SBI・マネックス追加銘柄
- プロシェアーズ ウルトラ QQQ ETF
- プロシェアーズ ウルトラ ショート QQQ ETF
待望?の海外ETFである『TQQQ』と『SQQQ』がSBI証券、マネックス証券にて取り扱いを行うと発表がありました。その『TQQQ』と『SQQQ』について簡単にまとてみました。
11月7日 楽天証券でも取り扱いが開始すると発表されました。
各銘柄の基本情報をまとめてあります。投資判断の一つとして役立てれば幸いです。
※記事内のグラフはイメージです。実際の基準価格の値動きとは異なります。ご了承ください。
TQQQ・SQQQはどのようなETFか?
『TQQQ』『SQQQ』はティッカーと呼ばれる識別記号です。※
※(日本株の銘柄コードのようなもの)
銘柄名は以下になります。
ティッカー | 銘柄 |
---|---|
TQQQ | プロシェアーズ ウルトラ QQQ ETF |
SQQQ | プロシェアーズ ウルトラ ショート QQQ ETF |
TQQQとSQQQはどのようなETF?
両銘柄ともNASDAQ指数に連動する成果を目指すETFです。
ただし、両銘柄とも3倍の値動きを目指すレバレッジ型ETFになります。
TQQQ
- NASDAQ指数の動きに対して、3倍ほど連動する投資成果を目指す
※必ずしも3倍の値動きになるわけではありません。
SQQQ
- NASDAQ指数の動きに対して、反対方向に3倍ほど動く投資成果を目指す
※必ずしも3倍の値動きになるわけではありません。
SQQQは反対方向に動くインバース型の銘柄です。ご注意を。
指数の3倍動くので上手く扱えれば、大きなリターンが得られます。
NASDAQに連動するETF
その他、NASDAQに連動するETFとして『QQQ』があります。こちらは3倍の値動きではなく、NASDAQ指数との連動を目指します。
TQQQとSQQQの経費率は?
ティッカー | 経費率 |
---|---|
TQQQ | 0.95% |
SQQQ | 0.95% |
QQQ | 0.20% |
両銘柄の経費率は0.95%。『QQQ』と比べると高めに設定されています。
5大ネット証券での取り扱い
ティッカー | 楽天 | SBI | 松井 | カブコム | マネックス |
---|---|---|---|---|---|
TQQQ | 〇 | 〇 | ✕ | ✕ | 〇 |
SQQQ | 〇 | 〇 | ✕ | ✕ | 〇 |
QQQ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
『TQQQ』と『SQQQ』を扱っている大手ネット証券は、SBI証券・マネックス証券・楽天となっています。
取り扱い開始日
- SBI証券 20222年11月1日
- マネックス証券 2022年11月2日
- 楽天証券 2022年11月7日
松井、カブコムでも取り扱われる流れでしょうか。
TQQQに値動きについて
上記はNASDAQ指数が連日上昇した場合の『TQQQ』の動きです。
『TQQQ』は3倍の値動きを目指すため、NASDAQ指数を引き離して大きく上昇します。
タイミングよく購入できれば大きなリターンが得られます。
SQQQの値動きについて
『SQQQ』はインバース型と言われる銘柄。指数のマイナス方向へ動きます。
NASDAQ指数が下落すれば、大きく上昇します(反対方向に3倍ほど動く)。逆にNASDAQ指数が上昇すると大きく下落します。
NASDAQ指数の下落を予想して購入。当たれば大きなリターンとなります。
TQQQもSQQQも上手くいけば加速度的に資産が増えます。
レバレッジ銘柄の欠点と注意点
当たればリターンの大きいレバレッジ型のETFですが、大きなデメリットがあります。
レバナス銘柄のデメリット
- 予想に反すると大ダメージを受ける
- もみ合い相場に弱く、長期投資に向かない
TQQQとSOOOは3倍の値動きのため、デメリットも大きくなります。
レバレッジ型ETFは予想に反すると大ダメージを受ける
TQQQを購入後にNASDAQ指数が値下がりした場合。3倍の値動きとなるTQQQは急落します。
SQQQは逆。NASDAQ指数が急騰すると急落してしまいます。
もみ合い相場に弱く、長期投資に向かないと言われている
※上記のグラフはレバレッジ2倍の動きです。
NASDAQ指数が上下した場合に、NASDAQが購入日の指数に戻っても、レバレッジ銘柄は購入価格に戻らない場合があります。
もみ合い相場が長いと、資産が目減りしていきます
レバレッジ銘柄が長期投資に向かないと言われる理由
あくまでイメージとして
実際の相場の値動きは、こんな単調ではないのでグラフのようになりませんが、可能性の一つとして捉えてください。
NASDAQ指数に連動するレバレッジ型の投資信託
レバレッジ型のETFである『TQQQ』『SQQQ』ですが、外国ETFであるために、外国株式株式口座を開設していないと購入はできません。
「外国株式の取引が分からない」という方は投資信託があります。
レバナス投資信託
- 楽天レバレッジNASDAQ-100
- auAMレバレッジNASDAQ100
- 大和-iFREEレバレッジ NASDAQ100
- 大和-NASDAQ100 3倍ベア
- 大和-NASDAQ100 3倍ブル
別記事で解説していますので、興味がありましたらご覧ください。
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TQQQとSQQQについて
TQQQとSQQQのメリット
- 当てればリターンが大きい。資産が加速度的に増える
TQQQとSQQQのデメリット
- 予想に反すると大ダメージを受ける
- もみ合い相場に弱く、長期投資に向かない
当たればリターンが大きいのがレバレッジ型のETFです。
しかし、取り扱いを誤れば大ダメージを負います。資産形成にも大きく影響するでしょう。
大手ネット証券での取り扱いが始まった『TQQQ』『SQQQ』。メリット・デメリットを把握した上で上手く付き合っていきたい。
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