先日、「楽天カード改悪」の声がX(Twitter)で溢れました。
原因は「楽天カード利用獲得ポイント計算方法変更」になります。
内容は以下の通り。
- 変更前:毎月のカードショッピングご利用金額合計に対して100円につき1ポイント
- 変更後:1回のカードショッピング(お買い物ごと)のご利用金額に対して100円につき1ポイント
変更後は付与されるポイントが減ることになります。
付与されるポイントが減ってしまうのなら改悪の声も分かります。しかし、問題は今後です。楽天カードを使うかどうかですよね。
結論を言うと、当ブログでは楽天カードを使って応援しようといった方針です。
(楽天カードというか、楽天グループを応援したい)
楽天カード使い続ける理由は大きく分けて3つあります。
- 個人に大きな影響はない
- 楽天に倒れられては困る
- なんだかんだで楽天経済圏は魅力
これらの理由から楽天を応援したい。
2023年11月の請求より適用
獲得ポイントの計算方法の変更は、2023年11月の請求分から適用となされています。
ですから、10月の支払い分から適用となりますね。
楽天カードが改悪でも個人ユーザーに大きな影響はない
改定後は99円以下が切り捨てになります
改悪といっても、ほとんど影響はないと言えます。
要するに、1回の買い物で99円以下が切り捨てられるというだけ。
一つ例を挙げてみましょう。下記は1か月のカード利用状況です。
カード利用金額 |
---|
14,259円 |
1,126円 |
2,355円 |
957円 |
4,599円 |
合計23,296円 |
利用金額の合計が23,296円なので232ポイントが付与されます。
今後はこの計算式が変わります。単純に考えると、99円以下が切り捨てとなります。
改定前 | 改定後 |
---|---|
14,259円 | 14,259円(59円切り捨て) |
1,126円 | 1,126円(26円切り捨て) |
2,355円 | 2,355円(55円切り捨て) |
957円 | 957円(57円切り捨て) |
4,599円 | 4,599円(99円切り捨て) |
ポイント対象:23,296円 | ポイント対象:23,000円 |
- 改定前:232ポイント獲得
- 改定後:230ポイント獲得
このように、ほとんど影響がないことが分かります。
仮に、決済回数や利用金額が2倍・3倍になっても大した差にならないでしょう。
99円以下が切り捨てでも影響は少ない
X(旧Twitter)でこのような投稿を見かけました。
99円以下の決済を100回、1000回繰り返してもポイントが付きません。
とんでもない改悪です!!(怒)
大量にいいねが付いていて驚きました。
個人で99円以下の決済を何度も繰り返すのは考えられません。個人事業主ならあり得るのかもしれませんが。しかし、事業だったら100ポイントや1,000ポイントなんて誤差でしょう。
(もちろん、もられば嬉しいですけど)
なんにせよ、個人に影響は少ないと言えます。
各市場でNo,2の楽天グループに倒れられては困る
どんな市場においても、一企業が独占している状態は良くないのは明白です。競争が生まれず市場は成長しません。
なにより、一企業が市場をコントロールできてしまうと、ユーザーに不利益が生じます。
- 不当な価格設定
- 品質の低下
- 選択肢の皆無
これらの事態が起こります。
楽天は多くの市場に参入しています。楽天が倒れたら各市場に影響が出るかもしれません。
楽天市場はECサイトでNo,2
楽天市場は日本国内ではAmazonに次ぐECサイトです。
Amazonがプライムデーやブラックフライデーなどのセールを開催すると、楽天も対抗してセールを打ち出してくれます。そして、ポイントを加味した場合などは楽天の方が安いことも多々あります。
特に値下げが渋い商品は間違えなく楽天の方がお得です。
そんな楽天市場が倒れてしまったらAmazonの一強になってしまう。
対抗勢力の存在しない市場なんて良くない未来が待っています。ヤフーショッピングなども頑張っていますが、やはり対抗の筆頭は楽天市場です。
楽天に倒れられたら困るのです。
楽天証券はネット証券でNo,2
楽天証券はSBI証券に次ぐ国内No,2のネット証券です。
以前から2社は切磋琢磨してきました。業界を牽引しているのはSBI証券ですが、それも対抗できる楽天証券の存在が大きかったでしょう。手数料、NISA、iDeCo、ポイント投資など、あらゆる面で優れているSBI証券ですが、それも楽天証券の追い上げがあったからです。
先日、SBI証券は「国内株式の手数料0円」を発表しました。
これに対抗して手数料0円を発表したのはやはり楽天証券です。
SBI証券に追随する証券会社が絶対に必要です。それは楽天証券にしか務まらないでしょう。
楽天ペイはコード決済でNo,2
楽天ペイはPayPayに次ぐ、国内No,2のコード決済になります。
個人店にまでキャッシュレスを浸透させたPayPayの功績は本当に大きい。ユーザーにもお金をばら撒いて、キャッシュレスを促進しました。しかし、その後は回収モードに入り、キャンペーンなども控えるように。
(回収するのは当たり前だと思います)
キャンペーンも減り、還元率の見直しなどを行うたびに改悪の声が聞こえました。
しかし、楽天ペイが追撃しています。
せっかく握った覇権を明け渡すわけにはいきませんから、改悪もほどほどに控える必要があります。
楽天ペイの存在が、PayPayの改悪に対して抑止力になっている可能性があります。
楽天モバイルは通信キャリア4位だけど必要!
