ダイソー(100均)

【ダイソー キッチンスケール】100均で購入できる電子計量器。タニタ製との比較

2022年9月4日

ダイソーで販売されているキッチンスケールは、手軽に購入できるアイテムの一つですが、実際に使えるのか気になる方もいるかもしれません。

性能や使い勝手について疑問を感じている方も多いでしょう。この記事では、ダイソーのキッチンスケールを実際に使ってみて、どれだけ信頼できるかを詳しくレビューしています

100均は不安。そんな方は信頼のタニタ製にしましょう。

宗蔵
宗蔵

価格もダイソーの計量器と同程度です。

ダイソー計量器(キッチンスケール)の概要

このキッチンスケールはダイソーで気軽に買える点が魅力。

性能や使い勝手を考慮すると購入を検討する価値があります。

価格と購入場所は?

ダイソーのキッチンスケールのパッケージ
  • ダイソーで購入可能
  • キッチンコーナーに置いてあります
  • 価格は税込み1,100円
  • 白いボディで清潔感あり
  • 素材はプラスチック
  • ダイソー製ではない

全国のダイソーで購入が可能です。

ダイソーで販売されていますが、製造元はサイバートレーディング株式会社となっています。

白いボディで清潔感があります。無印良品などのアイテムとも相性が良さそう。本体はABS樹脂。プラスチック製なので少し頼りない感じがしますが、【軽くて小さい】を備えたアイテムです。

本体サイズと重量について

ダイソーのキッチンスケール本体

本体の寸法

  • 横幅 11.5cm
  • 奥行 17.0cm
  • 高さ  2.6cm

天板の寸法(枠ぶちを含む)

  • 横幅 11.1cm
  • 奥行 11.1cm

重量は

  • 重さ 約200g

となっています。※測定誤差はご了承ください。

最小重量と最大重量・計測誤差と計測精度はどれくらい?

  • 最小3g、最大3,000gまでの測定が可能
  • オートオフ機能付き
  • 追加計量機能機付き
  • リチウム電池1個使用

計量機能について

  • 最小値3g
  • 最大値3,000g
  • 3~750gまでは1g単位で表示可能
  • 751~3,000gまでは2g単位で表示

計量誤差について

  • 750gまでは±2g
  • 751gからは±6g

誤差が生じる場合があります。

精密計量が必要な方には不向きとなっています。ご注意ください。

ダイソーの計量器(キッチンスケール)はリチウム電池1個を使用

ダイソーのキッチンスケールに電池をセット

リチウム電池を1個使用します。CR2032を使用。

リチウム電池は試供品が付いています。購入後すぐに使用可能。

予備が必要ならCR2032電池も100均で購入可能です。

宗蔵
宗蔵

  

ダイソーの計量器(キッチンスケール)の補助機能について

基本的な計量機能だけでなく、補助機能も搭載されています。

これらの機能をうまく活用することで、日々の計量作業がさらに便利になります

追加計量機能が非常に便利です

コップを計量して0表示にする

右下の0表示ボタンを押すことで0表示となります。

0表示にしたコップに飲み物を入れて計量
0表示機能が有れば計量も簡単

      

器の重量を差し引いてくれます。この0表示機能が非常に便利です。

オートオフ機能が付いていて安心

    

