長い距離のポインタ移動も容易です。トラックボールはボールを転がした分だけポインタが移動します。ボールをひと撫ですれば、かなりの距離が移動できます。
移動量が足りなければ、もう一度撫でるだけ。
マウスで長い距離を移動させるのとは全く違います。マウスの場合は設定によっては本体を持ち上げる必要があるでしょう。トラックボールはその必要もありません。
トラックボールマウスはどんな体制でも使える
マウスは手首、肘を動かす必要があるが、トラックボールは指だけ動かせればいい。
指さえ動けば、どんな体制でも使用可能です。
自分が一番楽な体制で仕事に取り組める。指先さえ動けばいいので、寝転がっていても問題ない。
デスクなどでスペースを必要としないのが強み
マウスと違い本体を動かす必要がないのでデスク上にスペースが必要ない。自分のデスクならよいが、作業環境によってはスペース確保が困難な場合が存在する。
トラックボールならトラックボールが置けるスペースさえ有ればいい。
最悪は自分の身体に当てて使うこともできる。
私は工場勤めだったが、デスクでゆっくりとパソコン操作というワケにはいかなかった。現場にパソコンも持ち出すことは多々あった。スペースが無ければマウスは使えない。
タッチパッドは搭載されているが作業効率が悪い。そんな時にトラックボールなら省スペースで使用できる。トラックボールはサラリーマン時代の私を多いに助けてくれました。
マウスパッドが必要ないので持ち物を減らせる
トラックボールはマウスパッドが必要ない。
本体を動かさないので、直置きでも本体やデスクを傷つける心配がない。マウスパッドが必要ないということは、荷物も減る。準備と片付けの時間も減る。
出張などでは少しでも荷物は減らしたい。マウスパッドを持ち歩く必要が無いのは嬉しい。
もちろんお気に入りのマウスパッドを敷いても構いません。マウスパッドを使うか否かを自分で選択できる。トラックボールのメリットです。
トラックボールの導入で肩こり、腱鞘炎が改善された事例もある
マウス操作によって
- 指
- 手首
- 腕
- 型
などに痛みを感じる方はトラックボールに変更することで改善される可能性があります。
痛みにお悩みの方や、違和感を感じている人はトラックボールの導入をお勧めします。
実際に改善例は多数報告されている。自分の楽な体制で使用できるのがトラックボールの強みです。
仮に痛みを感じても指先さえ動けばよいのです。痛みが軽減できる体制になればよい。身体的な負担を減らせる。これがトラックボールのメリットです。
トラックボールマウスのデメリット
そんな便利なトラックボールだがデメリットも存在します。
- 掃除が必要
- 素早く精密な作業が苦手
- ゲームには向かない?
ボールの取り付け口にゴミが溜まるので定期清掃が必要。
構造上、ごみが溜まるのは避けられません。そのために清掃が必須となる。
定期清掃が必要(トラックボールの掃除は簡単
ただ、掃除自体は全く苦になりません。
- ボールを外して軽く拭く
- 取り付け部を軽く拭く
面倒ならボールを外して、取り付け部を息で吹くだけでも問題ない。
清掃頻度は低くても構わないが、簡単で片手間にできるので、毎日掃除しても苦になりません。
汚れが溜まった場合は綿棒で清掃しましょう。
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トラックボールは細かい作業を素早く行うのは苦手
トラックボールは精密な操作を素早く行うことには適していません。
メリットで【微調整が楽】を挙げましたが、これは身体的に楽という意味です。精密に素早くできるではありません。
トラックボールはゲームには向かない?
例えば、ゲームなどでは精密な操作を素早く行うことが求められます。プロゲーマーの方々はマウスを使用していますね。基本的にトラックボールを使用している姿は見ません。
このことから『トラックボールは素早く精密に』が苦手だということが分かります。
一般の使い方では気にする必要はない
仕事や自宅でパソコン操作をする際に、プロゲーマーのような精密性を求められることはないでしょう。
個人的にはデメリットよりもメリットが上回ると言わせて頂きます。
トラックボールは慣れが必要。練習期間は?
