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業務スーパー「冷凍チャーハン1kg」おいしい?まずい?気になる大容量の炒飯を食べてみた!

業務スーパーで販売されている、黄色い袋の「チャーハン(1kg)」パッケージ。大きくて目立つデザイン。

業務スーパーで毎回見かける1kg入りの冷凍チャーハン。

気にはなるけれど「さすがに多すぎるのでは?」と、なかなか手が伸びない方も多いはず。

そこで今回は、思い切って実際に購入し、味や使い勝手を試してみました。

【業務スーパー】大容量1kgチャーハンを購入してみた

冷凍状態のチャーハンパックを斜め上から撮影。袋の中にはグリンピースや卵、チャーシューなどが確認できる。

今回購入したのは、業務スーパーの冷凍コーナーで販売されている「チャーハン(1kg)」です。

黄色いパッケージが目印で、製造は冷凍食品大手のニチレイフーズ。業務用・家庭用どちらでも使える汎用タイプです。

業務スーパーの冷凍コーナーに並ぶ、1kgパックのチャーハン・チキンライス・ドライカレー・えびピラフ。どれも大容量でインパクトのあるパッケージ。

シリーズ商品としては、同じ形状・価格帯で以下のラインナップがあります。

  • ドライカレー
  • 海老ピラフ
  • チキンライス

いずれも1キロ単位で販売されており、冷凍庫にストックしておくと便利なごはんものシリーズです。

解凍・調理方法|電子レンジとフライパンを比較

袋を開けた直後の冷凍チャーハンの中身。卵やチャーシュー、グリンピースなどの具材が凍った状態で見える。

調理方法はとてもシンプルで、電子レンジまたはフライパンの2通りから選べます。いずれも5分以内で調理でき、手軽に食べられるのが魅力です。

今回は、1人前として250gずつを2皿分用意し、それぞれの調理方法で仕上がりを比べてみました。

電子レンジの場合

冷凍チャーハンを電子レンジにかける直前の状態。ラップがかけられたボウルがシンクの上に置かれている。

耐熱皿に盛り、ラップをかけてします。

ワット数加熱時間
500W約5分
600W約4分20秒
1400W約1分30秒

見た目はふっくら&しっとり系。焼き目はつかず、全体的に均一な仕上がりになります。

途中で一度かき混ぜると、全体がムラなく温まりやすくなりますよ。

フライパンの場合

フライパンで炒めている途中のチャーハン。具材がほぐれ、全体に油がなじんでパラっとした仕上がりになってきている様子。

フライパンを中火でしっかり温め、油を薄くひいて炒めます。冷凍のまま投入し、固まりをほぐしながら炒めることで、水分が飛んでパラっとした仕上がりに。

火力調理時間
中火3~4分

焦げ目もつきやすく、香ばしさや油のコーティング感が強く出るのが特徴です。

実食レビュー|しっとり派?香ばし派?

同じ冷凍チャーハンを、左はフライパン、右は電子レンジで調理。焼き目や油の絡み具合など、仕上がりの違いが見て取れる。
フライパン/電子レンジ

電子レンジとフライパン、それぞれの調理法で仕上がりを比較してみました。同じチャーハンでも、見た目も食感も意外と差が出ます。

電子レンジ調理の感想

電子レンジで加熱したチャーハンをスプーンですくった写真。後ろに盛り付けられた皿が見える。

ふんわりとした仕上がりで、全体的に水分を含んだしっとり系。スプーンがすっと入るやわらかさで、米粒はふっくらしています。

ただ、パラパラ感や香ばしさはなく、ややぼんやりとした味わい。味は決して悪くないものの、「これといった決め手がない」という印象でした。

フライパン調理の感想

フライパンで炒めたチャーハンをスプーンですくった写真。グリンピースが入っており、奥に皿が見える。

炒めて水分を飛ばすことで、香ばしさとパラパラ感が強調されます。焦げ目がほんのりついたごはんは、見た目にも味にも食欲をそそる仕上がり。

油がしっかり回っていて、ごはん粒にコーティングされたような一体感も感じられました。

味自体は薄味ですが、焼き目によって香ばしさがプラスされ、全体の満足度がアップします。フライパンの方が間違えなく良い。

ただし、決め手に欠ける印象です。

むねぞう
むねぞう

注意点|苦手な人にはきつい具材も

具材の中でひときわ目立つグリンピースに焦点を当てた冷凍炒飯の接写。凍った状態で米や卵、肉も確認できる。

具材の中には、グリンピースやたけのこが含まれています。とくにグリンピースは、冷凍炒飯において賛否が分かれる代表格。

実際、過去にレビューした冷凍オムライスでも、グリンピースが苦手という声がありました。見た目では目立たなくても、食べ進めるうちにしっかり存在感を発揮します。

また、たけのこも入っており、食感のアクセントにはなっていますが、一般的な炒飯に入っている具材ではないため、好みが分かれるかもしれません。

総評|美味しいとは言えないが、素材としては優秀

冷凍チャーハンを電子レンジ用とフライパン用にそれぞれ分けて盛り付けた状態。具材の偏りや見た目の違いを比較できる。

正直、このまま食べるだけなら、味はかなり控えめで決め手に欠ける印象です。フライパンで香ばしさを出しても、味そのものは薄め。

ただ、逆にいえばこの“決め手のなさ”こそが強み。ベースが薄味なので、調味料や具材のアレンジがとにかく効きます。実際にニンニク・煮豚・キムチなどを加えたアレンジでは、別物のような美味しさに変わりました。