消し忘れ防止にオートオフ機能が付いています。嬉しい機能です

60秒間使用しないとOFFとなります。

この60秒をどう捉えるかですね。省エネの観点で見れば優れています。ただ、作業内容によっては短いと感じるかもしれません。

計量機能と計量誤差の実践レビュー

実際にどれだけ正確な計量ができるのか、いくつかのテストを行いました。

これにより、日常使いでの信頼性を検証します。

1万円札で10g以下の計量テスト実施  

1万円札を使ってテストします。1万円札は1gとされています。参考:日本銀行

説明書には3gから計量となっています。1万円札3枚から測定できるはず。とりあえず1枚乗せます。反応しないのでしょうか。

1万円札1枚を計量

ダイソーのキッチンスケールで1万円札を1枚計量
1万円札1枚

あれ?1gで計測できてしまいました。

宗蔵
宗蔵

追加で乗せてみます。

1万円札2枚と3枚を計量

ダイソーのキッチンスケールで1万円札を2枚計量
2枚計量

一万円札2枚を計量。

2gで問題なし。

宗蔵
宗蔵
ダイソーのキッチンスケールで1万円札を3枚計量
3枚計量

勿論、3gも問題なし。

宗蔵
宗蔵

3gからのはずですが、1g・2gでも普通に計量できてしまいます。

1万円札10枚を計量

ダイソーのキッチンスケールで1万円札を10枚計量

1万円札10枚で10g問題ないですね。

※2g以下も計量できましたが、公式では3g以上からとされています。ご了承ください。

30g以下での計量テストを実施

ダイソーのキッチンスケールでイヤホンを計量

次に、愛用しているワイヤレスイヤホンを測定してみました。公式発表で4gのイヤホンになります。

4gで問題なし。

宗蔵
宗蔵

次にイヤホンケースを測定。公式発表は28gです。どうでしょうか?

ダイソーのキッチンスケールでイヤホンケースを計量

28gで問題ありませんね。

宗蔵
宗蔵

イヤホン

  • 公式発表 4g
  • 実測値  4g
  • 誤差 0g

ケース

  • 公式発表 28g
  • 実測値  28g
  • 誤差    0g

イヤホン、本体ともに公式発表と変わらない重量です。なかなかの精度ですね。

150g以下の軽量テスト

ダイソーのキッチンスケールでACアダプターを計量
  • 公式発表 45.3g
  • 実測値  47.0g
  • 誤差   +1.7g

1.7gの誤差が生じてしまいました。

宗蔵
宗蔵

   

ダイソーのキッチンスケールでスマホを計量

次に公式発表で129gのスマホを計測します。

  • 公式発表 129g
  • 実測値  129g
  • 誤差    0g

こちらは問題ありませんね。

  • 電源は新品ではない
  • 測定誤差は±2gとされている

この2点を考慮すると計測機能はスペック通りと言えます。

宗蔵
宗蔵

繰り返し制度のテストをしてみた

ダイソーのキッチンスケールでシェーバーを計量

次は繰り返し制度のテストです。同じ製品を10回計測しました。

このシェーバーを10回計測してみます。

宗蔵
宗蔵
ダイソーのキッチンスケールでシェーバーを繰り返し計量
  • 72g表示 9回
  • 71g表示 1回

10回測定で1度だけ1g少なく計測されました。

宗蔵
宗蔵

価格を考えると、繰り返し制度は安定してると言えます。

ダイソー計量器( キッチンスケール)のメリット

メリット

  • 安価で手に入る
  • コンパクトなサイズ
  • 視認性が良い

安価で購入可能できる

ダイソーのキッチンスケールの説明文

ダイソーで1,100円の製品は高く感じるかもしれません。

しかし、他社製品と比較すると十分に安価であることが分かります。最低限の機能も有しており、普段使いには十分な性能です。

コンパクトサイズなのでスペースを取らない

狭い場所にダイソーのキッチンスケールを置く

コンパクトサイズならではの利点があります。

  • 省スペースで使用できる
  • 保管スペースを必要としない

この2点です。

この製品なら、使用スペースや保管場所に悩む心配はないでしょう。

デジタル式で視認性が良い

ダイソーのキッチンスケールのデジタル部分

税込み1,100円と安価ながらデジタル表示となっている。

針測定と違って正面から見る必要がない。視認性が優れています。

ダイソー計量器( キッチンスケール)のデメリット

見出しテキスト

  • コンパクトであること
  • ボタンは固くて押しづらい
  • 滑り止めは機能しない
  • 測定幅が狭い
  • 精度が微妙
  • 単位が1gである

欠点はありますが、値段を考慮すると全て許容範囲です。

宗蔵
宗蔵

小さいがゆえに大きなものを計りづらい

ダイソーのキッチンスケールでノートパソコンを計量

コンパクトゆえに大きなものは測りづらい。

  • 大きな器を使用する方
  • 私のような商品レビューで使う方

などは不十分な場面もあると思います。

コンパクトなサイズはメリットにもデメリットにもなります。

宗蔵
宗蔵

ボタンが固くて押しづらい

ダイソーのキッチンスケールのボタンを示す
  • ON/OFFボタン
  • 0表示ボタン

どちらも固くて押しづらいです。

滑り止めは機能していない

  