そんなオススメのトラックボールですが、慣れというか練習が必要です。
マウスに慣れている方ほどトラックボールに違和感を感じるはずです。Youtubeで『初めてのトラックボール』みたいな動画を見ると、皆さん始めは違和感を感じて難しいと言っています。
トラックボールは一週間程度で慣れる
どれだけトラックボールに触れるかによりますが、少し使えば慣れます。一週間もすれば違和感なく使えるでしょう。仕事に支障がでるようでしたら、通常のマウスと交互に使って良いと思います。
実際に私がそうでした。仕事はマウス。プライベートはトラックボール。慣れたら仕事もトラックボールと言った感じです。
無料の練習サイトで練習しよう
トラックボールに早く慣れたいという方は練習しましょう。『マウス練習』などで検索すれば無料で使える練習メニューがヒットします。
探すのが面倒な方は、マウス練習広場こちらがシンプルで使いやすいです。シンプルなカーソル移動やドラッグの練習ができます。
トラックボールに慣れてもマウスは使える
トラックボールになれるとマウスが使えなくなるのでは?このような心配を持たれるかもしれません。これについては全く問題ありません。
以前と同じようにマウスは使えます。一度使いこなせるようになった物は忘れません。自転車と同じですね。
初心者向におすすめ!ロジクール製M575S
恐らくトラックボール愛用者に聞けば、まずは【M575S】を勧める人が多いでしょう。
理由はスタンダードで使いやすいから。まずはこれに触れてトラックボールの魅力を知ってほしい。逆にこれを触って好感触を得られなければ、トラックボールが体質に合っていないと言える。
Amazonレビューも1万件を超えるにもかかわらず高評価だ。サクラを用意するまでもない。
おすすめ品はいくつかありますが、『M575』が一番のオススメです。
トラックボールの種類と選び方について(おすすめ5選)
トラックボールにはいくつかの種類があり、使用する場面や個人の好みによって選ぶべきモデルが異なります。
初めてトラックボールを使う方には、親指で操作するタイプがおすすめです。
基本は親指操作のトラックボール
トラックボールを選ぶ基準は主に2つ
- 有線・無線
- 操作タイプ
これらで判断しましょう。
『有線・無線』これに関してはユーザーの環境によります。
(できれば無線がおすすめ)
しかし、操作タイプは別です。操作タイプには
- 親指操作タイプ
- 人差し指・中指操作タイプ
があります。
基本的に『親指で操作するタイプ』をおすすめします。
こちらでオススメのトラックボールをまとめています。
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小型の携帯用トラックボールについて
小型の携帯用トラックボールは、持ち運びに便利ですが、メインで使用するにはいくつかのデメリットがあります。
初めてトラックボールを使う方にはあまりおすすめできません。ここでは、小型トラックボールの特徴と、なぜサブ機としての使用が適しているのかを解説します
携帯用のトラックボールはどうなの?
携帯性を考えた場合に小型の購入を考える人もいるでしょう。
正直なところ、2台目以降のサブ機として以外は勧められません。
もしくは手の小さい女性向き
(女性もできれば【M575S】を選んでほしい。)
一般的な男性が長時間使用すると、上記【M575S】と比較すると疲労感やストレスが溜まる。
小型のトラックボールは疲れる
小型機が疲れる理由は単純。
スタンダードは機体が手の平全体を支えてくれる。小型機は機体と手の平に隙間ができる。この違いだ。デスクに手を置いて、完全に密着させた状態と、浮かせた状態。手を浮かせた状態の方が疲れますよね。
小型機はサブ機として使おう
あくまで2台目以降に購入するのをオススメします。最初に小型に触れるとトラックボールそのものが嫌になる可能性がる。それは避けたい。
携帯カバー付きでサブ機としては悪くはないですよ。
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空中操作・人差し指、中指操作ができるトラックボール
トラックボールは指でボールを転がすという構造上、色々な形状の製品が発売されている。
- 人差し指・中指で操作するタイプ
- 手に持って操作するハンディタイプ
これらだ。
珍しい物好きの方は興味を惹かれるだろうが、これらもサブ機扱いです。
始めに買うなら親指タイプにがオススメ
指の構造上、人差し指よりも親指の方が強くて動かしやすい。その場で指を回してもらえば分かるはずだ。その動作がそのままとトラックボールの操作に反映される。
特別な事情がない限りはスタンダードな親指タイプの方がよい。
空中操作ができるハンディタイプのトラックボール
ハンディタイプは私も購入した経験があります。使った感想としては、
『普通にスタンダードタイプを使った方が良い』が答え。
製品の紹介として、『ソファやベッドでリラックスしながら』とあるが、空中操作以外はスタンダードタイプでも可能。寝ながらでも操作はできる。それがトラックボールの売りの一つ。わざわざ、それ用を買う必要はない。現在は手放してしまいました。
買うなら人気製品を買おう
私も珍しい物好きだから興味を惹かれるのは分かります。実際に購入したし。私のように自分で使わないと気が済まないタイプの方も多いでしょう。
とりあえず買うならレビューが多い物をオススメします。理由は手放すときに高く売れるから。
人差し指・中指タイプ
ハンディタイプ
Bluetooth機能がない?アダプタで簡単に接続しよう!
トラックボールマウスの接続は『有線』、『無線』に分けられます。そしてトラックボールは無線式が多い。
無線式にもタイプがあって
- Bluetooth接続
- 専用レシーバー使用
この2タイプがあります。
Bluetooth機能がパソコンに搭載されておらずBluetooth接続ができない方は『Bluetoothアダプタ』という小型の無線機を使用することでBluetooth接続が可能となります。
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『Bluetoothアダプタ』Bluetoothが繋がらないパソコンでBluetooth機器が接続可能に
Bluetooth機能のないPCでBluetooth機器を使いたい Bluetooth機器を買ったがPCにBluetooth機能が無かった こんな悩みは『Bluetoothアダプタ』で解決します。 私 ...
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トラックボールマウスのまとめ
この記事でトラックボールの魅力が少しでも伝われば幸いです。そして興味を持ってくれば嬉しい。
トラックボールが好きになるようにまずは「ロジクール M575S」に触れてほしい。トラックボールで読者様のパソコンライフが快適になることを祈っています。
スタンダードタイプ
上位タイプ
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