日清カップヌードルから「魔改造」シリーズが登場しました。
定番のしょうゆ・シーフード・カレー、そして人気のチリトマトをベースに、背徳感あふれるアレンジを施した全4種類。
見た目からして怪しげですが、果たして美味しいのか、それとも微妙なのか。今回は4つすべてを実際に食べて、味の違いやおすすめをまとめてみました。
魔改造カップヌードルとは?

「魔改造カップヌードル」は、日清が発売した特別企画シリーズです。
ベースになっているのは、カップヌードルの定番ラインナップである しょうゆ・シーフード・カレー・チリトマト の4種類。

そこにニラやにんにく、マヨネーズや明太子など、普段のカップヌードルにはない食材を組み合わせ、背徳感あふれる味わいへと魔改造されています。
価格は税込254円で、通常のカップヌードルと同じ。スーパーやコンビニはもちろん、ドラッストアやネットでも入手できるようです。
しょうゆ(もつ鍋しょうゆ味)レビュー

定番の「カップヌードル しょうゆ味」をベースに、にんにくとニラをたっぷり加えたスタミナ系の魔改造。

公式では「もつ鍋しょうゆ味」と紹介されており、具材には謎肉・キャベツ・ニラ・ごま・背脂が使われています。

フタを開けると、まず目に飛び込むのは大量のニラ。

お湯を注いで3分待つと、さらにニラの香りが強まり、苦手な人にはハードルが高そうなほどの存在感です。

実際に食べてみると、塩味と辛みが前に出たパンチのあるスープ。
そこににんにくと背脂のコクが加わり、わかりやすいジャンク感があります。ほんのり甘さも感じられますが、基本は「しょっぱい&少しピリ辛」寄り。

麺はいつものカップヌードルの平麺で、安定感のある食べ慣れた味わい。ニラの主張が非常に強く、香り・味・食感すべてで前に出てきます。
にんにくと並んで、この「魔改造感」を最も演出しているポイントでしょう。

総合すると、にんにくやジャンク系が好きな人には刺さる一杯。ただし、ニラが苦手な人には厳しい仕上がりですね。
シーフード(明太チーズ海鮮もんじゃ味)レビュー

おなじみの「シーフードヌードル」をベースに、明太子・チーズ・ウスターソースを組み合わせた「明太チーズ海鮮もんじゃ味」。

具材はイカ、カニカマ、チェダーチーズ風ブロック、キャベツ、ネギと、従来のシーフードらしさを残しつつアレンジされています。

湯戻し後の香りは意外と控えめで、想像していたほど強烈ではありません。

実際に食べてみると、明太子の風味がしっかり前に出て、チーズはあくまで控えめ。

スープ全体は優しい口当たりでまとまりがあり、“もんじゃっぽさ”を感じさせる仕上がりです。
通常のシーフードヌードルに比べるとジャンク感は少なく、むしろマイルドで食べやすい印象。クセがなく、誰でも安心して楽しめるバランスの良さが特徴です。

欲を言えば、エビやイカがもう少し多ければさらに豪華感が出たかもしれませんが、全体的に完成度の高い一杯。「魔改造」という名前から奇抜さを想像するかもしれませんが、むしろ安心して食べられるアレンジになっています。
カレー(ガリマヨカレー味)レビュー


カップヌードル御三家のひとつ「カレーヌードル」をベースに、ガーリックの香ばしさとマヨネーズのコクを加えた「ガリマヨカレー味」。

具材は謎肉、ポテト、ニンジン、ネギと、カレーらしいラインナップです。

調理後の香りは意外と控えめで、カレー特有のスパイス感は弱め。

実際に食べてみると、マヨネーズの存在感がかなり強く、酸味とまろやかさが前面に出る仕上がりになっています。そのあとからじわじわとカレーのスパイスが追いかけてきますが、辛さやキレは弱く、全体的にマイルド。

