ダイソーで販売されているキッチンスケールは、手軽に購入できるアイテムの一つですが、実際に使えるのか気になる方もいるかもしれません。
性能や使い勝手について疑問を感じている方も多いでしょう。この記事では、ダイソーのキッチンスケールを実際に使ってみて、どれだけ信頼できるかを詳しくレビューしています
100均は不安。そんな方は信頼のタニタ製にしましょう。
価格もダイソーの計量器と同程度です。
ダイソー計量器(キッチンスケール)の概要
このキッチンスケールはダイソーで気軽に買える点が魅力。
性能や使い勝手を考慮すると購入を検討する価値があります。
価格と購入場所は?
- ダイソーで購入可能
- キッチンコーナーに置いてあります
- 価格は税込み1,100円
- 白いボディで清潔感あり
- 素材はプラスチック
- ダイソー製ではない
全国のダイソーで購入が可能です。
ダイソーで販売されていますが、製造元はサイバートレーディング株式会社となっています。
白いボディで清潔感があります。無印良品などのアイテムとも相性が良さそう。本体はABS樹脂。プラスチック製なので少し頼りない感じがしますが、【軽くて小さい】を備えたアイテムです。
本体サイズと重量について
本体の寸法
- 横幅 11.5cm
- 奥行 17.0cm
- 高さ 2.6cm
天板の寸法(枠ぶちを含む)
- 横幅 11.1cm
- 奥行 11.1cm
重量は
- 重さ 約200g
となっています。※測定誤差はご了承ください。
最小重量と最大重量・計測誤差と計測精度はどれくらい?
- 最小3g、最大3,000gまでの測定が可能
- オートオフ機能付き
- 追加計量機能機付き
- リチウム電池1個使用
計量機能について
- 最小値3g
- 最大値3,000g
- 3~750gまでは1g単位で表示可能
- 751~3,000gまでは2g単位で表示
計量誤差について
- 750gまでは±2g
- 751gからは±6g
の誤差が生じる場合があります。
精密計量が必要な方には不向きとなっています。ご注意ください。
ダイソーの計量器(キッチンスケール)はリチウム電池1個を使用
リチウム電池を1個使用します。CR2032を使用。
リチウム電池は試供品が付いています。購入後すぐに使用可能。
予備が必要ならCR2032電池も100均で購入可能です。
ダイソーの計量器(キッチンスケール)の補助機能について
基本的な計量機能だけでなく、補助機能も搭載されています。
これらの機能をうまく活用することで、日々の計量作業がさらに便利になります
追加計量機能が非常に便利です
右下の0表示ボタンを押すことで0表示となります。
器の重量を差し引いてくれます。この0表示機能が非常に便利です。
オートオフ機能が付いていて安心
消し忘れ防止にオートオフ機能が付いています。嬉しい機能です
60秒間使用しないとOFFとなります。
この60秒をどう捉えるかですね。省エネの観点で見れば優れています。ただ、作業内容によっては短いと感じるかもしれません。
計量機能と計量誤差の実践レビュー
実際にどれだけ正確な計量ができるのか、いくつかのテストを行いました。
これにより、日常使いでの信頼性を検証します。
1万円札で10g以下の計量テスト実施
1万円札を使ってテストします。1万円札は1gとされています。参考:日本銀行
説明書には3gから計量となっています。1万円札3枚から測定できるはず。とりあえず1枚乗せます。反応しないのでしょうか。
1万円札1枚を計量
あれ?1gで計測できてしまいました。
追加で乗せてみます。
1万円札2枚と3枚を計量
一万円札2枚を計量。
2gで問題なし。
勿論、3gも問題なし。
3gからのはずですが、1g・2gでも普通に計量できてしまいます。
1万円札10枚を計量
1万円札10枚で10g問題ないですね。
※2g以下も計量できましたが、公式では3g以上からとされています。ご了承ください。
30g以下での計量テストを実施
次に、愛用しているワイヤレスイヤホンを測定してみました。公式発表で4gのイヤホンになります。
4gで問題なし。
次にイヤホンケースを測定。公式発表は28gです。どうでしょうか?