滑り止めは全く機能していません。指で押して簡単に動いてしまいます。

滑り止めの摩擦を全く感じません。無いに等しいですね。一か所だけ抵抗があるので、当たり外れがあるのかもしれません。そうだとしたら、私のはハズレです(涙)

測定幅が狭い

測定幅が狭いです。

最小3g~最大3,000gとなっています。微量物や重量物を測定することが出来ません。

測定精度が微妙

  • 750gまでは±2g
  • 751gからは±6g

作業内容によっては、この誤差は致命的です。精度が必要な方は別の製品を購入しましょう。

単位が1gとなっている

1g未満が表示されない。

最小単位が1gとなっている。精密な測定を行うことはできない。

デメリットは許容範囲

ダイソーのキッチンスケールを上から見る

欠点を羅列しましたが、価格を考慮すれば許容範囲です。後述するタニタ製との比較がそれを物語っています。

タニタ製 キッチンスケールとの比較

   

健康器具で有名なタニタからもキッチンスケールは販売されています。

ダイソーの計量器とタニタ製計量器のスペック比較

基本性能を比較してみました。

比較項目ダイソータニタ
価格1,100円1,300円
重量200g205g
測定範囲3g~3,000g1g~1,000g
本体サイズ横幅 11.5cm
奥行 17.0cm
高さ  2.6cm
横幅 10.2cm
横幅 17.0cm
高さ  2.7cm
天板サイズ横幅 11.1cm
奥行 11.1cm
横幅 12.0cm
奥行 12.0cm
測定単位750g以下1g / 751以上2g1g
計量制度750gまで±2g
751g以上6g
250gまで±2g
251g以上±3g
オートオフ機能60秒360秒
電源リチウム電池1個アルカリ単4電池2本
タニタ製の価格はAmazon調べ

  

ダイソーの計量器はタニタ製にも負けていない

スペック比較だけするとダイソーの製品は全く負けていません。

  • 測定範囲
  • 測定誤差

はスペック的には上回っています。

サイズはほぼ変わらない。タニタ製を意識したのか?というくらい違いがない。電源の電池は好みによるでしょう。100均の電池を使う前提ならタニタ製の方が安上がりです。

※あくまで公式発表のスペック比較です。ご了承ください。

信頼性や使い勝手はタニタが上

タニタのキッチンスケールを吊るす

使い勝手や信頼性はタニタ製の方が上です。

タニタ製は吊るせる設計となっています。縦置きが可能と言うことになります。ダイソー製は縦置きなどについては説明書には記載されていません。基本的に測定機器は使用する向きで保管するものです。安心して縦置きができるタニタ製は優れています。

質感もタニタ製の方が上です。ダイソー製はオモチャのような安っぽい質感となっています。

価格は同じくらいです。好きな方を購入でよいでしょう。

宗蔵
宗蔵

100均の計量器(キッチンスケール)でも十分使える

ダイソーのキッチンスケールのパッケージを紹介

デメリットを挙げたりと辛口評価した点もありますが、十分にお勧めできる品です。

  • 価格は税込み1,100円
  • タニタ製にも劣らぬスペック
  • 省スペースで使用可能
  • 軽量物の測定精度は高い
  • 繰り返し制度は高い

安価な電子計量器をお求めの方は是非ご検討ください。

宗蔵
宗蔵

計量器は郵便物の測定・メルカリなどでも活躍します

ダイソーのキッチンスケールで封筒を検量

私は料理は全くやりません。しかし、郵便物や配送品の重量測定で活躍してくれます。

各配送サービスには重量制限が設けられています。サイズ的にはかなり余裕を設けて設定されているのですが、たま~に『大丈夫かコレ?』って経験ありませんか。そんな時にも使えます。

郵便物の重量測定に便利です

例えば定形郵便物

  • 重量25g以内 84円
  • 重量50g以内 94円

となっている。

上記画像の郵便物だと94円分の切手が必要だと分かります。

メルカリやラクマ・paypayフリマで大活躍します

メルカリ便を例に挙げると

  • ネコポス      1.0kgまで
  • ゆうパケットポスト 2.0kgまで

となっています。

このサイズで重量を超えることは珍しいとは思います。ですが、商品の重量が不明で『なんか重いな(汗)』という事態に陥ったときに計測できるのは便利ですね。

-ダイソー(100均)