ガーリックのパンチも控えめで、ほとんどマヨに隠れてしまった印象です。とろみのあるスープがポテトや謎肉と絡むものの、具材自体の存在感はあまり強くありません。

ごはんを入れてみると、通常のカレーヌードルなら相性抜群ですが、このガリマヨ版ではマヨのまろやかさが強すぎて、味がぼやける感じに。
カレーとしての“辛さ・スパイス感”を期待すると物足りないですが、発想自体はまさに“魔改造”といえる一杯です。
総合すると、マヨ好きの人には刺さるけど、カレーらしさを求めると評価が分かれるタイプ。
チリトマト(エビチリトマト味)レビュー


人気フレーバー「チリトマトヌードル」をベースに、豆板醤・味噌・香味野菜を加えてエビチリ風に仕上げた「エビチリトマト味」。

具材にはエビ、トマト、キャベツ、ネギ、コーンが入っています。

仕上がりの香りは思ったほど強烈ではなく、エビチリらしい香ばしさよりもトマトの酸味が先に立ちます。

実際に食べてみると、チリの辛さとトマトの酸味が絶妙に合わさり、コクも感じられるスープ。辛さは強すぎず、トマトが苦手な人でも意外と食べやすい仕上がりになっています。

小ぶりながらプリッとしたエビがアクセントになり、具材のキャベツやコーンも自然にスープに溶け込みます。ただし、商品名ほどエビチリ感は強くなく、期待したほどの濃厚なエビチリ風味は感じられませんでした。

それでも、チリトマトらしい爽やかな酸味と辛さが心地よく、最後まで食べやすいのが魅力。普段チリトマトを避けていた人にも試してほしい、バランスの良い一杯です。
ランキング&比較|買うならこの魔改造カップヌードル

4種類を実際に食べ比べてみると、それぞれに個性があり、方向性がはっきり分かれていました。
第1位:チリトマト(エビチリトマト味)

チリの辛さとトマトの酸味がバランス良く、スープのコクも十分。
「エビチリ感」は弱いものの、チリトマトヌードルとしては非常に美味しく、普段食べない人にもおすすめできます。
第2位:シーフード(明太チーズ海鮮もんじゃ味)

優しい味わいでまとまりがよく、クセが少なく誰でも食べやすい仕上がり。
「魔改造」と聞くと奇抜なイメージですが、むしろ安心して楽しめる完成度の高さが魅力でした。
第3位:しょうゆ(もつ鍋しょうゆ味)

にんにくとニラが強烈に主張する、まさに“背徳系”の一杯。
インパクトは抜群ですが、人を選ぶ味わいです。スタミナ系が好きな方には刺さります。
第4位:カレー(ガリマヨカレー味)

マヨの存在感が圧倒的で、カレーらしさは控えめ。
「これはこれでアリ」と感じるマヨ好きもいれば、「普通のカレーヌードルの方がいい」と思う人も多そうです。魔改造感は一番強いけれど、好みが分かれる順位になりました。
総合すると、シーフードとチリトマトは幅広い人におすすめできる安定の美味しさ。一方で、しょうゆとカレーは好みがハッキリ分かれる“チャレンジ系”。
気になる人は見かけたらぜひ試して、自分の好みを探してみてください。
魔改造カップヌードルを動画で見る
今回ご紹介した魔改造カップヌードル4種類は、動画でも実食レビューしています。
開封から調理、そして食べ比べまで臨場感たっぷりにまとめていますので、気になる方はこちらもぜひご覧ください。
商品情報まとめ(価格・内容量・栄養成分)