楽天モバイルは国内No,4の通信キャリアです。
(4社しかないので最下位)
しかし、この4位の出現が重要な役割を果たしました。
ドコモ | KDDI | ソフトバンク | 楽天 | MVON |
---|---|---|---|---|
36.1% | 27.0% | 20.9% | 2.2% | 13.8% |
NTT docomo ahamo | au UQ mobile povo | SoftBank Y! mobile LINEMO | Rakuten Mobile | OCN ⅡJ mineo nuro mobile |
上記は、令和5年4月25日の通信市場の動向です。
楽天が悲惨な状況になっていますが、問題は上位3社です。今でこそ通信料は大幅に値下がりしましたが、楽天の登場前は酷かったのを記憶している方も多いでしょう。
本来は切磋琢磨して通信料の引き下げやサービスの改善を行うべきなのですが、3社横並びの通信料で似たような料金体系。
談合3兄弟と呼ばれ、消費者は高い通信費を払っていました。
そこで登場したのが楽天モバイルです。
最終的には菅政権による"通信料引き下げの命"より、3社とも現在の通信料になりましたが、通信料値下げへの口火を切ったのは間違えなく楽天モバイルです。
菅政権にハシゴを外される形となり苦しい経営となってしましましたが、談合3兄弟がしれっと復活しないためにも楽天モバイルの存在は必要でしょう。
改悪でも楽天経済圏は魅力がある
いくら楽天に倒れられたら困ると言っても、楽天に魅力が無ければ人に勧めることはできません。
楽天グループの魅力を語りたいと思います。
- 楽天市場はポイントが高還元である
- 楽天ふるさと納税は優秀
- 楽天ペイの請求書払いで0.5%還元
- 楽天ペイのSuicaチャージで0.5%還元
楽天グループの良いところを挙げるとキリがないので、私が特に気に入っている点を挙げてみました。
楽天市場は高還元で優秀である
私が説明するまでもありませんが、楽天市場はポイントが高還元です。
もちろん、ポイントなんて面倒だという意見も理解できるし、ポイントを含めてもAmazonの方が安い事例は数多くあります。しかし、楽天市場で購入した方が圧倒的にお得な事例が存在するのも事実です。
0や5の付く日、楽天イーグルスやヴィッセル神戸が勝利した翌日、お買い物マラソンを駆使すればポイントが軽く10倍を超えます。そこでAmazonでは値下げが渋い商品を購入するのです。
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前項の続きとなりますが、お買い物マラソンに「楽天ふるさと納税」を絡めるとさらに強力です。
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最近では、税金や公共料金がコード決済で支払えるようになりました。
- PayPay
- 楽天ペイ
- d払い
- auペイ
それぞれが請求書払いに対応しています。
ですが、基本的にはコード決済はポイント還元の対象になっていません。
そこで楽天ペイです。楽天キャッシュを利用すれば間接的に0.5%還元となります。
私は国民健康保険料などは楽天ペイを利用して、僅かながら還元を受けています。
ただ、公共料金の支払いなどは、auペイカードなどのクレジットカードで支払った方が還元率が高いことは付け加えさせていただきます。
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楽天ペイのSuicaチャージで0.5%還元である
各種クレジットカードからモバイルSuicaへチャージすることは可能です。しかし、「ビューカード」などを除けばポイント還元の対象にはなりません。
そこで楽天ペイを利用します。楽天ペイを利用して、モバイルSuicaへチャージすると0.5%還元となります。キャンペーンにエントリーすれば1%還元になることも。
しかも楽天ポイントまでSuica残高に替えられます。非常に便利です。
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いかがでしたか、私が楽天カードを使い続けて楽天を応援したい理由を挙げさせていただきました。
- 個人に大きな影響はない
- 楽天に倒れられては困る
- なんだかんだで楽天経済圏は魅力
楽天カードを使う理由としては十分です。
楽天グループが倒れないように応援したいと思います。
ここからは余談です。
仮に、楽天が倒れても事業は継続するでしょう。
楽天は各事業で多くの顧客を抱えていますから、各事業は買収されてサービスは継続すると思われます。しかし、サービス内容が変わらずそのままということは無い。
なにより、慣れ親しんだ楽天から名前が変わるのは悲しいです。Twitterが良い例ですね。楽天の名が消えないように応援しましょう。