業務スーパーで毎回見かける1kg入りの冷凍チャーハン。
気にはなるけれど「さすがに多すぎるのでは?」と、なかなか手が伸びない方も多いはず。
そこで今回は、思い切って実際に購入し、味や使い勝手を試してみました。
【業務スーパー】大容量1kgチャーハンを購入してみた

今回購入したのは、業務スーパーの冷凍コーナーで販売されている「チャーハン(1kg)」です。
黄色いパッケージが目印で、製造は冷凍食品大手のニチレイフーズ。業務用・家庭用どちらでも使える汎用タイプです。

シリーズ商品としては、同じ形状・価格帯で以下のラインナップがあります。
- ドライカレー
- 海老ピラフ
- チキンライス
いずれも1キロ単位で販売されており、冷凍庫にストックしておくと便利なごはんものシリーズです。
解凍・調理方法|電子レンジとフライパンを比較

調理方法はとてもシンプルで、電子レンジまたはフライパンの2通りから選べます。いずれも5分以内で調理でき、手軽に食べられるのが魅力です。
今回は、1人前として250gずつを2皿分用意し、それぞれの調理方法で仕上がりを比べてみました。
電子レンジの場合

耐熱皿に盛り、ラップをかけてします。
ワット数 | 加熱時間 |
---|---|
500W | 約5分 |
600W | 約4分20秒 |
1400W | 約1分30秒 |
見た目はふっくら&しっとり系。焼き目はつかず、全体的に均一な仕上がりになります。
途中で一度かき混ぜると、全体がムラなく温まりやすくなりますよ。
フライパンの場合

フライパンを中火でしっかり温め、油を薄くひいて炒めます。冷凍のまま投入し、固まりをほぐしながら炒めることで、水分が飛んでパラっとした仕上がりに。
火力 | 調理時間 |
---|---|
中火 | 3~4分 |
焦げ目もつきやすく、香ばしさや油のコーティング感が強く出るのが特徴です。
実食レビュー|しっとり派?香ばし派?

電子レンジとフライパン、それぞれの調理法で仕上がりを比較してみました。同じチャーハンでも、見た目も食感も意外と差が出ます。
電子レンジ調理の感想

ふんわりとした仕上がりで、全体的に水分を含んだしっとり系。スプーンがすっと入るやわらかさで、米粒はふっくらしています。
ただ、パラパラ感や香ばしさはなく、ややぼんやりとした味わい。味は決して悪くないものの、「これといった決め手がない」という印象でした。
フライパン調理の感想

炒めて水分を飛ばすことで、香ばしさとパラパラ感が強調されます。焦げ目がほんのりついたごはんは、見た目にも味にも食欲をそそる仕上がり。
油がしっかり回っていて、ごはん粒にコーティングされたような一体感も感じられました。
味自体は薄味ですが、焼き目によって香ばしさがプラスされ、全体の満足度がアップします。フライパンの方が間違えなく良い。
ただし、決め手に欠ける印象です。

注意点|苦手な人にはきつい具材も

具材の中には、グリンピースやたけのこが含まれています。とくにグリンピースは、冷凍炒飯において賛否が分かれる代表格。
実際、過去にレビューした冷凍オムライスでも、グリンピースが苦手という声がありました。見た目では目立たなくても、食べ進めるうちにしっかり存在感を発揮します。
また、たけのこも入っており、食感のアクセントにはなっていますが、一般的な炒飯に入っている具材ではないため、好みが分かれるかもしれません。
総評|美味しいとは言えないが、素材としては優秀

正直、このまま食べるだけなら、味はかなり控えめで決め手に欠ける印象です。フライパンで香ばしさを出しても、味そのものは薄め。
ただ、逆にいえばこの“決め手のなさ”こそが強み。ベースが薄味なので、調味料や具材のアレンジがとにかく効きます。実際にニンニク・煮豚・キムチなどを加えたアレンジでは、別物のような美味しさに変わりました。
レンジ実践|ニンニク&煮豚&キムチでパワーアップ

そのままだと少し物足りなかったこのチャーハン。しかし、アレンジを加えることで一気に味が化けました。
アレンジ①:すりおろしニンニクで風味アップ

フライパンで再加熱しつつ、すりおろしニンニクを投入。香りが立ちのぼり、チャーハン全体にパンチのある風味が加わります。
薄味だった炒飯に深みと勢いが生まれ、一口目から印象が激変。「物足りなさが嘘みたい」と感じるほど、しっかり味が決まりました。
アレンジ②煮豚を投入してコクをプラス

業務スーパーで購入した煮豚をカットして、炒め途中に投入。煮豚のタレがごはんに絡み、見た目も味もグッと濃厚になります。

煮豚の甘辛い味付けが、淡白なチャーハンにちょうど良くマッチ。焦げ目と脂の香ばしさも加わり、がっつり系の一皿に変身しました。
使った煮豚はこちら👇
アレンジ③:キムチでピリ辛・色鮮やかに

細かく刻んだキムチを後半に加え、水分を飛ばしながら炒めます。仕上がりは赤みがかったキムチチャーハン風に。

辛さは程よく、酸味や旨味も混ざり、後を引く味にレベルアップ。焦げたご飯の香ばしさと、キムチの辛味が相性抜群でした。
【動画で実食】実際の調理とレビューはこちら
このページで紹介した冷凍チャーハンの調理風景とレビューは、YouTube動画でも詳しくご覧いただけます。
この動画は20万回以上再生され、500件を超えるコメントが寄せられるなど、多くの方に注目されています。冷凍チャーハンのリアルなレビューが気になる方は、ぜひチェックしてみてください
商品のスペック|価格・内容量・原材料・栄養成分

商品名 | 米飯類 |
内容量 | 1kg(1000g) |
価格(税込) | 570.24円(購入時) |
製造者 | 株式会社ニチレイフーズ |
栄養成分 | (100gあたり:推定値) エネルギー:160kcal たん白質:3.8g 脂質:3.8g 炭水化物:27.6g 食塩相当量:1.1g |
原材料 | 米(国産)、 野菜(たまねぎ、たけのこ、グリンピース、にんじん、ねぎ)、 加工卵(鶏卵)、焼豚、しょうゆ、しいたけ、植物油脂、 ショートニング、食塩、発酵調味液、豚脂、でん粉、 香味油、XO醤、中華調味料、しょうがペースト、えび醤、 香辛料、砂糖、いため油(なたね油)、 調味料(アミノ酸等)、 着色料(カラメル、カロチノイド)、酸味料 |
保存方法 | -18℃以下で保存(要冷凍) |
一見「大きすぎる」と感じる1キロシリーズですが、実は袋が薄くて、冷凍庫でもきれいに重ねて保管できます。
ストック用としても意外と扱いやすく、気になる方はぜひ一度チェックしてみてください。
【まとめ評価】おすすめポイントと注意点

業務スーパーの冷凍チャーハンは、アレンジ次第で化けるベース系チャーハン。
そのまま食べると薄味で決め手に欠けますが、すりおろしニンニク・煮豚・キムチなどを加えると、味の印象がガラッと変わります。
総評:★★★★☆
(アレンジ前提でリピートあり)
- 味はかなり控えめ(そのままでは物足りない)
- アレンジすれば一気に美味しくなる
- 1kgで500円前後、コスパ良好
- パッケージが薄くて冷凍庫での保管もラク
- グリンピース・たけのこ入りなので好みは分かれる
味変前提の素材チャーハンとして活用するのがおすすめです。

気になる方は、まずはフライパンで炒めて、自分好みに仕上げてみてください。