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【J-REITで配当金生活を支える】毎月分配金を受け取れるリート銘柄の組み合わせ

2022年12月10日

株式投資で毎月配当金を受け取りたい。

しかし、所有したい銘柄が存在しないために無配当の月が発生する。そんな場合は不動産投資信託のリートで対応してみてはいかがでしょうか。

それどころか、リートだけで毎月配当(分配金)を受け取ることも可能。また、リートの平均利回りは株式の平均利回りより高い傾向にあります。

株式の平均利回りリートの平均利回り
2% 前後4% 前後

余剰資金をお持ちでしたら、リートをポートフォリオに加えても良いでしょう。

決算月別に主要リートをまとめてみました。投資判断の一つとして役立てれば幸いです。

ご了承ください

取り上げている銘柄は投資推奨ではありません。あくまでリート銘柄の紹介記事としてご覧ください。

 

1月/7月決算のリート銘柄

三井不動産ロジスティクスパーク

    

銘柄三井不動産ロジスティクスパーク
証券コード3471
分配金利回り3.38%
NAV1.09
時価総額283,680(百万円)
運用資産物流施設
主要スポンサー三井不動産
2022年12月8日時点

物流施設が主体のリート。スポンサーは三井不動産。

物流施設への投資が約9割。投資地域は関東地区への投資が半数を占めています。

アドバンス・レジデンス

  

銘柄アドバンス・レジデンス
証券コード3269
分配金利回り3.38%
NAV1.10
時価総額469,515(百万円)
運用資産住居主体型
主要スポンサー伊藤忠
2022年12月8日時点

住居主体型のリートです。主要スポンサーは伊藤中。

住居に完全特化していて、投資地域は東京が7割を占めている。住居主体型は5銘柄しかない。その中でも最大の時価総額となっています。(2022年12月現在)

1月/7月決済のリート銘柄

   

1月/7月決算のリート銘柄

  • 8957 東急リアル・エステート
  • 8967 日本ロジスティクスファンド
  • 3234 森ヒルズリート
  • 3292 イオンリート
  • など

投資ぶた

1月/7月決算のリートは多いです。2022年時点で15銘柄。

1月/7月と2月/8月決算の銘柄で全リートの約半数を占めます。

宗蔵

   

2月/8月決算のリート銘柄

野村不動産マスターファンド

   

銘柄野村不動産マスターファンド
証券コード3462
分配金利回り3.93%
NAV0.94
時価総額788,853(百万円)
運用資産総合型(オフィス・商業施設・物流・住居)
主要スポンサー野村不動産
2022年12月8日時点

総合型のリート。オフィスを中心に商業施設や物流施設、住宅に投資している。スポンサーは野村不動産。

総合型はリートの中で最も多い形態。野村不動産マスターファンドは、その中でも最大級の規模となっています。

オリックス不動産

  

銘柄オリックス不動産
証券コード8954
分配金利回り4.08%
NAV0.95
時価総額514,464(百万円)
運用資産総合型(オフィス中心)
主要スポンサーオリックス・グループ
2022年12月8日時点

総合型のリート。オリックス・グループがスポンサー。

2002年に上場された古参のリートです。

投資先はオフィスが半数を占めている。あとは商業施設、ホテル、住宅、物流施設の順に投資しています。

2月/8月決済のリート銘柄

  

2月/8月決算のリート銘柄

  • 8953 日本都市ファンド
  • 8968 福岡リート
  • 8984 大和ハウスリート
  • 3281 GLP
  • など

  

投資ぶた

2月/8月決算のリートは16銘柄。2022年12月現在。

2月/8月決算のリートが最も多く上場されています。

宗蔵

   

3月/9月決算のリート銘柄

ジャパンリアルエステイト

   

銘柄ジャパンリアルエステイト
証券コード8952
分配金利回り3.80%
NAV1.01
時価総額828,356(百万円)
運用資産オフィス主体型
主要スポンサー三菱地所
2022年12月8日時点

