- 高配当株に投資したい
- でも銘柄選定が面倒
- アメリカ企業ではなく日本企業がよい
このような方は国内の高配当ETFはいかがでしょうか。
『野村アセットマネジメント』が運営する高配当ETFを紹介します。
銘柄はこちら。
高配当ETF
- 日経平均高配当株50指数連動型上場投信 1489
- 野村日本株高配当70連動型上場投信 1577
- 野村株主還元70連動型醸造投信 2529
- NF・J-REIT ETF 1343
どれも国内上場の高配当株を組み込んだETFです。(NF・J-REIT ETF はリートになります。)
証券コード | 銘柄 | 配当利回り | 分配日 | 信託報酬 |
---|---|---|---|---|
1489 | NF・日経高配当50 ETF | 5.08% | 年4回 | 0.308% |
1577 | NF・日本株高配当70 ETF | 3.96% | 年4回 | 0.352% |
2529 | NF・株主還元70 ETF | 3.13% | 年4回 | 0.308% |
1343 | NF・J-REIT ETF | 3.45% | 年4回 | 0.1705% |
これらを購入することで簡単に高配当株に分散投資ができる。
また、高配当ETFには個別株とは違ったメリット・デメリットがあります。
メリット
- 手軽に高配当株に投資できる
- 短時間で銘柄チェックができる
- ニュースや決算跨ぎでの被弾ダメージが少ない。
デメリット
- ニュースや決算跨ぎで爆上げの恩威を受けられない
- 信託報酬が発生する
- 市場全体が低迷すればETFも下がる
銘柄選定に迷ったら、高配当ETFをポートフォリオに加えてみてはいかがでしょうか。投資判断の一つとして役立てれば幸いです。
ご了承ください
取り上げているETFは投資推奨ではりません。あくまで高配当ETFの紹介記事としてご覧ください。
日経平均高配当株50指数連動型上場投信
銘柄 | NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信 |
---|---|
愛称 | NF・日経高配当50 ETF |
証券コード | 1489 |
連動指標 | 日経平均高配当株50指数 |
分配利回り | 5.08% |
分配日 | 年4回(1月・4月・7月・10月)各月の7日 |
純資産総額 | 583.6億円 |
信託報酬 | 0.308% |
上場日 | 2017年2月13日 |
証券コード1489。愛称は『NF・日経高配当50 ETF』
連動指標は『日経平均高配当株50指数』となっています。
日経平均高配当株50指数
日経平均株価の構成銘柄から、予想配当利回りの高い50銘柄で構成される株価指数。
構成銘柄の上位は以下の通り。
組み込み銘柄 | 構成比率(%) |
---|---|
日本郵政 | 4.7 |
INPEX | 4.6 |
三菱商事 | 4.2 |
東京海上ホールディングス | 3.6 |
ソフトバンク | 3.5 |
三菱UFJフィナンシャル・グループ | 3.4 |
日本たばこ産業 | 3.3 |
三井住友フィナンシャルグループ | 3.2 |
住友商事 | 3.2 |
日本電話通信 | 3.2 |
野村日本株高配当70連動型上場投信
銘柄 | NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信 |
---|---|
愛称 | NF・日本株高配当70 ETF |
証券コード | 1577 |
連動指標 | 野村日本株高配当70 |
分配利回り | 3.96% |
分配日 | 年4回(1月・4月・7月・10月)各月の7日 |
純資産規模 | 746.6億円 |
信託報酬 | 0.352% |
上場日 | 2013年3月7日 |
証券コードは1577。愛称は『NF・日本株高配当70 ETF』
連動指標は『野村日本株高配当70』となっています。
野村日本株高配当70
国内に上場する全ての株式の中から、予想配当利回りの高い70銘柄で構成される指数。
構成銘柄の上位は以下の通り。
組み込み銘柄 | 構成比率(%) |
---|---|
りそなホールディングス | 1.55 |
日本郵船 | 1.54 |
商船三井 | 1.49 |
T&Dホールディングス | 1.49 |
東京エレクトロン | 1.48 |
鹿島建設 | 1.46 |
SCREENホールディングス | 1.46 |
三井住友フィナンシャルグループ | 1.45 |
日本郵政 | 1.45 |
しずおかフィナンシャルグループ | 1.44 |
野村株主還元70連動型醸造投信
銘柄 | NEXT FUNDS 野村株主還元70連動型醸造投信 |
---|---|
愛称 | NF・株主還元70 ETF |
証券コード | 2529 |
連動指標 | 野村株主還元70 |
分配利回り | 3.13% |
分配日 | 年4回(1月・4月・7月・10月)各月の7日 |
純資産総額 | 120.5億円 |
信託報酬 | 0.308% |
上場日 | 2019年4月19日 |
証券コード2529。愛称は『NF・株主還元70 ETF』
連動指標は『野村株主還元70』となっています。
野村株主還元70
国内に上場する株式のうち、金融・保険業を除く銘柄の中から、株主還元(配当や自社株買い)を積極的に行っている70銘柄を選定して構成する株価指数。
構成銘柄の上位は以下の通り。
組み込み銘柄 | 構成比率(%) |
