株価の割高割安などの目安に使われるPER。
投資関連の書籍では必ずと言ってよいほど紹介されています。だいたい15倍以下が割安の目安とされていることが多い。
さらに詳しい書籍だと、業種ごとに平均PERが大きく異なるのでPERは同業他社と比べましょうと書かれています。しかし、個別に見ていくのは非常に面倒。そんなときは業種別平均PERが役立ちます。
業種別PER・PBRは『東京取引証券所』のホームページで確認できます。
ページはこちらになります。⇒業種別PER
閲覧は無料ですが問題もあります。
- 月に一度の更新であること
- 完全リアルタイムではない
- エクセルファイルである
月に一度の更新で月末のデータ。さらに、エクセルファイルをダウンロードして閲覧になります。
不便な点はありますが、
- 無料であること
- 証券取引所のデータであること
この2点は強みです。
『東京証券取引所』の発表です。個人ブログなどとは信憑性が違います。さらに無料。業種別のPER・PBRをご覧になりたい方は是非ご利用ください。
業種別平均PER・PBRを確認する方法
冒頭で紹介したリンクから確認できますが、トップページから入りたい方のために案内させていただきます。
- マーケット情報
- 統計情報(株式関連)
- 規模別・業種別PER・PBR
- ファイルをダウンロードする
この順番で確認できます。
業種別PER・PBRの確認手順
マーケット情報をクリック
東証HPのトップ画面左側に、メニューが並んでいます。
メニュー内の『マーケット情報』をクリック。
統計情報(株式関連)をクリック
次も画面左側、『統計情報(株式関連)』をクリック。
規模別・業種別PER・PBRをクリック
画面をスクロールすると『その他統計資料』の項目があります。
項目内の『株価平均・株価平均利回り』をクリック。
ファイルをダウンロードする
年月ごとにエクセルファイルが並んでいます。
ダウンロードして確認しましょう。
データが空欄になっている場合は
ファイルを開いてもPERを始めとするデータ数値が空欄になっている場合があります。
その場合は『編集を有効にする』をクリックしましょう。
- PER
- PBR
- 1株当たり純利益
- 1株当たり純資産
などのデータが表示されます。
同時に編集も可能になるので不要な項目やデータなどは削除してしまいしょう。そちらの方が見やすくて良いですよ。
業種別チャートと合わせて使いたい
リアルタイムではない役に立たないという意見もあると思います。
確かにリアルタイムでないと正確さに欠けます。大きく変動した週があると数値が大きく変わる可能性もある。そんなときは業種別の株価チャートを使いましょう。
楽天証券のマーケットスピードⅡなら業種別の指標を見ることができます。
業種の切り替えも簡単にできて視認性良い。お勧めです。
業種別指標『輸送用機器』の日足。
業種別指標『非鉄金属』の日足。
正確な数値は分かりませんが、業種別のチャートを見ることで、現在はPERが高くなっている。低くなっている。これらは推測できます。楽天証券に口座があれば使ってみてください。
無理に確認する必要は無い
大幅に変動しないと業種別のPERは大きく変わりません。基本的には東証のデータ数値をそのまま使って良いと感じます。
まとめと注意点
- 東証HPで業種別PERなどが確認できる
- 月に一度の更新
- リアルタイムではない
- エクセルファイルである
- 業種別の指標チャートでカバーできる
東証HPの情報は無料で閲覧できます。
証券取引所のデータ情報なので間違えもない。
投資判断の一つとして役立ててください。
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著者について
高卒で工員として働き続けてセミリタイア達成⇒独自の視点でセミリタイア論について語っています。エリートでなくてもセミリタイアは可能と発信していきます。