オフィス主体型のリート。スポンサーは三菱地所になります。

上場は2001年。日本ビルファンドと並び最古参のリート。オフィスビルに特化しており、東京都心への投資が7割を超えています。

森トラスト総合リート

   

銘柄森トラスト総合リート
証券コード8961
分配金利回り4.14%
NAV0.96
時価総額191,004(百万円)
運用資産総合型(オフィス中心)
主要スポンサー森トラスト
2022年12月8日時点

総合型のリート。スポンサーは森トラスト。

総合型ですが、主な投資先はオフィスと商業施設。オフィスが全体の7割を占める。東京都心部のオフィスなどに投資しています。

3月/9月決済のリート銘柄

   

3月/9月決算のリート銘柄

  • 8958 グローバル・ワン
  • 8986 大和証券リビング
  • 3453 ケネディクス商業リート
投資ぶた

20022年12月時点では、3月/9月決済の銘柄は5つしか存在しません。

3月/9月決算のリートが最も少ない。貴重な5銘柄です。

宗蔵

   

4月/10月決算のリート銘柄

積水ハウス・リート

   

銘柄積水ハウス・リート
証券コード3309
分配金利回り4.26%
NAV0.90
時価総額345,699(百万円)
運用資産総合型
主要スポンサー積水ハウス
2022年12月8日時点

総合型のリート。スポンサーは積水ハウスです。

積水ハウスと聞くと住宅を想像しますが、オフィスを中心とした総合型リートです。もちろん住居物件への投資も行っています。

ケネディクス・オフィス

   

銘柄ケネディクス・オフィス
証券コード8972
分配金利回り4.30%
NAV0.86
時価総額281,679(百万円)
運用資産オフィス主体型
主要スポンサーケネディクス
2022年12月8日時点

オフィス主体のリート。スポンサーはケネディクス。

物件数が98棟と多いです。中規模物件への投資が多いようです。

4月/10月決済のリート銘柄

   

4月/10月決算のリート銘柄

  • 8956 NTT都市開発リート
  • 8975 いちごオフィス
  • 3287 星野リゾート
  • 8979 スターツプロシード
  • など

  

投資ぶた

2022年時点だと4月/10月決済の銘柄は8銘柄。

※全リートで最も分配利回りの高い、いちごオフィスがあります。

宗蔵

※2022年12月時点。

   

5月/11月決算のリート銘柄

日本プロロジスリート

 

銘柄日本プロロジスリート
証券コード3283
分配金利回り3.04%
NAV1.24
時価総額869,199(百万円)
運用資産物流施設主体
主要スポンサープロロジス・グループ
2022年12月8日時点

物流施設主体のリート。スポンサーはプロロジス・グループ。

物流施設への投資が100%。完全特化しています。分配金利回りは3%前後とやや低め。物流施設主体のリートでは最大の時価総額となっています。ただし、配当利回りは最も低い。※

※2022年12月時点。

   

ユナイテッド・アーバン

  

銘柄ユナイテッド・アーバン
証券コード8960
分配金利回り4.17%
NAV0.92
時価総額460,451(百万円)
運用資産総合型
主要スポンサー丸紅
2022年12月8日時点

総合型のリート。スポンサーは丸紅。

オフィス、商業施設、ホテルとバランスよく投資を行っています。

5月/11月決済のリート銘柄

   

5月/11月決算のリート銘柄

  • 8966 平和不動産リート
  • 8976 大和証券オフィス
  • 8977 阪急阪神リート
  • 3279 アクティビア・プロパティース
  • など
投資ぶた

5月/11月決済のリートは8銘柄。物流施設型では最大の銘柄が存在しています。

物流の需要は高い。今後の成長にも期待しています。

宗蔵

   

6月/12月決算のリート銘柄

日本ビルファンド

  