---|---|
三菱重工業 | 3.20 |
INPEX | 2.68 |
三井物産 | 2.56 |
住友商事 | 2.31 |
武田薬品工業 | 2.26 |
三菱商事 | 2.21 |
KDDI | 2.14 |
三菱地所 | 2.13 |
日本たばこ産業 | 2.12 |
日本電信電話 | 2.12 |
東証REIT指数連動型上場投信
銘柄 | NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信 |
---|---|
愛称 | NF・J-REIT ETF |
証券コード | 1343 |
連動指標 | 東証REIT指数 |
分配利回り | 3.45% |
分配日 | 年4回(2月・5月・8月・11月)各月の10日 |
資産規模 | 4,623.5億円 |
信託報酬 | 0.1705% |
上場日 | 2008年9月18日 |
証券コードは1343。愛称は『NF・J-REIT ETF』。
連動する指標は『東証REIT指数』となっています。
東証REIT指数
国内上場の不動産投資信託(リート)全銘柄を対象とした時価総額加重平均型の指標
構成銘柄の上位は以下の通り。
組み込み銘柄 | 構成比率(%) |
---|---|
日本ビルファンド法人 | 6.66 |
ジャパンリアルエステイト | 5.43 |
野村不動産マスターファンド | 4.98 |
日本都市ファンド | 4.96 |
日本プロロジスリート | 4.93 |
GLP | 4.44 |
大和ハウス | 4.14 |
オリックス不動産 | 3.44 |
ユナイテッド・アーバン | 3.08 |
アドバンス・レジデンス | 3.07 |
高配当ETFのメリット
メリット
- 手軽に高配当株に投資できる
- 短時間で銘柄チェックができる
- 悪いニュースや決算跨ぎで被弾しない
手軽に高配当株に投資できる
高配当株への投資は結構面倒。
予想配当利回りや過去の配当。連続増配なども気になる。これらを調べなくてはいけない。
ETFなら運営会社が銘柄を選定してくれる。
短時間で銘柄チェックができる
株式は購入したら終わりではない。日々のチェックは欠かせない。
分散投資を意識すると銘柄数が増えてくる。所有銘柄が多くなるとチャートチェックも面倒になる。仕事が忙しくて見れないことも。
ETFで分散投資をしていれば銘柄チェックも短時間で済む。
悪いニュースや決算跨ぎで被弾しない
株を取得している会社に悪いニュースが発表されて爆下げ。配当を受け取るために決算日に株を持っていたら、悪い決算で被弾。
長く投資を行っている方なら経験があるはずです。キツイですねよね。
仮にETFに組み込まれている銘柄が爆下げしても影響は少ない。
高配当ETFのデメリット
デメリット
- 良いニュースや決算跨ぎで爆上げの恩威を受けられない
- 信託報酬が発生する
- 市場全体が低迷すればETFも下がる
決算跨ぎで爆上げの恩威を受けられない
ニュースや決算跨ぎで爆下げがあれば爆上げも存在する。
ETFは爆上げの恩威が少ない。組み込んでいる銘柄が好決算を連発すれば急上昇もあるかもしれない。しかし、50銘柄以上組み込んでいるので現実的ではない。
株価爆上げのチャートを指を咥えて眺めていることになる。
信託報酬が発生する
ETFは信託報酬が発生する。
運営会社が株を選定してくれるのは便利だが、管理費用が発生してしまう。
年率は0.5%以下だが、国内株式全体の平均利回りは2%程度。僅かな信託報酬でも痛い。
市場全体が低迷すればETFも下がる
株式市場が低迷すればETFも低迷してしまう。
仮に、個別株に投資していれば下がらない可能性はある。実際に、暴落時には下落幅の大きい銘柄と小さい銘柄が存在する。所有する銘柄によっては市場全体のパフォーマンスを上回る場合がある。
ETFは複数の銘柄を組み込んでいる。市場全体が低迷したときに下落は避けらない。
まとめ
証券コード | 銘柄 | 配当利回り | 分配日 | 信託報酬 |
---|---|---|---|---|
1489 | NF・日経高配当50 ETF | 5.08% | 年4回※1 | 0.308% |
1577 | NF・日本株高配当70 ETF | 3.96% | 年4回※1 | 0.352% |
2529 | NF・株主還元70 ETF | 3.13% | 年4回※1 | 0.308% |
1343 | NF・J-REIT ETF | 3.45% | 年4回※2 | 0.1705% |
※1(1月・4月・7月・10月)各月の7日
※2(2月・5月・8月・11月)各月の10日
メリット
- 手軽に高配当株に投資できる
- 短時間で銘柄チェックができる
- ニュースや決算跨ぎでの被弾ダメージが少ない。
デメリット
- ニュースや決算跨ぎで爆上げの恩威を受けられない
- 信託報酬が発生する
- 市場全体が低迷すればETFも下がる
デメリットもありますが、年に4回の分配は魅力です。
分配を受け取ると投資している実感が湧きますからね。
手軽に高配当株に分散投資できる高配当ETF。余剰資金があるならポートフォリオに加えてみてはいかがでしょうか。
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著者について
高卒で工員として働き続けてセミリタイア達成⇒独自の視点でセミリタイア論について語っています。エリートでなくてもセミリタイアは可能と発信していきます。