レンジ実践|ニンニク&煮豚&キムチでパワーアップ

すりおろしにんにくを加えた直後のチャーハン。炒める前で、にんにくが白く目立つ状態。

そのままだと少し物足りなかったこのチャーハン。しかし、アレンジを加えることで一気に味が化けました。

アレンジ①:すりおろしニンニクで風味アップ

にんにくチャーハンをスプーンですくった状態。背景には器に盛られた全体がぼんやりと見える。

フライパンで再加熱しつつ、すりおろしニンニクを投入。香りが立ちのぼり、チャーハン全体にパンチのある風味が加わります。

薄味だった炒飯に深みと勢いが生まれ、一口目から印象が激変。「物足りなさが嘘みたい」と感じるほど、しっかり味が決まりました。

アレンジ②煮豚を投入してコクをプラス

煮豚を加えて炒めたチャーハン。全体が濃い茶色になり、肉の存在感が大きく、食欲をそそる見た目

業務スーパーで購入した煮豚をカットして、炒め途中に投入。煮豚のタレがごはんに絡み、見た目も味もグッと濃厚になります。

業務スーパーの冷凍チャーハンに煮豚を加えて炒めたアレンジ。肉の旨味がご飯に染み込み、香ばしい焼き目が特徴。

煮豚の甘辛い味付けが、淡白なチャーハンにちょうど良くマッチ。焦げ目と脂の香ばしさも加わり、がっつり系の一皿に変身しました。

使った煮豚はこちら👇

『やわらか煮豚』?万能すぎるおススメおつまみ実食レビュー

アレンジ③:キムチでピリ辛・色鮮やかに

キムチを加えて炒めたチャーハン。フライパンの中で赤みが増し、グリンピースや卵も見える。

細かく刻んだキムチを後半に加え、水分を飛ばしながら炒めます。仕上がりは赤みがかったキムチチャーハン風に。

冷凍チャーハンにキムチを加えてアレンジした一皿。ピリッとした辛さと酸味が加わり、赤みがかった見た目が印象的。

辛さは程よく、酸味や旨味も混ざり、後を引く味にレベルアップ。焦げたご飯の香ばしさと、キムチの辛味が相性抜群でした。

【動画で実食】実際の調理とレビューはこちら

このページで紹介した冷凍チャーハンの調理風景とレビューは、YouTube動画でも詳しくご覧いただけます。

この動画は20万回以上再生され、500件を超えるコメントが寄せられるなど、多くの方に注目されています。冷凍チャーハンのリアルなレビューが気になる方は、ぜひチェックしてみてください

商品のスペック|価格・内容量・原材料・栄養成分

冷凍庫に収納・1キロの冷凍食品が3つ見える
商品名米飯類
内容量1kg(1000g)
価格(税込)570.24円(購入時)
製造者株式会社ニチレイフーズ
栄養成分(100gあたり:推定値)
エネルギー:160kcal
たん白質:3.8g
脂質:3.8g
炭水化物:27.6g
食塩相当量:1.1g
原材料米(国産)、
野菜(たまねぎ、たけのこ、グリンピース、にんじん、ねぎ)、
加工卵(鶏卵)、焼豚、しょうゆ、しいたけ、植物油脂、
ショートニング、食塩、発酵調味液、豚脂、でん粉、
香味油、XO醤、中華調味料、しょうがペースト、えび醤、
香辛料、砂糖、いため油(なたね油)、
調味料(アミノ酸等)、
着色料(カラメル、カロチノイド)、酸味料
保存方法-18℃以下で保存(要冷凍)

一見「大きすぎる」と感じる1キロシリーズですが、実は袋が薄くて、冷凍庫でもきれいに重ねて保管できます。

ストック用としても意外と扱いやすく、気になる方はぜひ一度チェックしてみてください。

【まとめ評価】おすすめポイントと注意点

業務スーパーで販売されている、黄色い袋の「チャーハン(1kg)」パッケージ。大きくて目立つデザイン。

業務スーパーの冷凍チャーハンは、アレンジ次第で化けるベース系チャーハン。

そのまま食べると薄味で決め手に欠けますが、すりおろしニンニク・煮豚・キムチなどを加えると、味の印象がガラッと変わります。

総評:★★★★☆
(アレンジ前提でリピートあり)

  • 味はかなり控えめ(そのままでは物足りない)
  • アレンジすれば一気に美味しくなる
  • 1kgで500円前後、コスパ良好
  • パッケージが薄くて冷凍庫での保管もラク
  • グリンピース・たけのこ入りなので好みは分かれる

味変前提の素材チャーハンとして活用するのがおすすめです。

むねぞう
むねぞう

気になる方は、まずはフライパンで炒めて、自分好みに仕上げてみてください。

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