銘柄日本ビルファンド
証券コード8951
分配金利回り3.73
NAV1.04
時価総額1,049,511(百万円)
運用資産オフィス主体型
主要スポンサー三井不動産
2022年12月8日時点

オフィス主体型のリート。スポンサーは三井不動産です。

2021年上場の最古参のリートです。また全リートの中で最大の時価総額を誇る。日本のリートで初めて時価総額が1兆を超えた銘柄です。

日本プライムリアルティ

 

銘柄日本プライムリアルティ
証券コード8955
分配金利回り3.99
NAV0.98
時価総額383,914(百万円)
運用資産総合型
主要スポンサー東京建物
2022年12月8日時点

総合型のリート。スポンサーは日本建物。

総合型に分類されていますが7割以上がオフィスです。次ぐのが商業施設で約2割の構成になっています。

6月/12月決済のリート銘柄

    

6月/12月決算のリート銘柄

  • 8964 フロンティア不動産
  • 8987 ジャパンエクセレント
  • 8963 インヴィンシブル
  • 3296 日本リート
  • など

  

投資ぶた

6月/12月決済のリートは8銘柄。最古参で最大の日本ビルファンドが存在します。

2020年以降は物件の稼働率が下がっているので盛り返しに期待します。

宗蔵

   

タイプ別の分配利回りと分配金の傾向

  

株式の配当金と比べると、リートの分配金は利回りが高い傾向にあります。

株式の平均利回りリートの平均利回り
2% 前後4% 前後

そして、株式のセクターのように、リートにも複数のタイプ(投資先)があります。そして、そのタイプによって分配金の利回りなどに違いが見られます。

投資判断の一つとしても特徴を知っておきましょう。

リートのタイプと分配利回りについて

   

リートのタイプ

  • オフィス主体型
  • 物流施設主体型
  • 商業施設主体型
  • 住居主体型
  • 総合型
  • 複合型

上記はリートのタイプ(資産運用先)です。

そして分配金の利回りは以下のようになっています。

タイプ分配金の傾向平均の分配利回り
オフィス主体※3.74%~5.51% 4.40%
物流施設主体3.00%~4.86%3.72%
商業施設4.18%~4.83%4.41%
住居主体3.33%~4.57%3.82%
ホテル主体2.05%~4.34%2.75%
総合型3.50%~5.40%4.47%
複合型3.75%~5.41%4.22%
2022年12月10日

※イチゴオフィスを除いています。含めると4.92%になります。

投資ぶた

オフィス主体、商業施設、総合型、複合型が高い平均利回りとなっています。

  

あくまで平均です。銘柄ごとに大きな差があります。それと、分配利回りは高ければよいわけではありません。

格付けや信用力と分配利回りの関係について

  

銘柄タイプ分配利回り平均利回り
日本ビルファンド法人オフィス主体3.74%4.40%
野村不動産マスターファンド総合型3.94%4.47%
日本プロロジスリート物流施設型3.00%3.72%
2022年12月10日

信用力や格付けが高い銘柄は買われるので、利回りが低い傾向があります。

宗蔵

物流施設型は需要が高い。買われるので平均利回りは低くなる。その中でも最も格付けの高い、日本プロロジスリートの分配利回りは低くなっています。

これは物流施設型だけではなく、他のタイプでも同様の傾向があります。

リートの分配金と利回りのまとめ

  

  • リートだけで毎月分配金を受け取ることが可能
  • リートは株式よりも平均利回りが高い
  • 投資先により平均利回りに差がある
  • 格付けや信用力が高い銘柄は利回りが低め
投資ぶた

簡単にまとめると、このような感じです。

ただし、傾向の話であり『利回りが低い=優良銘柄』ではないのでご注意ください。

宗蔵

  

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著者について

高卒で工員として働き続けてセミリタイア達成⇒独自の視点でセミリタイア論について語っています。エリートでなくてもセミリタイアは可能と発信していきます。

   

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