魔改造カップヌードル4種類の基本スペックを先に整理します
価格や内容量などの共通項を押さえたうえで、続いてフレーバーごとの違いを見ていきます。
共通情報
商品名 | 魔改造カップヌードル(全4種) |
---|---|
価格 | 税込254円(希望小売価格236円+税) |
内容量 | 79〜82g(麺量60g) |
販売地域 | 全国 |
発売日 | 2025年9月 |
まずはシリーズ共通のデータです(数値は公式表記/税込価格、内容量は1食あたり)。
フレーバー別の特徴・具材まとめ
フレーバー | 特徴 | 主な具材 |
---|---|---|
しょうゆ (もつ鍋しょうゆ味) | にんにく&ニラのスタミナ系 | 謎肉、キャベツ、ニラ、ごま、背脂 |
シーフード (明太チーズ海鮮もんじゃ味) | 明太子+チーズ+ウスターソース | イカ、カニカマ、チーズ風ブロック、 キャベツ、ネギ |
カレー (ガリマヨカレー味) | ガーリック+マヨの濃厚仕立て | 謎肉、ポテト、ニンジン、ネギ |
チリトマト (エビチリトマト味) | 豆板醤+味噌+香味野菜でエビチリ風 | エビ、トマト、キャベツ、ネギ |
次に、各フレーバーの味の方向性と主な具材を一覧化しました。レビュー本文とあわせて比較の参考にどうぞ。
栄養成分(1食あたり)
フレーバー | 熱量 | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食塩相当量 |
---|---|---|---|---|---|
しょうゆ(79g) | 384kcal | 8.2g | 19.6g | 43.8g | 4.3g |
シーフード(77g) | 360kcal | 8.7g | 16.3g | 44.5g | 4.4g |
カレー(82g) | 404kcal | 7.9g | 20.5g | 47.0g | 4.4g |
チリトマト(76g) | 357kcal | 7.6g | 15.3g | 47.1g | 3.7g |
栄養成分は1食あたりの数値です(カッコ内は内容量)。塩分やカロリーを気にする方はここをチェック。
原材料(公式サイトより)
- しょうゆ(もつ鍋しょうゆ味):油揚げめん(小麦粉、植物油脂、…)、スープ(糖類、豚脂、でん粉、野菜調味料、ガーリック調味料、粉末しょうゆ、…)、かやく(大豆たん白入り豚ミンチ、キャベツ、ごま、背脂、にら)など
- シーフード(明太チーズ海鮮もんじゃ味):油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、たん白加水分解物、しょうゆ…)、スープ(豚脂、糖類、でん粉、たらこ加工品、プロセスチーズ、ガーリック調味料…)、かやく(チーズ風油脂加工品、キャベツ、いか、魚肉練り製品、ねぎ)など
- カレー(ガリマヨカレー味):油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、糖類、しょうゆ…)、スープ(豚脂、小麦粉、乳等を主要原料とする食品、でん粉、カレー粉、オニオン調味料、ガーリック調味料…)、かやく(フライドポテト、大豆たん白入り豚ミンチ、ねぎ、にんじん)など
- チリトマト(エビチリトマト味):油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、たん白加水分解物、ポークエキス…)、スープ(糖類、オニオン調味料、トマトパウダー、豚脂、ガーリック調味料、唐辛子みそ、プロセスチーズ…)、かやく(キャベツ、味付えび、トマトペースト加工品、コーン、ねぎ)など
原材料は公式サイトの記載を基にまとめています。
まとめ|魔改造カップヌードルは試すべき?

今回の「魔改造カップヌードル」4種類を食べ比べてみて感じたのは、どれも方向性がハッキリしているということでした。
- シーフード・チリトマト → 幅広い人が楽しめる安定の美味しさ
- しょうゆ・カレー → 個性が強く、好みが分かれるチャレンジ系
価格は通常版と同じ税込254円。
期間限定の表記はないものの、ネタ性が強い商品なので長期販売されるかは未知数です。気になる方は、見かけたときに早めに試してみるのがおすすめです。
-
タイトル:「カップヌードル担担(担々麺)」レビュー!おいしい?まずい?本音の口コミと評価
-
『カップヌードル辛麺』おいしい?まずい?口コミは?辛ラーメンとの比較レビュー