28gで問題ありませんね。
イヤホン
- 公式発表 4g
- 実測値 4g
- 誤差 0g
ケース
- 公式発表 28g
- 実測値 28g
- 誤差 0g
イヤホン、本体ともに公式発表と変わらない重量です。なかなかの精度ですね。
150g以下の軽量テスト
- 公式発表 45.3g
- 実測値 47.0g
- 誤差 +1.7g
1.7gの誤差が生じてしまいました。
次に公式発表で129gのスマホを計測します。
- 公式発表 129g
- 実測値 129g
- 誤差 0g
こちらは問題ありませんね。
- 電源は新品ではない
- 測定誤差は±2gとされている
この2点を考慮すると計測機能はスペック通りと言えます。
繰り返し制度のテストをしてみた
次は繰り返し制度のテストです。同じ製品を10回計測しました。
このシェーバーを10回計測してみます。
- 72g表示 9回
- 71g表示 1回
10回測定で1度だけ1g少なく計測されました。
価格を考えると、繰り返し制度は安定してると言えます。
ダイソー計量器( キッチンスケール)のメリット
メリット
- 安価で手に入る
- コンパクトなサイズ
- 視認性が良い
安価で購入可能できる
ダイソーで1,100円の製品は高く感じるかもしれません。
しかし、他社製品と比較すると十分に安価であることが分かります。最低限の機能も有しており、普段使いには十分な性能です。
コンパクトサイズなのでスペースを取らない
コンパクトサイズならではの利点があります。
- 省スペースで使用できる
- 保管スペースを必要としない
この2点です。
この製品なら、使用スペースや保管場所に悩む心配はないでしょう。
デジタル式で視認性が良い
税込み1,100円と安価ながらデジタル表示となっている。
針測定と違って正面から見る必要がない。視認性が優れています。
ダイソー計量器( キッチンスケール)のデメリット
見出しテキスト
- コンパクトであること
- ボタンは固くて押しづらい
- 滑り止めは機能しない
- 測定幅が狭い
- 精度が微妙
- 単位が1gである
欠点はありますが、値段を考慮すると全て許容範囲です。
小さいがゆえに大きなものを計りづらい
コンパクトゆえに大きなものは測りづらい。
- 大きな器を使用する方
- 私のような商品レビューで使う方
などは不十分な場面もあると思います。
コンパクトなサイズはメリットにもデメリットにもなります。
ボタンが固くて押しづらい
- ON/OFFボタン
- 0表示ボタン
どちらも固くて押しづらいです。
滑り止めは機能していない
滑り止めは全く機能していません。指で押して簡単に動いてしまいます。
滑り止めの摩擦を全く感じません。無いに等しいですね。一か所だけ抵抗があるので、当たり外れがあるのかもしれません。そうだとしたら、私のはハズレです(涙)
測定幅が狭い
測定幅が狭いです。
最小3g~最大3,000gとなっています。微量物や重量物を測定することが出来ません。
測定精度が微妙
- 750gまでは±2g
- 751gからは±6g
作業内容によっては、この誤差は致命的です。精度が必要な方は別の製品を購入しましょう。
単位が1gとなっている
1g未満が表示されない。
最小単位が1gとなっている。精密な測定を行うことはできない。
デメリットは許容範囲
欠点を羅列しましたが、価格を考慮すれば許容範囲です。後述するタニタ製との比較がそれを物語っています。
タニタ製 キッチンスケールとの比較
健康器具で有名なタニタからもキッチンスケールは販売されています。
ダイソーの計量器とタニタ製計量器のスペック比較
基本性能を比較してみました。
比較項目 | ダイソー | タニタ |
---|---|---|
価格 | 1,100円 | 1,300円 |
重量 | 200g | 205g |
測定範囲 | 3g~3,000g | 1g~1,000g |
本体サイズ | 横幅 11.5cm 奥行 17.0cm 高さ 2.6cm | 横幅 10.2cm 横幅 17.0cm 高さ 2.7cm |
天板サイズ | 横幅 11.1cm 奥行 11.1cm | 横幅 12.0cm 奥行 12.0cm |
測定単位 | 750g以下1g / 751以上2g | 1g |
計量制度 | 750gまで±2g 751g以上6g | 250gまで±2g 251g以上±3g |
オートオフ機能 | 60秒 | 360秒 |
電源 | リチウム電池1個 | アルカリ単4電池2本 |
ダイソーの計量器はタニタ製にも負けていない
スペック比較だけするとダイソーの製品は全く負けていません。
- 測定範囲
- 測定誤差
はスペック的には上回っています。
サイズはほぼ変わらない。タニタ製を意識したのか?というくらい違いがない。電源の電池は好みによるでしょう。100均の電池を使う前提ならタニタ製の方が安上がりです。
※あくまで公式発表のスペック比較です。ご了承ください。
信頼性や使い勝手はタニタが上
使い勝手や信頼性はタニタ製の方が上です。
タニタ製は吊るせる設計となっています。縦置きが可能と言うことになります。ダイソー製は縦置きなどについては説明書には記載されていません。基本的に測定機器は使用する向きで保管するものです。安心して縦置きができるタニタ製は優れています。
質感もタニタ製の方が上です。ダイソー製はオモチャのような安っぽい質感となっています。
価格は同じくらいです。好きな方を購入でよいでしょう。
100均の計量器(キッチンスケール)でも十分使える
デメリットを挙げたりと辛口評価した点もありますが、十分にお勧めできる品です。
- 価格は税込み1,100円
- タニタ製にも劣らぬスペック
- 省スペースで使用可能
- 軽量物の測定精度は高い
- 繰り返し制度は高い
安価な電子計量器をお求めの方は是非ご検討ください。
計量器は郵便物の測定・メルカリなどでも活躍します
私は料理は全くやりません。しかし、郵便物や配送品の重量測定で活躍してくれます。
各配送サービスには重量制限が設けられています。サイズ的にはかなり余裕を設けて設定されているのですが、たま~に『大丈夫かコレ?』って経験ありませんか。そんな時にも使えます。
郵便物の重量測定に便利です
例えば定形郵便物
- 重量25g以内 84円
- 重量50g以内 94円
となっている。
上記画像の郵便物だと94円分の切手が必要だと分かります。
メルカリやラクマ・paypayフリマで大活躍します
メルカリ便を例に挙げると
- ネコポス 1.0kgまで
- ゆうパケットポスト 2.0kgまで
となっています。
このサイズで重量を超えることは珍しいとは思います。ですが、商品の重量が不明で『なんか重いな(汗)』という事態に陥ったときに計測できるのは便利ですね。